【映画】レスリー・チャンが眩しい『欲望の翼』 | きょうこの部屋

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アラフォーの働く母です。読んだ本や漫画、観たドラマや映画のレビュー、2017年生まれの4歳男児の子育て、たべたものについての備忘録としてブログにまとめています。

Netflixに昔の映画が追加されると久々にもう一度観たり、「そう言えば観てなかったな」っていう作品を観るきっかけになっていいですね。

 

で、ウォン・カーウァイ監督の『欲望の翼』も観ました。

 

冒頭からクリストファー・ドイルの秀逸カメラワークに引き込まれました。

が、こちらもセリフ回しがベタなんです…。

 

ヨディ:レスリー・チャン

スー:マギー・チャン

 

ヨディ「時計を見ろ」

スー「どうして」

ヨディ「1分でいい」

(中略)

ヨディ「1960年4月16日3時1分前 君は俺といた

この1分を忘れない 君とは"1分の友達"だ」

 

村上春樹の小説の主人公だってこんな気障なセリフ言えないよ?笑い泣き

 

 

↓予告編でちょうどそのやりとりが観られました

 

でもね、レスリー・チャンが見事にはまり役なんですよ。

チャラいんだけど妖艶で女を弄ぶ感じが。

レスリー・チャンってカリスマ性あったんだな、と改めて確認しました。

亡くなったのは本当に残念ですが、もういないことでますますスクリーンでの輝きが眩しい。

 

 

マギー・チャンやカリーナ・ラウ、最後のちょい役のトニー・レオンが後の『花様年華』や『2046』との系譜を見せるところも興味深いです。