(A110)神奈川県主要地方道レビュー(70番台) | BLUEのブログ

BLUEのブログ

スケールのでかいオレの投稿

60番台にもどる

 

今日は神奈川県道レビューの続きで、70番台に関する内容を投稿します。

 

70番台は主に県西地域を通る主要地方道です。全体マップは下記のリンクを参照して下さい。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

【県道70号:秦野清川線】

起点:秦野市名古木交差点

終点:愛甲郡清川村宮ヶ瀬北原交差点

全長:30km

愛称:宮ヶ瀬レイクライン

 

県道64号とともに「宮ヶ瀬レイクライン」と呼ばれ、起点から10kmほど進んだ「ヤビツ峠」は神奈川県民の自転車愛好家で知らぬ者はいない。ほとんどが1車線であり「険道」として知られているが、神奈川県を南北に貫く「自動車通行可能」な道路としては最西端を通るため、最後の砦として通らなければならない場合がある。

 

【県道71号:秦野二宮線】

起点:秦野市国立病院入口交差点

終点:二宮交差点

全長:11km

 

 

秦野中井IC直結かつ西湘地区を南北に貫く道として重要度が非常に高い。そのためアップダウンは多いものの、ほとんどの区間が4車線であり丘陵地を通るので信号が少ない。このように扱いだけなら国道級であり、大体の車は法定速度を大幅にオーバーするため、県道70号とはまた違った意味で注意が必要。

 

【県道72号:松田国府津線】

起点:足柄上郡松田町庶子交差点

終点:国府津IC

全長:13km

愛称:以下の通り

  • 厚木街道(国道246号の旧道区間)
  • 小田原環状道路(第一森戸橋西側交差点以南)

主な沿線:御殿場線(東山北~国府津)

 

 

足柄平野の東端を通る平坦な幹線道路。起点付近は国道の旧道で、大井町内で国道255号と重複する。ほとんどが2車線であるが、終点付近は小田原環状道路の一部であり6車線となる。また、終点付近は数年前まで非常に狭く「険道」として知られていた。

 

【県道73号:小田原停車場線】

起点:小田原駅西口

終点:小田原市早川口交差点

全長:1.3km

愛称:足柄街道(青橋交差点~城山中学校入口交差点)

 

 

小田原駅と国道1号をつなぐ2車線の県道。かつては小田原城を半周するルートを辿っていたが、最近になってトンネルをくぐって国道135号へ直進できるようにルート変更された。そのため、たった1km強でありながら重要度は高く、新しい道なのでそれなりに走りやすい。

 

【県道74号:小田原山北線】

起点:小田原市早川口交差点

終点:足柄上郡山北町岸入口交差点

全長:17km

愛称:足柄街道(久野交差点以南と飯沢交差点~竜福寺交差点)

主な沿線:以下の通り

  • 小田急線(小田原~足柄)
  • 大雄山線(五百羅漢~大雄山)

 

足柄平野の西端を通る2車線道路で、久野交差点以南は「足柄街道」と呼ばれる。起点付近は県道73号と重複している。小田厚をオーバーパスする久野坂は坂がきつく狭いため「険道」とされている。それ以外は平たんな道なりである程度の道幅は確保されている。なお、終点は国道246号山北バイパス開通後も246旧道のままとなっている。

 

【県道75号:湯河原箱根仙石原線】

起点:湯河原駅入口交差点

終点:足柄下郡箱根町仙石原交差点

全長:43km

愛称:以下の通り

  • 駅前通り(起点~奥湯河原入口バス停)
  • 椿ライン(奥湯河原入口バス停~箱根関所南交差点)
  • 東海道(国道1号との重複区間)

 

湯河原から箱根の山を登る典型的な山岳県道で、国道1号以北は芦ノ湖の東を通って金時山のふもとに達するリゾートライン。箱根関所南交差点から見えるのは箱根駅伝の往路ゴール地点である。仙石原といえばあの「エヴァンゲリオン」の第3新東京市であるが、実際には集落が並んだ田舎らしい山の風景である。ただ、椿ラインはカーブが多い「険道」区間なので、お金に余裕がある人なら湯河原パークウェイから箱根へ入る事をオススメする。全体的に景色がいい区間が多い。

 

【県道76号:山北藤野線】

起点:足柄上郡山北町向原東交差点

終点:相模原市緑区日連入口交差点

全長:50km

愛称:厚木街道(国道246号の旧道区間)

 

神奈川県一長いかつ唯一分断区間が存在する主要地方道である。分断区間とは犬越路林道であり、一般車両は通行止め。山北町の清水橋交差点以東は国道246号の旧道である。山北側は丹沢湖へ行き、相模原側は国道413号→国道20号への抜け道となるため、キャンプシーズンになると交通量が非常に多くなる。

 

【県道77号:平塚松田線】

起点:平塚市土屋橋交差点

終点:足柄上郡松田町籠場交差点

全長:14km

 

 

大磯丘陵を東西に貫く山岳県道。東海大学の正門付近が起点となっている。道は坂の多い狭い2車線であるが、最低限の道幅は確保されており信号も少ないため走りにくさはあまりない。そのため国道1号・246号の抜け道としても使う事もできる。また、平塚市側から秦野中井ICへ至るバイパスも計画されているらしい。

 

【県道78号:御殿場大井線】

起点:御殿場市役所北交差点

終点:大井松田IC

全長:29km

神奈川県区間:南足柄市足柄峠→終点(延長16km)

愛称:足柄街道(竜福寺交差点以西)

 

 

別名「足柄街道」「矢倉沢往還」とも。足柄峠を越え、神奈川県の主要地方道では唯一静岡県を通る。全体的に坂の多い山岳道路であり、国道246号の抜け道としては適さない。ただし、大雄山駅以東は足柄大橋を通り大井松田ICまで弾丸のように貫く上、道も2車線だが非常に余裕がありスピードが出やすい。

 

【県道79号:欠番】

 

 


 

しかし、神奈川県の主要地方道は30・60番台の番号が余っているのに、後半の70番台がなぜか埋まっているという。どんだけ重要な地域なんだ…。

 

80番台へつづく

 

※このブログは2014/2/21(金)にYahoo!ブログで投稿した内容を修正したものです。