後悔している話 | ggg

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Nature Danger Gangのユキちゃんです。
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人生において、誰しも後悔のひとつやふたつ、あるものだと思います。

こんばんは。ユキちゃんです。



誰しもひとつやふたつはある、って書いたけど、
いうて後悔したとして、一生レベルの心残りを抱える人は稀だと思います。

あのとききちんと免許取っておけばよかったなぁとか。
あのとき引っ越さずにおいてもよかったかもなぁとか。

選択のミスにおいては、ある程度思い返して引きずってみるものの、
そのうち自分の人生が充実してきたり忙しくなってきたりすれば、いずれ考えなくなるもので。

まさに時間が解決してくれるもの。
さらに言ってしまえば自分を責める理由探しにすぎない、と思っています。


そうではないのが人との縁の後悔。
別れたあの人、絶交した友達。

人と人との関わりについての後悔は、自分の人生がその後いくら充実したとしてもなかなか拭いされるものではありません。
つらい。



そんな私のとある人との後悔の話。

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中学時代の友人A子は冷めた子だった。
皮肉っぽくて、きゃぴきゃぴしていなくて、でも嫌な感じじゃなくて、私は彼女が好きだった。


そんな彼女が実は好きな人がいる、と漏らしてくれた。
落ち着いていて、あまり色恋に浮かれたりしないタイプのA子が好きとなれば、きっと本気の好きなんだろう…!と私は心から応援した。

しかし、聞き出してみるとA子が好きなのは私の友人であるB男だった。
友人B男はある程度顔が整った、こいつも皮肉がきいたやつで。

性格的にはきっと上手くいくかも、と私も思ったのだけれど、A子はあまり美人ではなかった。

結果A子は振られてしまって、どっちの友人でもあった私はどっちも責めることもできず、もっとうまくフォローしてあげられたらよかったかなぁと思っていた。

その後A子は志望校の受験にも失敗し、わりと馬鹿な高校に通うことになってしまった。

卒業してからもつまらなそうに過ごすA子に、なにか気の紛れになれば、なにか自信になるようなことがあれば、

と、善意で、当時衰退しかけていたとある携帯アプリを紹介してしまった。


まだSNSも全盛期でなかった当時、
主に大富豪とか、ポーカーとかをオンラインで楽しめるアプリだったのだけれど、
自分でアバターを作って、それでメッセージを他人とやりとりできるシステムだった。
それはプチ出会い系サイトと化していて、
プロフィールにJKとか入れておこうものならおっさんとかから下心丸出しのメッセージがバンバン届くかんじだった。

2000年代当初の、ガラケーのあの感じを思い出していただきたい。
チャットルームとか全盛期のあの時代を。


そんなんでプチ出会い系を体験して、ちょっと非日常を体験して、ある程度の人にチヤホヤされんのはやっぱ嬉しいもんだし、

これで自尊心でも高めて、気紛らわしてや!いぇーい!
ぐらいの気持ちだったのに、

ぐらいの気持ちだったんですよ…えぇ…


久々に会った彼女は、偏差値低めの高校に通ってる影響もあってかちょっとケバくなっていた。

おうおう…と思いつつも、最近の近況を聞くと、そのアプリで知り合った40代のおっさんとデートしてきた、と言い始めた。

はあ!!??


いやいやいやいやいやなにそんな危ないことしてんの!そんなこと進めてないやんけ!くそ危ないからやめて!お願いやめて!

と、懇願するも、

まあほどほどにするね笑ぐらいで流されてしまった。

警告はした…警告はしたぞ…
と思いつつ、案じつつ過ごしたのだけれど、
彼女は結局そのおっさんと数ヶ月付き合い、次出会った時には金髪になっていた。


うひょー。

念のためおっさんとのその後を聞くと、
別れた!と言ってくれた!!
よかった!そうなんだ!よかった!
なんか親に紹介するみたいなこと前ちらっと言ってたしどうしようかと思ってました私…!よかった!と、安心したのもつかの間、

彼女が「今の彼氏」とプリクラを見せてくれた。


同じぐらい金髪のヤンキーが写っていた。



ちょっと待ってB男に恋していたA子はどこへ行っちゃったの。
彼氏あんまり避妊してくれないじゃないんですけどなんで私より先に処女も卒業してるんすかね…。


結局彼女は18で妊娠。結婚し出産。
20歳の同窓会には子供がいるからと参加しなかった。

同窓会とは別の日で、女友達同士で彼女と一瞬でも会いたいと企画し、少しだけ会って話した。

会えたのは夜の9:00過ぎぐらいだったんだけど子供も一緒で、当時2〜3歳の彼女の息子がコンビニ弁当のお米を食べさせられていたときはなんとも言えない空気が漂った。



アプリだけのせいじゃない。
遊び方も出会い方もその後も彼女の選択によるもので、
尚且つ私がそれを後悔することは彼女の今の生き方を否定していることにしかならないので、とんでもないお節介にすぎない。失礼千万な話だ。

とは。
頭では理解しつつ、
もしあのとき、あんなもの紹介しなければ、という気持ちは10年ほどたった今も1人私は引きずっている。




ちなみに私はそのアプリ、
おっさん達からのメッセージのやりとりをして、さも連絡してくれる友達いっぱいいますみたいなフリをするためにしか使いませんでした…。

乙…。


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