gezanライブ感想会 | ggg

ggg

Nature Danger Gangのユキちゃんです。
NDGライブ情報からユキちゃんなりのライブ感想やら感じたことやら自撮りやらを赤裸々に綴ってます。

過去にいくとNDGのユキちゃんじゃない、ただのユキちゃんの記事も読めます


昨日3月の終わりの日に
GEZANあのちツアー横浜編を観に
F.A.D yokohamaへ足を運びました




GEZANが大きい箱でLIVEするようになったのは嬉しいんだけど、土日や祝日に開催されるわけじゃないLIVEは平日仕事終わりだと自分が間に合わないことが多すぎて、
お!横浜やったら行けるやんけ〜と思って買ったチケット。

あとから崎山蒼志くんも生で聴けるなんてお得〜って気づいて仕事終えてライブハウスに着いたのは開演してから40分も時間が経った頃だった。

崎山くん終わっちゃうじゃんでも腹ペコすぎるなと思って急いで肉まん頬張って綺麗なホテルの下の思ってたより汚いライブハウスの扉を開けるとパンパンに人が詰まっていた。

あ、本当のsold out公演だ。
すご。

自分を最小限のサイズにすることに気を使いつつ、先ずは扉からなんとか一歩入って身を潜め、
崎山くんの唄を聴こうと意識しながらこそこそバーカウンターまで辿りつき、曲のサビで目立たずに缶ビールのタブを開けることに成功した。

崎山くんの立ち姿歌い姿をうまく拝むことはできなかったけれど、
感情のこもった歌詞とは裏腹に感情を乗せ切らない歌い方が印象的で、
へぇと思っていたら最後の曲は歌い慣れているからかとても心地よく聴こえた。



アイドルじゃないけど、

唄を込めて乗せていく蓄積を烏滸がましくも勝手に感じ取っていくことができるのは、

崎山さんが早くこの世に出てきてくれた賜物だなと思った。




崎山くんの演奏が終わり、フロアが明るくなる転換タイム。


そこでようやくパンパン詰めの状態からみんなうまく解放されて各々位置取りを始めることができた。






見てこの汚いライブハウスの天井!


歴史があるからであろう、店員の私達のこと憎いんですか?と思わせる態度も最高だった。

なんでライブハウスの店員って客のこと何かする前から恨んでるんだろうね?

でも古からライブハウスの店員はそうって決まってるんだからそれがすごいよかった。


人波に余裕ができたので少し前に進んで、ドラム以外はなんとか視界に入りそうだなみたいな位置まで移動できた。


1人でくるライブハウスはとにかく転換中暇なので他の客の容姿を観察するしかないんだけど、


男6:女4

〜20代:4

GEZAN同年代:4

それ以上:2

みたいな男女比年齢層に感じた。ザックリ。



最近ハバナイ界隈も若い子多いみたいに聞いてたけど、

昔から同時期にライブハウスいた友達のバンドが自分たちより若い層を取り込んでいるという事実は凄いことだと思う。


派手な髪色やピアスの代わりの安全ピン「絶対転換作業もう終わってるのに始まんなくね?w」という会話アルコールの代わりに握られたコーラがすごい綺麗に見えた。



そういう若い世代だらけで構成されたライブハウス。

あと気づいたけどこんな距離感でGEZAN観るのは久々だった。

前に観たときは野音ででかくて最高な分しっかり遠かったし、

その前の記憶曖昧だけど、だいたい東京でのLIVEはもう人パンパンで前に詰め寄る隙もなかったから。


どうなるのか、楽しみだった。



演奏が始まると、

それは「音楽」というより「解放」という現象に近かった。


※この写真はTwitterから拝借



人々が手を挙げ、声を上げ、

鳴らされる音に揺れる身体はリズムを取る領域をとうに超えて腰から踊らされる。


この男女比世代比で、

ここまで心から観客に「Not Wars」を叫ばせるのが、

当たり前みたいに当たり前じゃないのに

かけ声のように意味なくないのに

非日常のことを日常のように叫ばせるのが衝撃だった。それは、解放。



解放と比例してかいていく汗は予想と反してむせかえるような悪臭を発することはなかった。

会場が揺れて、手を伸ばしていたけど私の近くからはパーマ液の臭いがかすかにしていてめちゃめちゃ心地よかった。



歌うマヒトゥ・ザ・ピーポーを覗き込みながらこんな顔だったっけとふと思った。

ほんとうにフジロックやNO WARや野音の映像でかっこいいところを拝見することはあってもこんな距離感でライブを観るのは本当に久々なんだと実感した。

なんというか、メディアに露出が増えたことで現実と映像の溝を作ってるような顔してた。


ライブ後の物販でユリイカ売ってたので早速買ったんだけど(値段¥3200ぐらいするんだろうなと思ってたら¥1980税込しかしなかったよ絶対買った方がいい)、

この表紙に映ってる人の兄弟がライブででてるんですよって言われてもなるほどって思える節があった。


いうて覗き込んでただけだしあと左目調子悪すぎて人のライブ中に嘘だろってサイズのメヤニとれたりしたからちゃんと見たわけじゃないんだけどさ。


なんかちゃんと死にそうだったよ。

あんな力強く歌ってる人に死にそうっていう物言いは失礼かもしんないけど、

超人でもなく幽霊でもなく悪魔でもなく映像でもなく概念でもなくヒーローでもなく2本足で超、人っぽくてそれでいてこんだけのことを仕上げてるんだからぐっと滲みた。

歌ってくれるんだから。

こんなに、歌を。



楽しかった。

いい箱で聴けてよかった。


終演後、物販まで出てきたえらいヤクモアが、

出てきたものの何の値段も分からないし覚えてないし電卓も持ってなくて何しにきたのか分かんなくてかわいかった。



無駄に道路が広いのに、中華街か関内までまで歩かないと何にもない石川町の春の夜はとても心地よい帰り道だった。






あと関係ないけど

こういうこと書く時に言おうと思ってたこと



私貝殻耳に当てたら海の音が聞こえるってやつずっと嘘だと思ってた。


すごいみんな聞こえるっていうし漫画にも書いてあるから何回試してみても何の音もしなくて、

なんでこれに関してはみんな平気で嘘つくんだろうって思ってたけど、


どうやらあれは貝殻の奥に残る砂の動く音を聞いてるってやつらしいってことが判明した。


ますます嘘じゃん。

波の音じゃないじゃん。

砂の音じゃん。


って


今まで思ってたんだけど。


この間



貴方のこと一生好きだと言ったことがある元恋人と久しぶりに電話したら波の音がした。


iPhoneから聞こえるその音質は、

世代交代を通して昔より良くなっているのが分かる。


いろんなシーンのいろんな会話が

現実の会話の裏でフラッシュバックしながら流れていく。



なんだ波の音がするって

過去の音がするってことだったのか。



いい時間だった。

知れてよかった。






さて、ユリイカ感想文もそのうち書くし

月曜日の婚活パーティーについても書くし

NDGライブ10thについても書くし

ユキちゃん4月本気ダイエットについても書くよ


また近々☺︎