Netflixに昔の映画が追加されると久々にもう一度観たり、「そう言えば観てなかったな」っていう作品を観るきっかけになっていいですね。
で、ウォン・カーウァイ監督の『欲望の翼』も観ました。
冒頭からクリストファー・ドイルの秀逸カメラワークに引き込まれました。
が、こちらもセリフ回しがベタなんです…。
ヨディ:レスリー・チャン
スー:マギー・チャン
ヨディ「時計を見ろ」
スー「どうして」
ヨディ「1分でいい」
(中略)
ヨディ「1960年4月16日3時1分前 君は俺といた
この1分を忘れない 君とは"1分の友達"だ」
村上春樹の小説の主人公だってこんな気障なセリフ言えないよ?
↓予告編でちょうどそのやりとりが観られました
でもね、レスリー・チャンが見事にはまり役なんですよ。
チャラいんだけど妖艶で女を弄ぶ感じが。
レスリー・チャンってカリスマ性あったんだな、と改めて確認しました。
亡くなったのは本当に残念ですが、もういないことでますますスクリーンでの輝きが眩しい。
マギー・チャンやカリーナ・ラウ、最後のちょい役のトニー・レオンが後の『花様年華』や『2046』との系譜を見せるところも興味深いです。