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今日の内容は、「駅」レビューの日比谷線の後編です。
では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。
【全体マップ】
※THライナー停車駅は有料で示す。
【H-12】八丁堀駅
江戸城の「八丁堀」から名付けられた地域。ただ、歴史ある地名であるにも関わらず、周囲の建物で「八丁堀」と名乗るものは少ない。アクセスは良いものの特に目立つものがなく、ビジネス街と住宅街が混在した印象でむしろ静けさすら感じられる。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 桜川公園
- 京華スクエア
- 本の森ちゅうおう
- 中央区立京橋図書館
- 中央区立郷土資料館
- 東京ダイヤビル
- 東京住友ツインビルディング
- 新川公園(隅田川テラス) ほか
有料【H-13】茅場町駅
駅の呼び方は「ちばちょう」ではなく「かやばちょう」が正しい。駅近くの「兜町」は東京証券取引所があり、かつては世界三大金融街として知られていたが、山一証券が破綻して以降は徐々に金融の要素が失われていった。それでも数多くの企業本社が現在もあり、アクセスの良さもあってビジネスホテルが多く点在している。
ホームを降りると東西線に沿う形で地下通路があり、これは日本橋駅まで続いている。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 渋沢シティプレイス
- 花王本社
- カネボウ化粧品本社
- さくら日本橋ビル
- 東京証券会館
- 第二証券会館
- KABUTO ONE
- 東京証券取引所
- 茅場町ファーストビル
- 茅場町タワービル ほか
【H-14】人形町駅
駅周辺は日本橋人形町の庶民的下町的な雰囲気が強い。駅南側には明治座まで続く「甘酒横丁」があり、多くの飲食店が建ち並ぶ。しかし、日本橋の大都会の風景がたった一駅、それも1km足らずでここまで庶民的となる辺りに東京の奥深さを感じられるはず。
南側にある半蔵門線の水天宮前駅は開業した1990年以降長らく別駅扱いとなっていたが、2018年になって連絡運輸を開始した。
【駅周辺施設】
- 甘酒横丁
- 浜町川緑道
- 明治座
- 東京シティエアターミナル(T-CAT) ほか
【H-15】小伝馬町駅
日本橋エリアの北側にある駅。単独駅かつ多くの主要駅に挟まれた立地もあって利用客が少なく地味な感じで、ビルだけが多く建っている印象。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 十思スクエア
- 十思公園
- 伝馬町牢屋敷跡
- 東京商品取引所 ほか
有料【H-16】秋葉原駅
もはや「アキバ系」と呼ばれるほどに国内外で広く知られるようになったオタクの聖地。秋葉原電気街から始まった文化はIT社会になるにつれゲーム・アニメ、そこから「萌え系」が出るとそこから派生して「会いに行けるアイドル」といったジャンルを生み出した。2010年代にはAKB48が社会現象を起こすなどの一大ムーヴメントを起こすレベルまで進化しており、「ラブライブ!」など秋葉原を舞台にする物語も少なくない。街全体が独特の雰囲気をまとい、初めて行く人は色んな意味で衝撃を受ける。
日比谷線からのホームだと岩本町駅が近く、2013年からは都営新宿線との連絡運輸が実施されている。
【駅周辺施設】
- 神田川
- アキバ・トリム
- アトレ秋葉原
- ヨドバシAkiba
- 秋葉原センタープレイス
- 秋葉原UDX
- 秋葉原電気街
- 秋葉原ダイビル
- 秋葉原コンベンションホール
- 秋葉原富士ソフトビル
- 東京タイムズタワー
- 住友不動産秋葉原ビル
- ベルサール秋葉原
- AKB劇場
- ちよだパークサイドプラザ
- 三井記念病院
- 日本通運本社 ほか
【H-17】仲御徒町駅
上野御徒町エリアの東側にある駅。中心地からは外れているので地味な印象があるが、JRの線路を越えればアメ横商店街や上野公園にある不忍池などもあり、上野松坂屋も目立つ存在となる。さらに駅西側には湯島天神への「学問のみち」もあったりと見どころは決して少なくない。
銀座線の上野広小路駅は同一駅扱いで、これ以外にも都営大江戸線の上野御徒町駅及び山手線の御徒町駅も乗り換え駅として指定されている。
【駅周辺施設】
- 御徒町公園
- アメ横商店街
- パルコヤ上野
- 上野松坂屋
- 上野イーストタワー
- 湯島天神 ほか
有料【H-18】上野駅
台東区総合庁舎下車駅。当駅は東京の北の玄関口として古くから知られており、日本で最初の地下鉄として開業した区間である事から分かるようにその重要さが分かる。JRの線路の東西で雰囲気が異なり、西は上野公園に直結しているので緑が多く見えるが、東は様々な要素の入った建物密集地であり、特にラブホテルの並ぶエリアはアングラな雰囲気が強く感じられる。
なお、当駅の東側には銀座線の上野検車区があり、日本で唯一となる地下鉄の踏切が見られる。ただ、銀座線は第三軌条なので生足で触れると命に係わる。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- アトレ上野
- 上野恩賜公園
- 上野の森美術館
- 上野動物園
- 東京文化会館
- 国立西洋美術館
- 上野東照宮
- 東京都美術館
- 上野学園大学
- 東京地下鉄上野検車区 ほか
【H-19】入谷駅
上野から1駅行った住宅街の中にある駅。駅を降りると首都高速上野線の終点や大通り同士の交差点があるので交通量は多い。そして、日本一とされる吉原のソープ街には徒歩10分ぐらいで到達する。
なお、相模線の入谷駅とは決して間違えてはならない。もし間違えてしまった場合、移動には1時間半以上の時間を要する。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 入谷鬼子母神(真源寺)
- 日本医療労働会館
- 鷲神社
- 台東病院
吉原風俗街ほか
【H-20】三ノ輪駅
当駅の北で地上に出る。駅前の交差点は「大関横丁」となっているが、駅周辺には「横丁」らしきものはなく、すでに消滅したものと思われる。なお、かつては銀座線を当駅まで延伸する計画があった。
駅北側には都電荒川線東京さくらトラムの起点となる三ノ輪橋停留場があるが、正式な乗り換え案内は実施していない。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 浄閑寺
- 東盛公園
- 東京電力パワーグリッド上野支社
- たなかスポーツプラザ ほか
【H-21】南千住駅
当駅付近は北千住駅と共に旧日光街道の千住宿があった場所で、現在こそターミナルを北千住に譲ったもののJR貨物の駅が直結していたりと流通の要所としてまだまだ機能している。また、日比谷線の車庫は当駅が所在地である。隅田川が近くを通り、東へ進むと川沿いの公園がある。
当駅にはTXと常磐線も停車するが、連絡運輸は実施していない。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- ブランズタワー南千住
- アクレスティ南千住
- 荒川区南千住駅前ふれあい館
- 東京地下鉄千住検車区
- JR貨物隅田川駅
- BiVi南千住
- LaLaテラス南千住
- 都立汐入公園
- 荒川ふるさと文化館
- 東京ガス千住テクノステーション ほか
【H-22】北千住駅
東京都では赤羽駅に並ぶ北のターミナルの1つとして挙げられる。特に東武では当駅に0kmポストがあり、ホームも2階建てになっているなど起点の浅草駅よりもこちらが始発駅なのでは?という感じすら漂う。日光街道のある西口に商店が集中しており、東口はしばらく歩くと荒川が見えてくる。なお、JR側では当駅を千代田線と常磐線の境目として扱っており、そのためか北千住~綾瀬が特別運賃区間となっている。
日比谷線とJRでは改札を通らずに乗り換えが可能。当駅が東武と東京メトロの共同使用駅であるからか、半蔵門線直通の場合では押上~北千住の運賃は原則として計算されず、千代田線経由での運賃が計算される。ただし、間違っても「北干住(きたかんじゅ)」と書いてはいけない。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 千住ミルディス
- エキア北千住
- 東京電機大学東京千住キャンパス
- 東京藝術大学千住キャンパス
- あだち産業芸術プラザ
- 錦糸トレーニングセンター
- 東京芸術センター天空劇場
- 帝京科学大学
- 足立区立中央図書館
- 荒川河川敷運動公園 ほか
以上です。北千住駅から先は東武スカイツリーラインと直通しますが、北越谷駅までは緩行線の線路を通り、その線路にはほぼ日比谷線直通しか走らないからか「東武日比谷線」と揶揄される事が多いです。一応、THライナーが急行線を走るようにはなったのだが…。
東武スカイツリーラインへつづく…かも(笑)