NOAHの１・２有明アリーナ大会や全日の大晦日の大会と比べるとやはり新日の東京ドーム大会は上でした。ただ、NOAHファンとして言い訳をすれば、メインが残念だっただけで他は良い試合だったと思っています。メインがもう少し締まれば良かったですが、それでも新日の東京ドーム大会の方が、現時点では上だと思います。ただ、３万人入っていなかったのにびっくりしました。もっと入っている様に思えるくらいの熱気だったと思います。
正直、前半の４試合までは微妙でしたが、鷹木とタマの試合からは圧巻でした。特にセミのオカダとブライアン・ダニエルソンは良かったです。ダニエルソンは、以前、NOAHにも上がっていた時があり、その当時はジュニアの枠で、KENTAと良いライバル関係にあったイメージが強いです。アメプロはあまり見ないので、その後のスーパースターと言われる活躍時代は正直分かりません。ただ、現在のオカダとのライバルストーリーも有りだと思うので、今後、日本だけではなく海外でも試合をして二人のブランドを築いていけばと思います。
しかし、こうなるとオカダと清宮の対戦が遠のくなと・・・
それから、メイン後の展開も良かったと思います。特に働き者のEVILには頭が下がります。最後のベルトを持って挑発しているところからの、SANADAが動いた瞬間に瞬時にちゃんと片膝を付いて、シャイニングを喰らうと言う素晴らしい芸術的なやられ方を見ました。あれは、少しでもタイミングがズレていたら、あんなに綺麗に決まらないと思うので、救出したことではなく違ったところに感動しました。
そして、１・５の墨田区総合体育館大会ですが、チケット完売だけあって客入りが半端ないです。ただ、試合内容に関しては、前日の１・４東京ドーム大会と比べると、物足りさはありましたし、若干、グダグダな試合もあったと思います。
まぁ、昔から新日は、大きな大会と地方大会の差が激しいので、新日ぽいと言えば新日ぽいなと思いました。
年末年始に数団体の試合を見る機会があり、見ましたが、DDTと東京女子はそれぞれ独特の雰囲気等があり、そしてそれをちゃんとファンが共有できていて、規模は違えど素晴らしいと感じました。
その中で、規模も含め、やはり一番なのは新日だと思いました。ブシロード新日になってから、ファンとの間で築いてきた信頼関係もあってか、素晴らしい空間になっていたと思います。
その一方で、全日やNOAHは、まだファンと本当の意味での信頼関係が築けていないと言うのが分かりました。特に全日は、いきなり闘魂スタイルと言われても、まだ戸惑っている段階だと思います。今後、どうなっていくのか様子見の段階だと思いっています。ただ、離脱者が出ているのが気になります。
NOAHは、セミで終わっていれば、まだ新日には勝てないにしても、これから追いついて追い越してやると言う雰囲気になったと思いますが、少し残念でした。ただ、いつまでも飯伏と丸藤を批判していてもダメだと思うので、試合順も含め悪かったことは反省して、これからのことに全力を注いだ方が良いと思います。
最後に、２日間、清宮の無駄遣いをしていた様に思いました。清宮も新日に出て、名前は十分覚えてもらったと思うので、今後はNOAHに専念して欲しいです。