(A481)首都高速道路レビュー~埼玉編~ | BLUEのブログ

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今回は首都高速道路のうち、埼玉県の区間のみをピックアップしてみました。埼玉県には全部で5路線あり、新都心線を除いて往復4車線とされています。

 

では、スタートします。なお、順番は路線番号順としております。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

【  5  池袋線】

起点:東京都千代田区竹橋jct

終点:戸田市美女木jct

全長:21.3km

埼玉県区間:笹目橋~終点(延長2.9km)

 

都心から埼玉方面へ抜けていく重要な路線で、関越道が首都高と繋がっていないためその連絡路としての役割を果たす。その重要度もあってか、全線で4車線以上が確保されながら交通量が追い付いていない。なお、池袋線は首都高では珍しく小刻みに延伸しながら完成させた道路であり、着工から全通まで30年も掛かっている。もしかすると、周辺の人口密度だけならこの池袋線沿線が一番かもしれない。

 

終点から北側はそのまま大宮線へ続いていく。

 

【  6  三郷線】

起点:東京都葛飾区小菅jct

終点:三郷市三郷jct

全長:10.3km

埼玉県区間:小溜井引入水門橋~終点(延長5.7km)

 

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1985年の「つくば科学博」に合わせて開通した。都心から常磐道へ連絡する道で、八潮市民の重要な足として機能する。首都高の中では比較的新しい区間(ただし、埼玉県内に限れば最も古い)であり、線形が良いため80km/h制限となっている。

 

終点から北側はそのまま常磐自動車道へ続いていく。

 

【  S1  川口線】

起点:東京都足立区江北jct

終点:川口市川口jct

全長:13.1km

埼玉県区間:中居橋~終点(延長7km)

 

 

首都高としては昭和最後に開通した区間。都心から東北道へ連絡する道で、東京都へ入る首都高では唯一埼玉線である事を示す「S」が表記される。ただし、全区間が外環以南に位置するため、2012年までの料金体系は他の東京都区間と同等であった。全線で線形が良いので80km/hで走行できる区間が多い。

 

終点から北側はそのまま東北自動車道へ続いていく。

 

【  S2  新都心線】

起点:さいたま市中央区与野jct

終点:さいたま市見沼区さいたま見沼出入口

全長:5.8km

 

 

2006年に開通した「埼玉新都心線」。さいたま新都心を東西に貫く路線で、さいたま市では「埼玉東西連絡道路」として位置付けられている。ただし、大半の区間で交通量が1万台/日未満であるためか、現在でもほぼ全ての区間が暫定2車線となっている。なお、この路線の半分を占める「新都心トンネル」は途中でさいたまスーパーアリーナの直下を通過する。

 

終点から東側は東北道の浦和ICへ延伸する計画がある。また、起点から西側は核都市広域幹線道路の構想があり、与野jctからさらに所沢方面へ進めるように設計されている。

 

【  S3  欠番】

なぜか欠番となっている。ちなみに、外環の番号は C3 だけど、この番号は明らかに後付けだからなぁ。

 

【  S4  欠番】

東京では新宿線が4号線となっているが、埼玉県では流石に忌み番である「4」の使用はためらったか。

 

【  S5  大宮線】

起点:戸田市美女木jct

終点:さいたま市中央区与野出入口

全長:7.8km

 

 

1998年に開通した「埼玉大宮線」で、池袋線と一体になってさいたま市の西部を通過する。全線が新大宮バイパスの上を通り、国道17号BPである「埼玉中央道路」の専用部として位置付けられている。ただし、元々は同ルートに都営三田線を通す予定だったそうで、1985年の埼京線開通に伴い新線建設の必要性が薄れた事から首都高へ用地を転用したという。

 

起点から南側はそのまま池袋線へ続いていく。また、終点から北側は上尾道路に沿って圏央道の桶川北本ICまで延伸する計画があり、上尾南出入口までは2026年頃の開通を目指す。

 


 

こんな感じでしょうか。ちなみに、以前は埼玉県区間で400円の均一料金とされ、東京都区間とは別料金となっていました。しかし、2012年以降は都県の枠組みがなくなって、首都高全体での距離別料金に移行する事となり現在に至ります。

 

今日はこれで終わります。なお、埼玉県の高速道路の一覧は以下のブログを参照して下さい。