14R フォーティーン・アール キターーーー!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車




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 昨日の夕方頃であった。普段めったにならないオヤジの携帯がけたたましくなり響いた。電話の主は14Rを注文したバイク屋のこれからお世話になるSさんからであった。

「ふっふっふっ。来ますよ。来ます。ついに14Rがやって来ます。明日、18日の昼頃に到着予定です。」


 という事で、今日は別件で休みを取っていたので用事をさっさと終わし、昼からバイク屋に家族を連れて向かうオヤジであった。

キリンに憧れて キリンに憧れて

キリンに憧れて

バイク屋に到着するとSさんは暖かく迎えてくれた。

 初めて見る14Rはオーナーであるオヤジに「こっちをみるんじゃねえ!!」とガンを飛ばしまくり不適な面構えをしていた。

 「は・始めまして。これから君のオーナーとなるオヤジです。よろしくお願いいたします。」と、14Rとオヤジの対決はしょっぱなから負けてしまった。

 「このライトはプロジェクターライトなので、夜は少し影ができますが、故障では無いので・・・・」と色々と説明をしてくれるSさんに「そんなの関係ないですよ。こいつはカワサキですから。」とカワサキフリークの定番の答えを返すオヤジであった。(実は夜は怖くて乗りません。とは言えなかった軟弱なオヤジである。)


 写真は向かって左からハヤブサ、オヤジの14R。そして今度14Rのグリーンに乗り換えた人が下取りに出した1400である。

 Sさんの話によると14Rはこれから4月までじゅうぶんに展示して他の人にも見てもらうので、バイク屋も4月の納車で助かるみたいである。

 1400の横に並んだ14Rは1400よりも更に小型化されていて、これならオヤジにもなんとか跨げそうな気がした。まだ、代金も支払っていないので「跨っていいですか?」と聞けなかった小心者のオヤジである。


 帰りの車でかみさんは、 あの人の名前を書いてあるバイクは何ていうバイクなの?」とオヤジに聞いてきた。

「????」

「最近のバイクは持ち主の名前を付ける事ができるんだね。だけどその人って恥ずかしくないのかしら?」

「誰の名前?」と聞くオヤジに

ハヤト!っていう人、しかもハヤトって人は同じバイクを色違いで2台も買っているみたいよ。」

「!・ひょっとして、それってハヤブサの事?」


隼人は隼に人が付いている名前ですからーーー!