【BLCD感想】ブルースカイコンプレックス 2(2017年/市川けい/佐藤拓也×江口拓也)
低体温同士がイイ。それでDK同士の生きた会話。
間の詰め方や緩急にセンスを感じる。
ともかくメインの二人がハマり役。
脇の田丸さんの明るい清涼感も良いスパイスになっていると思う。
受けのほうから「エロいことしとく?」がイイ。
男子だから普通にヤル気なのが健全でイイ。
高3男子の言う「しんどいもんだなあ、人を好きになるって。実に厄介」
素朴で好感しかない。
二人とも家庭の事情に左右されているし、家族や彼氏を尊重できているし、随分と大人ですよ、と思う。
淡々と、けれど可愛い!
控えめだけど確かな感情表現をする演技に引き込まれる。
体育倉庫の佐藤さん「だってしたいよ」
最高可愛い!
ピアスの話の「やるか、バカ」も最高可愛い!
もちろん「ちぎる?」「いいぜ、お前なら」「新しい穴開ける?」
軽口であり殺し文句。
このバランス、耳で聴く甘さ。
こんなに穏やかで繊細な会話劇がじっくり聴けるとは…。
BLCDの醍醐味。
進路や、それに伴い家を出ること、一緒に住むこと…
大きく人生が動く場面で、感情も人間関係も揺れる年頃の瑞々しさが眩しい。
一気に大人になる二人の、いい時期に立ち会えた気分になる。
ストーリーも演技も丁寧。
やさしいBGMに乗せてしんみりと感情を吐露する江口さんの演技が、眠いのもわかるし、それを包む佐藤さんもやさしいし、ピッタリのキャスティングで純粋に演技を楽しめる幸福を噛みしめる…。
二人が図書室を訪れるのも良いシーン。
卒業が持つ刹那の美しさが加速していって、最後にラブい絡み。
「だってもう同じ制服着て、同じ学校来ることなんて二度とないんだぜ」
やめて泣いちゃう。切なさと胸キュンが天元突破。
「同じこと考えてた」可愛いなあ…。
「こんな変態じみた行動に…」と言うものの幸せいっぱいだね。
前戯がカットなのもいい。あまり濃い濡れ場だと、合わない気がする。
それくらいキラキラしている。
小さな声で「いい」とお互い交わして、人が来ても声を抑えて行為を続けて、FOする。
キャラにも世界観的にも、これが「らしい」と思う。
母の「プススー」もよかった。
事後トークもまた可愛くて安心感に満ちていて、あまりに美しい!おめでとうありがとう!
特典トーク。
笑いながら叫んで始まる。
朝~昼過ぎの収録とのこと、おなかもすいちゃうよね。
和やかでいいですね。
江口さんの表現だと「リラックスした状態で喋る」
ならばいわゆるイケボやキャラ声より断然こちらが聴きたい!
「生の喋り」が良すぎたよ!
二人の上京話がなんだか昭和風味で可笑しい。
二人とも続きをやりたいと言っているのも嬉しい。
原作にも演者にも恵まれた幸せな作品。
二人とも気持ちが乗って演じているのがよくわかる。
高校生BLCDでは、同級生シリーズ、唇で壊される、白雨シリーズと並ぶキレイな出来だったと思う。
私はとても好きです。