私たちってば不幸で超幸せ | ggg

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Nature Danger Gangのユキちゃんです。
NDGライブ情報からユキちゃんなりのライブ感想やら感じたことやら自撮りやらを赤裸々に綴ってます。

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友達大好きだよシリーズ第二弾


こんばんはユキちゃんですよ☺︎


なーにやってんだろうね私達は。

ていうかあの頃より遥かに不幸だよね今。

こんなに人生めちゃくちゃで、
気づいたら31歳で、
やっと愛せたそろそろ人生決め打ちだぜって思い込んだその場所は地獄で、
相変わらず社会にも迷惑かけまくりで、


でも「あんなに好きだったのに」ってボロボロ泣く君の横でゲラゲラ笑いながら酒とタバコ流し込んだときに「あー幸せ」って確かに思っちゃった。


ほんと生きててくれてありがとう。
お前が人殺しても「お前は何も悪くない」って永遠に言い続けるけど、
お前が先死んだ時だけ「それはお前が悪い」って言うからね。





中学からの唯一の親友が、
連絡つかなくて誕生日のLINEギフトも既読つかなくていよいよ死んだと思ってたら
急に生き返ってスペースやってたからわんわん泣いた

体震えた。

泣いた勢いで私達の地元で久しぶりに会うことにした。

っていうかなんなら2人っきりはなかったんじゃないか?
ufoクラブにライブ見にきてくれたりしてたけど、会い始めた頃にはいつもさっくんいたしね。


昔から身体が弱くて
陰キャのくせに漫画のキャラみたいに身体弱い属性持ってるの羨ましかった。
花粉症で発熱は未だにお前以外聞かないけどな。

対抗して下ネタいけるクチの女子キャラやってたけど、誰に話すより君が一番喜んでくれたので、君に話す為に情報収集に勤しんでた節はある。
でもピンクの乳首は男の幻想って話したら「つまりお前の乳首はピンクじゃないってことか」って言われたの未だに根にもってる。


君が好きな女も友達だったし君のことが好きな女も友達だった。

どっちの恋も上手くいかないの知りながら相談めいたもの乗ったことが私を大きく大人にさせたと思う。


塾が一緒でお互いの成績が近しいことを実感し始めたときには私たちの思考回路はほとんど一緒だった。
ただ君の方が顔が良かったので人から妬まれやすく羨まれやすくあることないこと言われやすく可愛がられにくかった。

むしろ自分からその針の筵に身を置きに行ってるだろって思うところはあったけど、言ってもしょうがないしそれはそれで世界に憎みごとぐちぐち言ってるの聞いてておもろかったからほっといた。

そうしてお互いの面白くて情けない話をカードの手札みたいに揃えてたまに会って見せあっては君が口にする

「お前ほんとさぁ」

を聞きに行ってたんだけど、


連絡つかなくなって死んだと思ってた君は思ってたより死ぬかもしれない目にあってた。



死んだかもと思わせる前に君は彼女と同棲を始めた。
たまに流れてくる写真はいつもの自虐的で破滅的なネタとは相対的で、
そこに暮らしがあることを間接的に知れた。

私はそれが、嬉しかった。

あんなに社会不適合がウリだったくせに。
あんなに「普通」な人たち皮肉ってたくせに。

あたたかく、暮らせるじゃん。




だから酒瓶持ってそのうち会いに行こうって。
人の彼女怒らせるの得意みたいだから私、傷つかせないように細心の注意を払っていや〜ジャイアンとスネ夫みたいな仲なんすよセックスしてないよな!うちらな!絶対してないよな!って言いに行こうって思ってたのに。


君はボロボロになって帰ってきた笑

いや笑っちゃうよなんだよそれ
幸せやってくれよ
お前が幸せやってくんないと私も幸せになれるかもゼクシィって希望もてないじゃんふざけんなよ。



ボロボロな君に会っておこうと思って半ば無理やり会ってみた。

ジジイとババアとヤンキーの街の私達の地元で。



いやぁ大人になったもんだね。

そもそも久々に会えたんだから話題はもちろん尽きなくて。
いつもみたいにお互いの情けないカードも出し合ったし、
DJふぉいたまんないよねっていうクソレベルの低い世間話もした。


それで君は割とすぐ泣いた。

酷い目にあって死ぬかもしれなくて大変だったけど、彼女自身を嫌いになったわけじゃないから余計辛いと言って泣いた。

私も泣いた。
お前が先に幸せになってくれると思ったのになんでそうじゃないんだよ。
こんだけ付き合いあるけど今まで見てきたなかでお前が悪かったことなんて一個もないよ私が保証するのになんでいつまでも不幸やってんだよやめろいい加減って言って泣いた。


そして私達は似ていた。

酷い目に遭っても好きな人を好きな気持ちは永遠なところ。
そういう優しすぎるところが所詮飽きられてしまう原因なところ。
優しいやつに飽きるような酷いやつのことをどうしても嫌いになれないどころか理解してしまうところ。


なんでなんだろうなぁ。
なんでだっけなぁ。




米津玄師は俺たちのハチやぞ!って話をしてると永遠に酒が飲めてしまうのでまだ21時!?深夜3時の感覚なのに!!!って言いまくってずっと飲んでたらほんとに1時とかになって電車が終わった。

体力も限界だったので仲良くタクシー乗って私の家に帰って私のパジャマ着せて2人で寝た。

私たち20代のうちに他の人とセックスしまくっておいて良かったねほんと。
お陰で無駄な性欲湧く隙なくてほんとスヤスヤ寝た。

あと引っ越してから家に初めて上げた異性がお前で良かった。
私の心の完成しなかった溝だいぶ満たされた。

私が仕事だったからいうてすぐ起きなきゃいけなくて朝になったけど、私は酷い二日酔いで君は笑いすぎで肋骨折ってた。

こんなに大人になったのに高円寺ででんぐり返ししてるクソガキの頃にすぐ戻れちゃったね。最高だね。



会ってくれてありがとう。
家まで上がってくれてありがとう。
楽しかったの、ありがとう。
不幸を共有できる幸せをくれてありがとう。


不幸な自分を可愛がる時代は終わったけど、

不幸な自分を共感して笑い合える友達を作れた人生は紛れもなく幸せだ。



ところでコートのポッケの一万は回収した?
家まで教えたんだからまたしんどい時も暇な時も遊び来てよ。
他の男と寝てる最中でも心の底から喜んで迎え入れるよ。


生きててくれてありがとう。



免許証の写真撮りあったくだりだけ頭から抜けてるのに写真だけあったぞワロタ