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さて、今回はゆりかもめに関する内容を投稿してみます。
ゆりかもめは1988年に臨海副都心を結ぶ交通機関として設立された第三セクター鉄道事業者です。当初は「東京臨海新交通」とされ、路線名も「臨海線」としていましたが、1995年の開業からすぐに愛称の「ゆりかもめ」が定着し、1998年にはそのまま「ゆりかもめ」を商号にして現在に至ります。路線データは次の通りです。
【路線データ】
【全体マップ】
ゆりかもめの車庫は有明駅の南側(東京ビッグサイトの隣)にあり、全ての検査をここで行います。途中でレインボーブリッジを渡るのが特徴で、この区間は勾配が大きいのでループ構造となっているのがポイントとして挙げられます。
各区間の開通年は以下の通りです。
- 新橋駅は当初100mほど東側にあり、2001年になって現在の位置に移転している。
- 豊洲駅の東側は延伸準備が施され、線路の末端が北へカーブするようになっている。当初は勝どきまでが答申路線となっていたが、現在は「都心部・臨海地域地下鉄構想」を優先する方針に変更されている。また、東京BRTとはルートが近接している。
- 最初の開業が1995年と比較的新しいからか、全駅がフルスクリーン式のホームドアになっている。
ちなみに、線路自体は一本で繋がっていますが、免特許上では鉄道と軌道が混在しています。詳細はこんな感じでしょうか。
車両
現有車両は次の通りで、全て6両編成となっております。
【6両編成】
7300系:18本
7500系:8本
- かつては7000系や7200系も走っていたが、2013年以降から置き換えられて現在は全車廃車となった。
なお、7300系と7500系は見た目に若干の違いがあるもののスペック的には同じであり、マイナーチェンジとして扱う書籍もあります。基本スペックは以下の通りです。
【7300系・7500系】
- 7300系は2013~16年、7500系は2018~20年に製造された。
- 千の位が「7」なのは臨海副都心が7番目の副都心である事に由来する。
- 百の位・十の位は編成番号で、7300系→7500系への移行の関係で第49・50編成が欠番となっている。
- 一の位は号車番号で、京成グループや横浜市営地下鉄などに採用例がある。
- 直角駆動式は日暮里・舎人ライナー(カルダン式を含めると相鉄や多摩モノレールも該当)などに採用例がある。
ダイヤ
基本的には新橋~豊洲の通し運転となっておりますが、時間帯によって一部が有明発着となります。また、コミケやモーターショーなどのイベントがある際は臨時増発を実施する事があります。
【日中時間帯】
(平日ダイヤ)
(休日ダイヤ)
- 平日が12本/時(5分間隔)、休日が15本/時(4分間隔)で、全て新橋~豊洲の折り返し運転となります。
【朝ラッシュ時】
両方向共に最大19本/時で、有明発着が数本設定されています。
【夕方~夜】
平均12~17本/時程度で、平日の夕方は有明始発新橋行きが設定され、夜は休日を含めて両方向からの有明行きが多くなります。
運賃・所要時間
新橋~豊洲の所要時間は31分(運賃390円)です。ちなみに、銀座線⇒有楽町線(銀座一丁目乗り換え)で行くと15分程度(運賃180円)となります。所要時間と運賃は次の通りです。
【新橋からの所要時間】
【運賃】
今日はこれで終わります。さて、このブログを読んだ人で「青梅」と「青海」を間違えた人は果たしてどれぐらいいるのだろうか!?
【参考画像】
※JR青梅駅で撮影した「ここは青梅駅」の図。