今日の記事は、S2000に関する車いじりになります。
長文ですので、興味のない方は、スルーしてくださいね。
時間の無駄になりますから。
では、少々間が開きましたが、S2000のブローバイガス対策として取り付けを考えていたオイルキャッチタンクの改良の続きです。
購入したオイルキャッチタンクもどきがどんなものかは・・・
と、まぁ、殆ど役には立たないだろう代物ww
そこで、本来の機能を持たせるために改良を試みる。
その準備段階の様子は・・・
この時に作った型紙を元に、本格的な作業を先日の土日にて実行。
材料は、ちょうど家にあった0.5mm厚のアルミ板。やや薄いかと思ったが、さほど強度を要する部分でもないので、そのまま使用する事に。
まずは、型紙の形をアルミ板にけがく。
型紙で、およその当たりを付けて、細部を採寸した寸法に合わせる。
これを切り出す。
今回は、薄いアルミ板なので、大きめの万能ハサミを使った。それから、安全のために作業用の革手袋を着用してます。
まずは、全体を四角に切り出して、細かなところは、これまた小型の万能ハサミで。
切り出したアルミ板を曲げて、固定部を作成する。
ここで、ちょっとした裏技。
アルミのような柔らかい金属なら、
アクリル板などプラスチックを切るための、通称Pカッターで削る事ができる。
このPカッターで、折り線となる浅い溝を付けると、真っ直ぐに曲げやすくなる。
上蓋部分に合わせたところ。
現物合わせで、ヤスリで削ったりして微調整を。
本体側にはめ込んだ様子。
左右にずれるのを防止するための曲げ代を作って見た。
完全に密閉する訳ではないので、それなりのRに合わせて、少しずつ曲げて合わせていった。
およその形ができた隔壁(セパレーター)に、ガスが通る穴を開ける。
0.5mmのアルミなので、穴あけポンチで行けるかと思った。
しかし、やはり金属用ではないので、無理でした(^o^;)
素直にドリルを使いましょうねww
実際に穴をあけ始めると、意外と大きく感じた。
で、案で書いたポンチ絵の数まではいらないと思い、間引く事した。
上の写真くらいに。この辺は臨機応変で。
一応、完成した隔壁。
穴のバリはヤスリとサンドペーパーで削り落として置きます。
穴の位置が不揃いなのは、ご愛嬌と言う事で。笑゛
穴をあけた隔壁を本体の合わせて見る。
続いて、外した上蓋と本体に付いているシール剤を取り除いて置く。
どの道、外してしまった蓋や本体に残っているシール剤では密閉性は期待できないので。
で、完成した隔壁を上蓋に接着、隙間はシール剤で塞いで置いた。
上側は、なるべくガスの行き来が無いようにしたので。
土曜日の作業はここまで。
接着剤とシール剤が固まるまで、1日待つ。
後は、本体と合体すれば改良は終了・・・
と、考えていた。
しかし、タンク内でのガスの流れ、ミスト状の液体を含んだガスの性質を考えるとオイルを分離するには、やや物足りない感じがした。
そこで、こんなものを作って見た。
材料は100均で、購入したアルミとステンレスの針金。
青色がアルミの針金。それで全体の形を作り、上になる部分のステンの針金でカゴ状にしてある。
これまた、100均で買ってきたステンレス製の金属たわし
こいつをほぐして、
作ったカゴの中へ押し込む。
詳しい人なら、もうお気づきでしょう。
これを隔壁で分けたOUT側に仕込むと・・・
ハイ、タンクの出口側のフィルターになりますね。
タンク内に入ったガスを、このフィルターを通す事で、よりミスト状のオイルを液化させて分離させようと言う訳です。
さて、外してしまった上蓋を取り付ける訳ですが、そのままボルトを締め付けても密閉性が確保されません。
で、こいつを使いました。
液体パッキンとも言われるガスケットシール剤。耐油、耐熱性は問題なし。
何と言っても、エンジンのシールに使われるものですからね。
接合面に塗って、上蓋のボルトを締め付ければ、ほぼ完了。
S2000のブローバイガスを抜くためのメインのホースは内径がφ12mm。
購入したオイルキャッチタンクのホースニップルはφ10mm用。
ホースニップルも付け替える。
お安い真鍮製のホースニップル。
ホース内径φ12mm用で、取り付けネジがPT3/8。
当然、シールテープを巻いて本体に締め込む。
改良の終わったオイルキャッチタンク。
これで、ブローバイガスからオイル分などを分離できるな。
できるはず・・・
たぶんww
車への取り付けは、今度の日曜日にでも。。。。。