そしてキリンに バイクスーツは・・・・・ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 大型自動2輪の卒業後、実際に免許が自分の手元に来たのは10月の前半であった。

 僕は来春に向けて(僕のいるところは北海道の為、実際にバイクに乗れるのは4月後半から10月前半までです。)自分のキリン化計画を進めていた。

 

 最初に悩んだのは、バイクウェアーであった。オークションを連日、連夜見て気にいった皮ジャンかツナギを探していた。

 当然、キリンに憧れているので、バトルスーツも考えていたが、どう考えても新品で25万円は僕にとっては高すぎた。また、オークションでバトルスーツが出ていたが、サイズはMで全然小さすぎた。

 そうしているうちに皮のツナギにグローブとブーツがセットになって6万5千円で出品しているものがあった。

 そのツナギは色は黒と金でデザインは悪くないが、今のメタボ化している僕の体系にあうかどうか?疑問があった。

 そんなこんなで悩んでいるときにサイズはXLとなっている、バトルスーツが6万5千円で出品されたのであった。しかし、これもウエストが僕より2cmの小さかった。


 4日間悩みに悩んだすえ、僕は清水寺から飛び降りるつもりで、このバトルスーツの入札をおこなった。しかも終了時間は会社の飲み会で、帰ってこれない時間帯なので、大枚をはたいて、出社前の入札であった。(今でもかみさんにはこのバトルスーツのお金は、恐ろしくていえません。)

 その夜、バトルスーツは僕のものになった。

 これで、僕の完全にキリン化路線が決定となった。