オイルキャッチタンク取り付け | taka@GH-AP1のグラとS2000とPerfumeと

taka@GH-AP1のグラとS2000とPerfumeと

アラ還おじさんが名古屋グランパスとS2000とPerfumeをメインに仕事の愚痴、日々の出来事などを交えて、思いつくままに書き綴っていきます。

またまた、車いじりの記事です。長文になると思いますので、興味のない方はスルーで。



さて、先週にでもやろうかと思っていたS2000へのオイルキャッチタンクの取り付け。


Jリーグの開幕戦の観戦疲れで・・・


ようやく、昨日の土曜日に決行。



まずは、ネットで購入した安売りのオイルキャッチタンクもどきがどんなものかは、


オイルキャッチタンク・・・購入編



で、役に立たなそうなブツに改良を加えた時の様子は、


オイルキャッチタンク改良・・・その1


オイルキャッチタンク改良・・・その2




オイルキャッチタンクを取り付けるにあっての問題点は、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


S2000のエンジン F20Cにはブローバイ回路が2本ある事。


このあたりの理由は・・・


まぁ、メーカーが時間とお金をかけて開発したものだから、それなりの理由があるはず。


ネットを検索すると色々な人が分析している。


その中で、最も理論的な方の分析がこちら⇒ブローバイ経路の研究




まずは、PCV(ワンウェイバルブ)を通してインテークマニホールドにつながっている回路。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


こちらは、ゴムホースのみなので何とかなる。



で、もう1本の方は、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


エンジンヘッド側の一部はゴムホースでつながっているが、その先からインテークパイプには金属パイプでつながれている。これが意外と邪魔になるのだが・・・



今回はオイルキャッチタンクの取り付けに伴って、PCVレスの加工と、邪魔な配管の撤去も行っているが、そのあたりの詳細は、別にアップします。



キャッチタンクの取り付け場所はここ。リザーブタンクの後ろのスペース・


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


そのリザーブタンクの取り付けステーを止めているボルトに共締めする方法にした。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


市販のL形ステーとLアングルを使って、こんな感じに、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



アップにすると、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



ちょっと、問題が・・・


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


エアコンの配管にステーが干渉している事。取り敢えずは断熱材が緩衝材になっているので、様子見。



更に、L形ステーが1点止めなので、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと

ラジエターホースを支える金具を止めているボルトから平板のステーを伸ばして補強とした。



オイルキャッチタンク本体の固定が終わったところで、配管に入る。


まずは、既存の配管を外すことから。



PCV側。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



PCV側のホースを外すには、エンジンヘッドからPCVを抜いた方が楽。


PCVは、ヘッドに刺さっているだけなので、上に引っ張れば抜ける。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



この後でPCVの加工を行うので、念のためガムテで異物混入防止を。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



ホースは固着しているので、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


本来は奥まったところにある配線を引っ張り出すための工具。


配管外しは、もう少しゴツい。今回はホースが細い事もあり、こちらを使用した。



ホースとホース口の間に差し込んで、固着しているホースをはがしていく。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


ホースが緩んだところで、引っ張れば抜ける。



しかし、前かがみでの作業は腰に来るねぇ・・・



続いて、ヘッド前側の回路を外す。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



ヘッド側は、ヘッドとホース、ホースとパイプの2ヶ所を外す。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



インテークパイプ側は、金属パイプを抜く事になる。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



インテークパイプ側は、固着していないが、意外と深く差し込まれているので、力技で引き抜く。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



ヘッド側のホースは固着しているので、工具を使ってはがしなら引き抜く。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



兎に角、ヘッド側の回路は、この金属パイプを抜くのが面倒くさい。


金属で自由に曲がらないし、他のパイプと一体になっているので更に動かせる範囲が限られる。



パイプが抜けたら、ヘッドからホースを外す。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと

takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



既存のブローバイ配管を外した状態。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



新たに、オイルキャッチタンクへの配管を施していく。


加工したPCVには内径φ9mmのホースをつないで、S2000の定番である三股でつなぐ。


ヘッド前側は内径φ12mmのホースで。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


三股配管には、T形チーズとホースニップル(いわゆる、タケノコ)を使用。


ネジのサイズはPT3/8を使った。



更に、オイルキャッチタンクまでのホースを取り付ける。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


各ホースの長さは現物合わせで。



不要となったインマニとインテークパイプの穴はシリコンキャップで塞いだ。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと

takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


インテークパイプ側は、オイルキャッチタンクからの戻しも考えてL形ニップルを付けて置いた。


今回、一番の苦労はこのシリコンキャップの入手。


ネットだとかなりいいお値段になる。何のために安売り品をを使ったのかになってしまう状況だった。


で、会社へ出入りしている業者に探してもらった。


1個、100円しなかったな。



オイルキャッチタンクのOUT側だが、本来はインテークパイプに戻すべきだし、そうしないと車検は通らない。最終的にはインテーク戻しにするつもりではあるが、オイルキャッチタンクの性能を確認するために、一旦は大気開放にして、先端を空のPETボトルに入れる事にした。


そこで、OUT側ホースの先端には、


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


こんなフィルターを付けてみたww



これまた、定番の100均で購入したステンレス茶こし。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


これをばらして、メッシュを取り出す。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


ストレートのホース継手の片方に、このメッシュをステンの針金で固定。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



これをOUT側のホースに差し込んでおけば、大気開放に。


外して、インテークパイプのニップルに差し込めば、合法のインテーク戻しになる。



ほぼ、完了の図。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと



インテークパイプ部分は、この後でL形のニップルに変更している。



で、外した前側のブローバイ用パイプを撤去した。


takaのグラ★★★とS2000とPerfumeと


が、前述したように、このパイプは他の2本の配管と一体になっている。



その方法は、別途アップする予定。



で、エンジンをかけてエア漏れなどがないかを確認。




試乗して、その効果の確認を・・・


吸気温度の上がり方は、確実に緩やかに。


ネットの情報であった低速トルクの痩せや高回転での伸びは、さほど感じられなかった。



もう少し、距離を乗ってから、評価してみたい。





追記1


付帯作業をアップしました⇒PCVバルブレス加工



追記2


付帯作業その2をアップしました⇒ブローバイガス配管撤去




これを参考にされる方は、

あくまでもオウンリスクにてお願いします。



今回のオイルキャッチタンクの取り付けだが、作業の方法、人選は全て君に任せる。例によって、君、もしくは君の友人が怪我、あるいは車を壊しても当局は一切関知しないから、そのつもりで。成功を祈る。