今月の新月期、数少ない幾らかの星空を、自宅で撮りました。しし座のトリオとしては、M65、M66、NGC3628 が有名ですね。5年程度前に暗いところでデジ一カメラ撮った画像が懐かしい。その少し西側にある、M96 と M95、M105 のトリオをまとめて短焦点鏡筒で撮ってみました。途中で雲がやってきて使えないコマがたくさんあったけれど、2時間あまりのデータを使って、ようやく現像できたのは...

カブリが激しくて、画像処理に苦労しました。控えめの強調処理です。

M96、M95、M105 の3つの銀河がわかるように、説明画像も準備しました。

M105銀河の周囲には、NGC3384、NGC3386があって、さらにトリオ銀河を形成しているところまでは確認できましたよ。2019年に、M96銀河、M95銀河、M105銀河周辺を、自宅で長焦点鏡筒を使って撮ったことがありました。クローズアップもいいけれど、ワイドでも楽しいです。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書) 

今回の撮影データ:  

FSQ106EDP + RD0.73×(焦点距離 385mm) + ZWO EAF 

ZWO OAG + ASI 120MM-Mini   オートガイド (ディザリング)

ZWO ASI1600MM-cool (gain 139、 cooling -20℃)

ASIAIR-PRO + AXP赤道儀にてコントロール

L 180sec × 各26コマ、R、G、B 各180sec × 各5コマ (総露出時間 123分間)

2021年2月12日の夜 自宅庭にて

ステライメージ9で現像  キャノンDPP4で色調調整追加とトリミング

 

ASIAIR-PROの、autorun を、フィルター変更毎にオートフォーカスして試してみた。うまくピントが来ているようだ。途中の雲で画像が乱れたけれど、オートガイドができなくなった時に、画角が少しずれてしまっていた。いろいろと研究する余地が多そうな熟睡撮影のようだ。