(N046)都営大江戸線 | BLUEのブログ

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今日投稿する内容はかつて都営12号線と呼ばれていた都営大江戸線についてです。

 

 

大江戸線は都庁前から飯田橋・両国・大門・六本木・新宿といった都心部を回り込んで再び都庁前に戻った後に北西へ進み光が丘まで行く路線です。優等列車はなく、全て各駅停車で走ります。路線データは次の通りです。

 

【路線データ】

 

【全体マップ下矢印

  • 駅ナンバリングは新宿西口を【E-01】、そこから外回り方向へ番号を進めて都庁前を【E-28】、終点・光が丘を【E-38】としている。

車両基地は地下の木場(清澄白河駅付近)・高松(光が丘駅付近)と地上の西馬込にありますが、西馬込回送時は同じ標準軌でも規格の異なる浅草線を走るので、汐留の連絡線を経由して専用の機関車で回送されます。

 

ホームドアは2011年の「3.11」以降に順次設置が進んでいき、2013年までに全駅への導入が完了しています。

 


 

各区間の開通年は次の通りです。

 

  • 新宿~光が丘は当初「都営12号線」を名乗っており、東京では唯一路線名が決まっていない地下鉄だった。
  • 光が丘以西は東所沢までの延伸予定がある。このうち大泉学園町までは途中2駅設置で、延伸区間ではすでに道路が建設されている。
  • 大泉学園町(仮)駅は、西武池袋線の大泉学園駅とは位置が異なる。

他社路線の乗り入れはなく今後も計画はありませんが、大江戸線は「都営」地下鉄なので、延伸ルートのうち埼玉県内は別会社になる可能性もあります。ただし、都営新宿線の本八幡駅は東京都ではなく千葉県に位置しています。

 

以前は大泉学園町から上石神井・西荻窪・千歳烏山・経堂・三軒茶屋・笹塚を経由して都庁前へ戻る形で延ばす「8の字運転」計画がありました。ただ、こちらは「エイトライナー」との絡みもあって答申路線に入った事がありません。

 

  車両

 

現有車両は次の通りで、全て8両編成(16.5m3ドア車)となっております。随時更新予定。

 

【8両編成】

12-000形:30本

12-600形:29本

  • 本数は2024/2/6(火)現在。
  • 12-600形は2026年まで増備される予定となっており、順次12-000形を置き換えていく。
  • 大江戸線はリニアモータ制御なので、全M車が原則となっている。
  • 開業時は6両編成だったが、1997年の新宿延伸時に8両化された。

全線地下構造の単一地下鉄最長路線でいわゆる「6の字運転」をするのが大江戸線の特徴ですが、最大の特徴はリニアモータ制御の車両で営業運転する事です。建設費を削減するためにこの特殊方式が採用されたそうです。

 

ホームドアがあるので目立たないかもしれませんが、線路をよーく見ると真ん中に鉄心が埋め込まれているのが分かります。鉄心の中には永久磁石が隠れており、車体にある電磁石との吸引と反発を交互に繰り返しながら走行します。そのため、大江戸線の車両には専用のリミットスイッチを搭載し、モータのN極とS極を交互に反転するように制御しています。下の写真はグリーンラインのセンター北駅で撮影したものですが、線路構造が同じなのでここに掲載します。

 

 

ただし、中央新幹線のように車体の浮上はせず、鉄車輪で走行するのでスピードが出ません(といってもL0系の500km/h超が異常なだけであり、通勤車両程度のスピードは出せる)。その代わり非粘着運転のため急勾配や急曲線に対応できるメリットがあります。さらに、普通よりも車輪が小さいので低床式の車体を製造する事が可能となり、そのためトンネル断面を縮小できるという一面もあります。

 

また、リニアモータだとスイッチ制御での走行が可能なので、将来的にはゆりかもめのように無人自動運転にする事も物理的には可能です(正確には制御室みたいなのをどこかに作ってそこで車両を一括制御する感じになるが)。

 

 

  ダイヤ

 

行先は外回りが光が丘行きで、内回りが都庁前行きです。ただし、大江戸線は「6の字運転」をする事から分かりやすさのために○○・●●方面」と案内する事があります。外回りは蔵前駅まで、内回りは築地市場駅までが該当します。

 

基本的には都庁前~(循環)~都庁前~光が丘の通し運転となっておりますが、日中を除く時間帯は清澄白河発着の設定があります。

 

【日中時間帯】

6分間隔(10本/時)で運転し、途中駅での発着運用はない。

 

【朝ラッシュ時】

外回り:最大18本/時

  • 7時台までは清澄白河始発が多数設定されている。
  • 7:15~8:10に都庁前駅2番線を出発する運用は、4号車が女性専用車となる。

内回り:最大19本/時(清澄白河発着が5本前後)

  • 7時台までは清澄白河始発がある一方で、8~10時台は逆に清澄白河行きが多く設定されている。
  • 7:00~8:30に光が丘駅を出発する運用は、4号車が女性専用車となる。

【夕方~夜】

両方向共に8~13本/時程度で推移します。終電以外では曜日問わず1本だけ新御徒町行きが存在します。

 

清澄白河行きは終電まで2本/時程度ありますが、逆の清澄白河始発は平日夕方の内回りのみです。

 

  所要時間

 

所要時間は環状部が60分、都庁前~光が丘が22分(運賃280円)です。主要駅で区切ると次の通りとなります。

 

大江戸線停車駅の図】

 

【各区間の所要時間】

 

【都庁前乗り換えを利用】

※乗り換え時間+5分を含む。

 

【もし間違えたらマズいだろうシリーズ】

※所要時間が短い順に並べ替えてある。

 


 

今回はこんな感じです。それにしても大江戸線はほとんどの駅が深い。特に麻布十番~六本木は深すぎ。核シェルターになるとかそのための備蓄倉庫があるとか言われているけど、これじゃ歩いて行った方が早いんじゃねーの!?

 

つづく