(N045)中原街道 | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

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今日の内容は東京平塚を短絡する道、中原街道に関してです。

 

 

名前の由来は諸説あり、途中の川崎市にある中原町から付けられた説とか平塚市の中原御殿から付けられた説とかありますが、実際のところよく分かっておりません。

 

ただ、東海道の脇街道として古くから使われていた事は間違いなく、あの徳川家康が江戸入りする際にこの中原街道を使ったという話もあります。

 

分かるのは、全区間非常にアップダウンが激しい道である事です。さらに、道も狭い箇所が多々あり中原街道だけで東京~大磯間60kmを走破する人はなかなかいません。

 

ルートの概要は以下の通りです。

 

【路線データ】

 

【全体マップ下矢印

  • 五反田駅から北の国道1号では「桜田通り」の愛称がある。
  • 横浜市の一部区間(主に緑区と旭区)は環状3号線として整備された。
  • 綾瀬市では独自で「春日新道」という名称を付けているが、オードリー春日を含めて誰もそう呼ぶ者はいない

 


 

ここから先は自転車ロードにおける大まかな特徴を記載します。なお、全て下り方面へ向かう事を考えて記載する事をご了承下さい。

 

  東京都区間

 

(桜田通り)

 

まず桜田門から「桜田通り」を道なりに進んでいきます。いくつか曲がる所がありますが、流石に天下の国道1号線なので案内も分かりやすいものとなっております。

 

途中で東京タワー慶応大学を通ります。なお、三田2丁目交差点を直進すると第一京浜へ抜けていきます。

 

峠と呼べるのは飯倉交差点と高輪台駅付近の2つでしょうか。ただ、その峠も道が非常に広いためあまりきつい感じはありません。

 

(都道2号)

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五反田駅からは国道1号と分かれます。五反田~多摩川は7kmです。結構坂があり渋滞も少なくありませんが、道が広いため自転車で走ってて不快には感じませんでした。

 

ちなみに、環八から旧道を進むとあの福山雅治の曲で知られる桜坂を下る事となります。

 

  神奈川県区間

 

(川崎市)

 

多摩川の丸子橋から神奈川県に入ります。なお、橋を渡った後に直進方向へ進むと綱島街道に行ってしまいます。気になるのが、丸子橋の時点から「茅ヶ崎市」の案内がある事。まぎれもなく、サザンオールスターズの桑田佳祐の地元・茅ヶ崎です。

 

しかし、丸子橋~茅ヶ崎の43kmが一本道とはいえ、東名圏央道がある今の世の中でそのまま標識をバカみたいにたどる奴はいないでしょう。

 

川崎市内はこれまでの4車線が2車線となって道が狭くなりますが、坂はほぼないと考えてもいいでしょう。

 

(横浜市)

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横浜市内に入りますと、再び道が広くなります。勝田橋付近を除けばアップダウンを繰り返します。ただし、市境から4kmほど進むと突き当たりとなり、右折すると茅ヶ崎市方面へ進みます。そこから平台交差点を左に曲がらないとあざみ野駅方面へ行ってしまうため注意が必要です。

 

港北ニュータウンを抜けた後はららぽーと横浜付近に近づきますが、なぜかここだけが狭くなっています。鶴見川の近くで再び突き当たりとなり、ここを右に曲がっていきます。

 

アップダウンはここからが本番。鶴見川を渡りますと、長坂と呼ばれる2kmに渡る急な坂に入ります。特に中山を過ぎると段階的にきつくなり、旭区へ入ると坂が終わります。自転車ではこの坂は10km/h台しか出ませんが、逆に進むと70km/hは軽く出ます。

 

そこからも急なアップダウンの繰り返し、上がって下がって変速ギアが大活躍。国道16号を越えるとやや坂はゆるやかになりますが、この状況は大和市境まで続きます。道が広くカーブが少ないのが幸いでしょうか。

 

(大和市)

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大和市に入ると再び道が狭くなり、風景も田舎っぽくなります。ただ、最初の坂を越えれば4kmぐらいは楽できます。なお、桜ヶ丘交差点までは近いうちに4車線化されるので走りやすくなるはずです。大和市の最後の方になると厚木基地の南端となり、ここだけ見晴らしがものすごく良くなります。

 

 

(綾瀬市)

綾瀬市に入ったところで左へ曲がり、ここから2kmほどアップダウンが続きます(直進すると海老名方面へ行ってしまう)。ただ、これを越えれば終点まで上り坂はありません。港北ニュータウンからギアを消耗し続けて20km。いかにこの中原街道が丘陵地を通ってるかが分かります。

 

 

(藤沢市)

やがて坂を下って藤沢市に入ると平坦な道なりです。特に用田交差点からは真っすぐになりますが、いかんせん道が狭いのでそこだけは注意して下さい。

 

高座郡寒川町)

ここから先はトリッキーなルートです。本当は突き当たりの景観寺前交差点を左に曲がりたいのですが、本来の中原街道は右へ曲がります。なお、この交差点は左右共に旧大山道(県道44号)です。

 

ちなみに、左折して県道45号をそのまま辿ると「茅ヶ崎中央通り」となり、茅ヶ崎駅で行き止まりとなります。

 

(相模川以西)

 

以下の区間は相模川の橋を除いて坂が全くない区間です。

 

一之宮小学校入口交差点より先は2つにルートが分かれ、ここでいよいよ相模川を渡ります。テキストだけでは分かりにくいと思うので、上に地図を示しておきます。県道46号の交差点を直進すると【田村の渡し】左へ曲がると【四之宮の渡し】です。

  • 【田村の渡し】は県道47号となり、神川橋を渡って平塚市へ入った後、旧田村十字路を左へ曲がります。
  • 【四之宮の渡し】は県道46号に入り、圏央道が見えたところで右に曲がり湘南銀河大橋を渡ります。

いずれのルートも国道129号より西は生活道路となりますが、湘南銀河大橋~県道61号の区間では現在「都市計画道路藤沢寒川線」の名で4車線への拡張工事が進んでおります。このルートが【四之宮の渡し】からの道筋とほぼ一致します。

 

真土駐在所付近で2つのルートが合流します。県道61号の新大縄橋まで直進し、そこから左に曲がると中原上宿遺跡歩道公園が見えてきます。ここから先は再び生活道路になりますが、随所に中原街道の跡地が見えてきます。途中に平塚市立中原小学校がありますが、実はここは中原御殿の跡地です。

 

中原御殿跡を左に曲がるとしばらく西へ進み、ホワイト急便の手前(海抜9.5mの柱)を左折します。ここからしばらく進むと国道1号が見えてきます。国道1号と合流して、化粧坂交差点から旧道へ入って東海道線が見えたら終点となります。

 


 

もしこの道を走破しようと思い自転車で行ったりすると、国道1号経由の数倍は体力を消耗します。

 

仮に東京から湘南海岸へ行くとしたら、自分は中原街道ではなくそのまま国道1号を辿るか東海道線を使います。ただし、大学時代に自転車で東海大学から家に戻る時、寒川~港北ニュータウンで中原街道をひたすら走って家に戻った事があります。

 

今日はここまでです。なお、一部区間が重複する横浜環状3号線については以下のリンクを参照して下さい。