(N169)プロ野球背番号レビュー(50番台) | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

(Since 2020.10.12 from Ameba No.380)

 

40番台にもどる

 

今日の内容はプロ野球「背番号」レビューの続きで、50番台について投稿します。

 

では、スタートします。なお、順番は「00」からスタートし、以降は「0」から番号順に並べております。

 


 

(参考データ)

以下の表が各番号における最長着用者である。

 

  • 知っている人なら分かると思うが、岡田貴弘=T-岡田である。

50

 

下の名前を見ると一世を風靡した選手が多く見受けられる。特に1980年代に野球を見ていた人ならヤクルトにいたホーナーによる「ホーナー旋風」を忘れていない方も多いはず。また、タレントとして活躍したアニマルだったり、最近だとベニー摂津なども記憶に残っているだろう。もちろん、出世番号として「満塁男」駒田や2年連続最多勝の青柳阪神)などの名前が挙がる。

 

なお、「悲運の名将」で知られる西本幸雄阪急を初優勝へ導いた時にこの番号を着用していた。

 

【主な着用例】

西本幸雄、駒田憲広、アニマル、ホーナー、ペドラザ、ベニー、栗原健太、摂津正、下園辰哉、青柳晃洋、大嶺翔太 ほか

 

51

 

もはや「51=イチロー」と言わんばかりにイチローのイメージで固定されてしまったのがこの番号。鈴木一朗としてオリックスに入団して以降、ヤンキース移籍まで「51」を変えなかったというのも特筆すべきで、アメリカでは「エリア51」と呼ばれる事もあったとか。イチロー以外では基本的に出世番号で、古くは土井大杉、現役では鈴木誠也がこの番号を着けて成長していった。

 

ちなみに、NPBにおける最長着用者は元西武大島裕行である。イチローはMLB時代を含めれば26年もの着用期間を誇るものの、日本には9年しかいなかったので実はTOP3にも入らない。

 

【主な着用例】

古沢憲司、土井正博、大杉勝男、イチロー、鈴木尚典、小関竜也、川岸強、鈴木誠也、宮崎敏郎、石川直也、中野拓夢 ほか

 

52

 

この番号はイチローの追っかけで知られる「ムネリン」こと川崎宗則の印象が強いだろうか。ちなみに、ソフトバンク時代に「52」にこだわった理由が「イチローの次の番号だから」というイチロー愛に満ちた回答を出している。また、阪神ファンなら松井キラーで知られた遠山の印象があるだろう。現役だとやはりロッテのクローザーである益田が代表格になる。

 

なお、下記の名前にあるバース2016年に緊急来日日本ハムに在籍した投手で、MLBに復帰した現在も「52」を着用している。

 

【主な着用例】

大島公一、遠山奬志、川崎宗則、栗山巧、金泰均、バルディリス、中村悠平、益田直也、ジョンソン、サンズ、バース ほか

 

53

 

この番号の印象は阪神ファンなら赤星ヤクルトファンなら五十嵐といった感じで分かれるはず。この2人は同時代に圧倒的な活躍を見せ、とにかく速さというものを知らしめた。現役だと阪神で赤星の系統を受け継いだ島田や、楽天から巨人へ移籍した高梨などが挙げられる。

 

しかし、赤星はわずか9年で350盗塁を達成しており、もし現役を続けられる状態だったら福本豊に次ぐ盗塁記録を残していただろう。

 

【主な着用例】

五十嵐亮太、林昌樹、赤星憲広、青木勇人、福地寿樹、ホワイトセル、ロマン、高梨雄平、島田海吏、パットン、泉圭輔 ほか

 

54

 

若手時代の槙原や「ジョニー」黒木などが代表格になるが、現在では阪神曰く「いい外国人の番号」としての印象が強いだろうか。事実、阪神ウィリアムスメッセンジャーという球史に残る大投手の系統を無視する事はできないはず。ソフトバンクでもホールトンデスパイネオスナと受け継がれており、最近では西武ロッテでも率先して外国人が着用するようになっている。

 

一方で、日本ハム及び広島DeNAはこれまで外国人の着用例がない。

 

【主な着用例】

槙原寛已、平塚克洋、ウィリアムス、グラマン、藤村大介、ホールトン、メッセンジャー、デスパイネ、サイスニード ほか

 

55

 

かつては吉村禎章のように若手の出世番号であり、秋山翔吾がシーズン安打記録を出した時はこの番号だった。現在は国民栄誉賞を受賞した松井秀喜の影響か、長距離砲に着けられる傾向が多くなっている。事実、T-岡田オリックス)や村上ヤクルト)はその松井を意識してこの番号が着けられている。ちなみに、投手ではソフトバンクなどで活躍したスタンリッジが印象深い。

 

ちなみに、最長着用者である大道典嘉は「南海ダイエーソフトバンクの3球団全てに在籍した事がある」かつ「福岡ダイエーホークス期間中に一度も移籍した事がない」唯一の選手であった。

 

【主な着用例】

吉村禎章、大豊泰昭、大村巌、松井秀喜、嶋重宣、T-岡田、リック、スタンリッジ、エルドレッド、秋山翔吾、村上宗隆 ほか

 

56

 

御子柴進茂野吾郎……パッと見ると某野球漫画のキャラクターを連想してしまうかもしれない。しかし、「ROOKIES」の御子柴は「進」ではなく「徹」である。「MAJOR」の茂野吾郎は設定上サイ・ヤング賞を受賞しながら打者としても活躍した事になっており、もはや「56」の代表的な存在になっている。ちなみに、リアル茂野吾郎な大谷翔平は「11」→「17」と変遷しており、日本代表でも「56」ではなく「16」を着用する。

 

現実に「56」を着けた選手で茂野吾郎に最も近かったのはDeNAにいた「8番・ピッチャー」ウィーランドだろうか。ただ、これを実現させたラミちゃんはすでに監督を退任。……残念!!

 

【主な着用例】

村田真一、御子柴進、大家友和、柳瀬明宏、中島卓也、中崎翔太、松田遼馬、ウィーランド、田浦文丸、茂野吾郎 ほか

 

57

 

代表選手のほとんどが21世紀以降の選手に集中する。特にリリーフ投手の活躍が目立ち、條辺以降で三瀬小山、さらには嘉弥真といったブルペンに無くてはならない存在のメンバーが名を連ねる。野手では若手時代の英智が目立つ存在か。

 

ちなみに、最長着用者の上田浩明西武でスーパーサブとして活躍した内野手で、黄金期以降は守備力の高さから特に重宝された存在だったそうだ。

 

【主な着用例】

彦野利勝、鶴岡一成、條辺剛、三瀬幸司、蔵本英智、小山伸一郎、ミコライオ、山田修義、嘉弥真新也、北山亘基 ほか

 

58

 

この番号はやはり2017年にセーブ記録を更新したサファテを入れなければならないだろう。特に2017年の日本シリーズ第6戦で3イニングを投げたシーンはもはや伝説となっている。ちなみに、稲葉篤紀は「41」のイメージが強いが、2005年に日本ハムへ移籍した際に1年だけこの番号を着用していた。

 

えっと、ジャクソンオンドルセクについても書かなきゃいけない!?そりゃリリーフ投手として活躍して、リーグ優勝に貢献したのは本当の話だけど…。(以下略)

 

【主な着用例】

宮地克彦、大西崇之、ホッジス、稲葉篤紀、サファテ、立岡宗一郎、辛島航、ワゲスパック、ジャクソンオンドルセク ほか

 

59

 

やはり審判にボールを投げつけたガルベスが良くも悪くも印象的で、投球だけでなく打撃も非凡なセンスを持っていた。最近だとオリックスでオールスターに出場した塚原楽天時代の菊池保則の名前が挙げられる。現役ではDeNAでトミー・ジョン手術から復活した平良拳太郎に注目したいが、番号が番号だけに今後若い番号に変更してしまう可能性が…。

 

ちなみに、プロレスラーで知られたジャイアント馬場は実は元プロ野球選手で、巨人馬場正平として「59」を着けた球界最長身投手だった。なお、身長209cmは現在でも日本人記録として残っている。

 

【主な着用例】

石毛博史、ガルベス、ぺルドモ、相川亮二、細谷圭、ダーウィン、菊池保則、塚原頌平、平良拳太郎、ジャイアント馬場 ほか

 


 

60番台は次回投稿します。50番台は1人の選手のイメージが強い傾向だけど、そりゃ松井やイチローといったレベルだとそうなるよな…。

 

60番台へつづく