漢旅しよう!! OYAZIとIの漢旅!! 煌(きらめき)Ⅲ!!最終章! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  先ほど、友人のメールから、ランボールギーニーはディアブロでなく、カウンタックと指摘が・・・・よーーく見ると確かにカウンタックでした。

 すまぬ。すまぬ。どうやらオヤジの知識も大したことは無いという事を暴露してしまったようだ。


 2時間程、クラッシックカー・フェステバルで十分に20代のキラメキを堪能した二人であった。


 昼になり、次にどうしようか?と、いうことになり、オヤジはに富良野で他に行きたいことかないか?と、尋ねた。

「麓郷(ろくごう)の森って、ここから近いかな?」友人Iは少し恥ずかしそうに言った。

「すぐ近くだが、麓郷ってあの北の国からのロケ地か?」

「実は北の国からのロケ地に行ってみたい。まだ、一度も行った事がないんだ。」

「わかった。すぐ近くだからこれから早速行ってみよう。」

「ああ。頼む!」


シメシメ!!ようやくこれでIに迫るチャンスが!!


 車で20分程走ると、北の国からのロケ地の麓郷についた。

ロケ地は「拾ってきた家ーやがて町」の場所、 「麓郷(ろくごう)の森」 、「五郎の石の家・最初の家」 の順に登って並んでいるのであるが、オヤジ達は五郎の石の家から、順に車で降りていくことにした。


 一場所の入場料は一人300円。見学所にしては良心的な価格である。


 友人Iは初めて見るロケ地を目を輝かして見ていた。

オヤジは絶好のブログのネタだ!!と家の中をパチパチとデジカメで撮り始める。

しかし・・・・よーーく見ると、写真はインターネットでの掲載は不可。という看板が・・・・






        _| ̄|○ 



    ガックシ!!


 家の中を見ると、すきまだらけの板1枚の掘っ立て小屋で正直な話、北海道をナメくさった建て方だと・・・・

絶対、この家に住むと凍死するぞ!!と感じた。


 ロケ地を見たは満足そうにしていた。


 それでは、帯広経由で帰りながら昼食をしようか。ということになり、OYAZIはキャンカーの行先を帯広に向けた。


 友人Iとの昼食場所探し。それは二人の間では、「地獄の昼食探し。」と呼ばれている。

 なぜならば、 食事は「安い!量が多い店!」というオヤジと違って、は昼食の場所をネットでご当地の人がおいしい。と推薦している店を探すグルメ党なのである。


 その為、昨年の岩見沢のクラッシックカー・フェステバルの時は、昼食場所を探して12時から岩見沢→夕張→芦別→旭川と、たった一杯のラーメンを食べるために、夕方5時まで彷徨ったのである。


 

  漢(おとこ)の食事はこう、こだわらなければいけない。


 さて、今回の昼飯は何時間後にありつけることやら・・・・・


 南富良野を通り、狩勝峠を越え清水に着いた時は2時近くになっていた。

清水のご当地グルメはラーメンである。場所は意外にすくにわかったのだが・・・・店の中をのぞくと

満席である!!いくら日曜日といえでも、昼過ぎの2時頃だ!!そうとうおいしのであろう。


 しかし、基本的には待って食べよう。という根性の無い二人であるから、そこはスルーをして次の町、芽室に向かう。


キリンに憧れて 第二部

 

 芽室のご当地グルメは、「あかずきん」という店のネギ・カツドンである。

 10年以上の古いカーナビではあるが、無事にこの店に到着した。


この時点で午後2時30分。

しまった!!店を撮ったが、メニューを撮り忘れた!!

 店内にはオヤジとIの二人しかいない。本当においしい店なのだろうか?と、オヤジの心配をよそに、ネギ・カツドンが出てきた。


 ネギ・カツドンとは、こまかいネギをばらまいたどんぶりにトンカツがのっかっているのだが、なかなかカツがサクサクしておいしい。値段は880円で味噌汁、オシンコ付きで良心的な価格である。

 さすがはご当地グルメに選ばれたメニューだ。


 3時頃に無事昼飯を終え、帯広はパスして、芽登を経由して置戸から北見に向かう。

 ここで、キャンカーの燃料ゲージは、残り1/3となっていた。距離は400キロを超えている。

こいつの限界走行は500キロがいいとろだ。その為、そろそろ、燃料を満タンにする必要がある。


 いつも、旅で思うことであるが、今日の朝、行ったところは、昨日のような昔に感じてしまう。

その為、たった1日のドライブではあるが、2日間も旅をしていると、錯覚してしまう。


 上士幌で燃料を満タンにして、芽登から置戸に向かう峠に入る。

遅い昼飯のためか、OYAZIはしばらく走ると生アクビをするようになった。

「OYAZI。眠くなったら言えよ。」は昨晩もOYAZIが寝ていないのに気づいて心配して声をかける。

「ああ。わかった。今回は眠くなったら、替わりに運転を頼む。」

そして、いよいよ置戸に近づいてきたら、本格的に睡魔が・・・・


「ごめん。I運転たのむ。幻覚が現れた。」と、OYAZIはに運転を替わってもらうことにする。

「わかった。」


 Iの職業はプロのドライバーだ。ある意味、オヤジの運転よりも安心が出来る。に運転を替わってもらったオヤジは、助手席に座るや否や、深い眠りに落ちた。


 オヤジが気がつくと、車は置戸に入っていた。40分程走ると、いつもオヤジが通っていた北見に着く。


(ちっ!また今回もIに迫れなかったか!!)



  オヤジはIの横顔を見ながら二人の漢(おとこ)旅の終わりを感じていた。



ふっ!!今度のチャンスこそ!!と、密かにIに迫る事に萌えるオヤジであった。

 


補足。

今回のかかった経費

燃料代:    9,719円

飯代:      1,630円(朝+昼)

お土産代: 650円

ロケ地の見学代: 600円(300円×2か所)


合計:12,599円


  旅の楽しさ:プライス・レス


   あれっ!!主(あるじ)さんのパクリだ!!)








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