そしてキリンへ  バトルマシン 魔王14R降臨!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 キリンのバトルマシンは1100カタナ、モヒのマシンはCBR1100R改だ。

 そしてキリンに憧れた僕の乗るマシンは・・・当然ZZ-R1400だろう。と思っていた。あの日がくるまでは・・・・・


 昨年、2011年10月10日、一つの記事が僕を震撼させた。そう、ZZ-R1400の後継車、ZX-14Rが発表されたのだ。


 大型自動2輪の免許を取得中、ZZ-R1400は当時のオークションの中古市場は70万円後半、高くても100万円であった。そして、10月には後継車のZZ-R1500が出るともウワサされていた。

 またそのスタイルも1400の大きな特徴である6眼が廃止されZX-10Rの2眼が採用されると大幅な予想であった。

 正直なところ、1500は2眼になれば良いと思っていた。そのおかげで僕の欲しい1400の中古は値下がりし、6眼のフェイスは1400だけのものとなりのだ。


 早速、14Rの映像をネットで確認すると・・・なんと1400の一番の特徴である6眼のライトが伝承されていたのだあった。しかも14Rは1400よりもかなりブサイクなデザインであった。

 少しがっかりしたが、更に1400の中古で満足するために14Rとの大きな違いを雑誌で調べようと、バイク雑誌を20数年ぶりに購入した。

 その雑誌ではZX-14RはZZ-R1400よりも外見は変わらないのだが、備やフレームの中身は60%ほど大幅に変更されているとの事であった。

 その日、僕は何度も14Rの記事を読み返し、また、ネットで14Rがハヤブサをぶち抜く映像を繰り返し見続けていた。


 いままで、世界最速とされているハヤブサ(あのY2Kは別ですよ。あれは一般市民には手が届かないものですから。)に何度も煮え湯を飲まされているZZ-R1400・・・・・

 メーカーの威信をかけ十数年に1度のスパンで登場したカワサキ最強のバトルマシンZX-14R・通称フォーテンR・・・


 僕はその日から年甲斐も無くフォーテンRにうなされていた。

まさしくミイラ取りがミイラになってしまったのだ。

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