新日本プロレスの背中はまだ遠い・・ ~NOAH1・2有明アリーナ大会感想~ | ザッキーのブログ

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はじめまして。
気が向いたら更新しますので、よろしくお願いします。

NOAH1・2有明アリーナ大会結果

 

昨日、配信にて生観戦しましたが、すぐに感想を書かずに、少し落ち着いてからと決めていました。

 

まず、全体を通しての感想としては、去年、新日本プロレスの背中が見え、もしかしたら手が届く様になる日も来るのではないかと思っていましたが、昨日の有明アリーナ大会を見ると、まだまだ遠いと実感しました。また、去年の世界最強タッグ決定リーグ戦の最終戦を見て、全日本がNOAHを越し、もしかしたら新日本まで超すのではと期待しましたが、年末年始の大会を見て、それもどうやら遠のきそうな気がしています。

細かいことを言えば、マイクも会場のせいなのか、音響のせいなのか分かりませんが、途切れることがありましたし、最後も、最後に流れる予定の清宮のテーマがフライングで流れるお粗末な演出でしたし、潮崎の登場もタイミングが違っていたと思います。その辺も含めて、新日本プロレスが業界1位でいるのには、しっかりとした理由があるのだと再認識させられました。

ただ、NOAHには、拳王・ジェイク・清宮がいて、ベテラン勢にも潮崎・杉浦・丸藤といるので、しっかりとしたものを見せ、うまく世の中に伝わる様になれば、大丈夫だと思っています。なので、昨日の大会を見て、マイナスだけではないと思っています。むしろ、この後、どう巻き返して行くのか楽しみです。

 

では、試合の感想を・・

 

【ダークマッチ第1・2試合】

 個人的には素晴らしいオープニングマッチだったと思います。試合結果には驚きましたが、小澤と大和田のライバルストーリーも今後、どう展開するのか楽しみです。それと、誰と組んで、どのユニットに入るのかも楽しみです。

 ダークマッチ2試合目は、良くも悪くもNOAHのダークマッチだったと思います。ただ、この試合に出ていた数名の選手がまた登場するとは、この時点では、想像できませんでした。

 

【第1試合:GHCジュニアヘビー級タッグ選手権3WAYマッチ】

 ファンの方には申し訳ないですが、結果が残念でした・・ まぁ、諸事情があるのだなと思っています。アレハンドロもドラゴンゲートのベルトを持っていまし、ベインとウルフ兄弟は来日の日程等もあると思うので、そう考えると順当なベルト移動だと思いました。言い方は悪いですが、これで、ベルトの敷居が低くなったので、誰にでもチャンスがあると思っています。近藤・宮脇組、小峠・Hi69組等にもチャンスが・・

 

【第2試合】

 この試合は、イマイチテーマのない試合だったと思いますが、それぞれが見えるものは見せていたと思いますし、ネクストを感じさせる展開もあったので、モリスとアレクサンダーの今後に期待です。

 

【第3試合】

 結果論ですが、もう少し後でやっても良かった試合だと思います。二人らしい試合で、良い試合だったと思います。結果は残念でしたが、今後もまだ続きがありそうなので、期待したいです。ただ、北宮が今の位置と言うか、中堅レスラーとしてレスラー生涯を終えようとしているのではあれば、このままの試合スタイルで同型と良い試合をすれば良いですが、トップになりたい天下を取りたいと言うのであれば、違った試合もできないと難しいと思います。

 

【第4試合】

 やっと小島聡に勝利した潮崎が試合後に何を言うか注目が集まっていましたが、チーム結成の宣言でした。しかも、スローガンまで挙げての決意表明でした。個人的には、あのメンバーはまだ出来ると思っていますし、小型化した現代のレスラーに大きさで勝るレスラーたちが、つぶしに行くところを見たいですし、それに負けずに這い上がってくるところも見たいですし、大歓迎なのですが、悲しいことに会場の反応はイマイチでした。これは、セミの後に拳王と対峙した時にも感じた現在の潮崎の支持率だと思います。まずは、この状況を打破できるかどうかで、このチームの運命が決まると思います。マイクでは勝てないのは分かっているので、リング上で表現するしかないと思います。

 

【第5試合:愚零闘咲夜降臨】

 この試合は、まずは『MONDAY MAGIC』でやれば良かったと感じました。まぁ、最初なのでこんなものかと言ったところです。徐々に自分なりの愚零闘咲夜を構築していけば良いと思うので、このまま尻窄みにならないことだけ祈っています。

 

【第6試合:佐々木憂流迦プロレスデビュー戦】

 経験者だけに、入場から凄かったと思います。試合内容も良かったと思いますし、何より、今後はす杉浦と行動を共にする様になる様なので、期待しかないです。出来れば、旧杉浦軍のメンバーたちと組んだり戦ったりすれば面白いと思います。

 

【第7試合】

 この試合は、ザックがやばかったです。下手したら、一人でも勝てたのではないかと言った感じです。あのHAYATAが何もできないくらい凄かったです。NOAHでのHAYATAのテクニックは上位だと思いますが、新日のトップどころであるザックと対戦するとこうも力の差があるのかと思ってしまいました。ザックのベースがNOAHとは言え、やはり新日とNOAHの差はかなりあるのだと思いました。

 それと、1・4東京ドームで対戦する棚橋ですが、ザックに勝てる要素がまったくないと思って見ていました。もし、明日、棚橋が勝ったら、『〇〇芸』と言うしかないなと思っています。

 

【第8試合:GHCジュニアヘビー級選手権試合】

 結果は残念でしたが、ダガは強いの一言です。ダガから誰がベルトを取れるのかまったく想像できません。

 

【第9試合】

 結論から言うと、6対6になった意味なかった様な気がします。最初に発表されたカードで、セコンドを巻き込んでの試合内容で良かったと思います。ただ、昨日の宮脇は良かったと思います。それと、個人的には、普通のシャイニングより、昨日の最後の様に、発展型のシャイニングが好きです。相手が膝を付いて待っているのもどうかと思ってしまうので・・

 そして、この結果を踏まえて、明日の1・4東京ドーム大会がどうなるのかまったく想像できないです。

 

【第10試合:GHCヘビー級選手権試合】

 予想を上回る良い試合でした。しかも、予想に反し、自分より大きな征矢を相手にしても、拳王は終始、余裕を持って試合をしていたと思います。見ていて、拳王が征矢の技を受けることによって、好試合になっていたと思います。試合内容そしてマイクを含めて、今のNOAHの中心に選手であることは間違いないと思いました。

 ただ、1・13後楽園ホール大会でのタイトルマッチはどちらにも勝って欲しいので、少し複雑です。

 

【第11試合:メインイベント】

 いわゆる問題の試合ですが、あきらかに飯伏のコンディションが悪かったです。その逆で、丸藤は良いコンディションで臨んでいたと思います。技もキレキレでした。ただ、契約やらなんやらで、勝敗は決まっていたと思われる試合でした。

 しかし、最後に、ジェイク・リーと清宮が出てきたことによって興行的には救われたと思います。当初は試合順は関係ないと思っていましたが、やはり大事だと思わされる大会だったと思います。昔、小橋さんの初防衛戦を有明コロシアムで見た時に、セミまで酷い内容でしたが、メインの『小橋対本田多聞』が素晴らしい試合で、それまでのことを忘れて満足して帰った記憶があります。自分も試合順は関係なく、その日一番の試合をすれば良いと言っていましたが、綺麗事でした。配信で見る分には良いかもしれませんが、生観戦となるとそうはいかないと思われます。安くないチケット代と会場までの交通費やら食事代やらと考えれば、それなりに満足して帰りたいと思うのは当然だと思いました。

 プロレスファンをしている身からすると、ハッピーエンドだけが全てではないと思う部分はあるので、その時々のニーズをしっかり汲み取る力も団体には必要だと思わされる大会だっと思います。昨日に関しては、結果論になりますが、GHCヘビーの試合と拳王のマイクで終わりと言うのが一番良い形の締めだったと思います。