キリンに憧れて 求めあう魂・14R フォーティン・アールとの出会い | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

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 これからの話はオヤジの勝手な妄想なので興味の無い人はスルーをば。

 縁という言葉がある。オヤジはこの14Rと良縁に結ばれたと最近は感じるようになっている。


 まず、オヤジの大型免許の合格が9月22日で、実際の免許取得が10月にはいってからだ。

 オヤジの場所は北海道で10月に入るとバイクは冬眠の仕度に入る。

 

 キリン諷に言えば免許の取得が1ヶ月早くても、1ヶ月遅くても14Rには出会えなかったのだ。

 9月の頭に免許が取れていたら、オヤジが乗るバイクはFX750かZZ-R1400または1100に決まっていたのだ。

 もちろん1ヶ月遅くなると、試験は中止で来春から免許の取り直しになるのだ。

 10月10日に14Rの鮮烈なデビュー。

ほぼ、1400に決めていたオヤジは14Rに心替えをするが、実際のバイクの購入金額で使える金額は100万までしかなかったので、14Rの購入はその時点では諦めていた。


 次に、母親の住んでいた実家の処分を行っていたのが、(この田舎では家の処分はなかなか難しく、何年も売家になっている空き家がたくさんあるので、実際オヤジも諦めていて、実家はバイクのガレージにするつもりでいた。)11月に急遽決まり、150万円ぐらいのお金が手元に入る事となったのだ。


 3番目に14Rの購入の事を色々と聞くと、逆輸入車のため、購入に半年ほどかかるらしく、6月から乗り始めるとなったら12月中には注文しておかないと、下手をすると9月頃まで手に入らない可能性が大である。(実際、2月の頭にバイク屋に行ったときに、これから14Rを注文すると、各店に割り当て制の為に今年中にはかなり厳しい状況らしい。)

 普通の感覚でいけば、まだ実車も見ていないうちに200万円近いお金を払うのはバカ以外何者でもないと思う。

 タイミング良く14Rの購入資金に目処が付いたオヤジは、実車も見ないで12月の頭に注文。1件のバイク屋は早くて7月に入荷でペケ。今回のバイク屋も丁度オヤジが注文した段階で14Rが確保できたらしい。

 

 そして、最後に未だに不思議なのは、母親の遺産が入ったとき別に使い道が無いので貯金にしょう。と言い郵便局で貯金の手続きをしているときに、冗談で「バイク買っていい?」とかみさんに聞いたときであった。その時は特に再びバイクに乗りたいとか、大型免許を欲しいとかは別段思ってはいなかったのだ。

 普通なら「バカか?ダメに決まっているしょ。」といわれるのが当たり前なのだが、(実際、郵便局の人にも言われたのだが・・・)

 何故か、かみさんは「あんたの母親の財産だから、自分の好きなように使えば。」と言い。「人生は一度しか無いから後悔しない生き方をしないとね。」と言ってくれたのだ。

 その言葉に勇気を付けられ、オヤジはその足で大型自動2輪の免許取得を行ったのだ。それからの話はブログの「ターニングポイント」で書かれていた通りである。

 免許をとった後にかみさんに「よく、オヤジがバイクに乗ることに賛成してくれたな。」と言い、

「人生は一度しか無いから後悔しない生き方をしないとね。」と言ってくれたのにはオヤジは感謝しているよ。とかみさんに向かって話すと、かみさんはきょとんとして、

「何?その話?私はそんな事は言った覚えはないよ。」とオヤジ向かった言い放った。

 

 その言葉に愕然とするオヤジに「きっとバーチャン(母親)がオヤジに天国から告げたんでない?」と言い、このかみさんは侮れないと思ったオヤジであった。