(N051)東京メトロ南北線 | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

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今回の投稿は東京メトロ南北線に関する内容です。この路線は「都心部・品川地下鉄構想」の話と直結するので、今後10年で大きく変わるはずです。

 

 

南北線は目黒から東京都心部を南北に貫き赤羽岩淵まで行く路線です。赤羽岩淵より先は埼玉高速鉄道(埼スタ線)で線路は14km先の浦和美園まで続きます。目黒~白金高輪は都営三田線と重複(公式には南北線として扱われる)。路線データは次の通りです。

 

【路線データ】

 

【他社乗り入れ区間】

 

【全体マップ下矢印

 

南北線の車庫は地下の王子神谷と地上の浦和美園にありますが、検査時は埼玉高速鉄道の車両を含めて千代田線の北綾瀬まで回送されます。

 

他社路線の乗り入れは目黒以南は東急目黒線に入り、相鉄線の海老名まで直通します。東急線内では急行運転を行いますが、南北線では各駅停車であるため、上り列車は目黒駅で種別が切り替わります。

 


 

各区間の開通年は次の通りです。

 

  • 東急目黒線とは2000年から直通運転を開始している。
  • 過去には臨時で東急東横線を経由してみなとみらい線の元町・中華街まで入線した実績がある。

なお、品川~白金高輪は南北線延伸の答申路線として組み込まれ、2022年に免許を取得しました。この区間は都営浅草線の高輪台駅付近を通りますが、中間駅は設けない方向だそうです。

 

また、埼スタ線には岩槻・蓮田方面への延伸計画があり、このうち岩槻までを第1期区間、蓮田までを第2期区間として位置付けています。ちなみに、戦前には蓮田~神根(戸塚安行駅付近)にて武州鉄道がほぼ同じルートを通っておりました。

 

延伸区間の駅はこんな感じになるでしょうか。

 

【埼玉高速鉄道】

(目黒方面⇒)浦和美園埼玉スタジアム前目白大学岩槻北岩槻蓮田

  • 岩槻で東武アーバンパークライン、蓮田で宇都宮線と接続する。
  • 赤字は既存駅、青字は新駅(駅名は仮称)としている。

 

  車両

 

現有車両は次の通りです(乗り入れ車両含む)。随時更新予定。

 

【8両編成】

(東京メトロ)

9000系:1本

(都営)

6500形:13本

(東急)

3000系:13本、3020系:3本、5080系:10本

(相鉄)

21000系:9本

 

【6両編成】

(東京メトロ)

9000系:22本

(埼玉高速鉄道)

2000系:10本

(都営)

6300形:24本

  • 本数は2023/12/13(水)現在。
  • 都営車の乗り入れは目黒~白金高輪のみ。
  • 運用は東京メトロが「S」、埼玉高速鉄道が「M」、都営が「T」、東急が「K」、相鉄が「G」となっている。
  • 現在は6両編成だが、ホーム自体は乗り入れ先を含めて全駅で8両対応であり、2030年までに全車両を8両化する。
  • 9000系は中間増結車2両×13本を発注したとの事。

現時点で都営の車両は南北線に入れず、逆に東京メトロの車両は都営三田線に入れません。これは有楽町線副都心線の東武車・西武車の扱いに似ており、又貸しを防ぐ意味合いでこのような形を取っております。

 

現時点では9000系の1次車(9101~08F)がB修繕工事を終えました。それ以外では埼玉高速鉄道が2024年に8両編成の新車を導入する予定があります。

 

  ダイヤ

 

白金高輪駅を境に形態が分かれます。南北線には基本的に終点の浦和美園まで運転しますが、時間帯によって赤羽岩淵で折り返す運用もあり、ラッシュ時には鳩ヶ谷や王子神谷での発着も存在します。

 

急行は基本的に地下鉄線内は各駅に停車し、南北線直通が新横浜発着、三田線直通が海老名発着となります。ただしラッシュ時は一部例外もあります。

 

各駅停車は都営6300形に限り種別表示を行いません。相鉄線どころか新横浜線まで行くのは数える程度で、大半が日吉か白金高輪で折り返します。

 

【日中ダイヤ】

  • 白金高輪を境に南が5分間隔(12本/時)で、北が6分間隔(10本/時)。
  • 目黒線直通のうち、南北線三田線が半数ずつに分かれる。
  • 急行(4本)は全て新横浜線へ入線し、各駅停車(8本)は日吉発着となる。
  • 埼スタ線まで行くのは5本/時で、赤羽岩淵発着と交互に来る感じ。

【朝ラッシュ時】

白金高輪以南:最大24本/時急行が8本)

  • 三田線直通が半数程度設定されている。

白金高輪以北:最大19本/時(白金高輪発着が6本)

  • 埼スタ線まで行く運用の一部は鳩ヶ谷発着となる。

【夕方~夜】

両方向共に8~15本/時程度で、ほとんどが浦和美園発着となる。白金高輪以南では南北線系統の方が多い。なお、白金高輪発着が3~6本/時ほど存在する。

 

  所要時間

 

目黒~浦和美園の所要時間は58分(運賃780円)です。なお、目黒~白金高輪は特別運賃区間で、麻布十番以北まで利用しても都営地下鉄の運賃は計算されません。停車駅は次の通りです。

 

(路線図)

 

【各区間の所要時間】

※2023年10月1日現在。

 

【もし間違えたらマズいだろうシリーズ】

※所要時間が短い順に並べ替えてある。

 


 

それにしても、この路線は全線を通して非常に深いところに作られています。全区間が平成に入ってから開業したためであり、他の地下鉄とぶつからないようこういう形にせざるを得なかった事情があります。特に飯田橋~後楽園に至っては東京ドームの直下を通っているという事態になっています。

 

とりあえず、今回はこんな感じです。よく人身事故のニュースを聞きますが、南北線に関しては絶対に起こる事はありません。なぜなら、目黒以外の駅は全てスクリーン式のホームドアとなっているのだから。

 

つづく