
パシフィック・リムの予告を見て、
ロボットや怪獣の映画が見たくなったよ

・・・第2弾
(第1弾はこちら)
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●お話
大きな核戦争から50年が経ち、
人類は共和国と連邦の、大きく2つの国に分かれた。
同じ過ちを繰り返さないために、今後は戦争を禁止し、
領土争いを巨大ロボットによる一騎打ちで解決するようになっていた。
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●感想
B級だけど、
作り手のがんばってる感が溢れている

1989年にアメリカで、日本でも翌1990年に公開された
アメリカ制作の実写ロボット映画。
Gガンダムの元ネタと言う噂の映画で、
ギャグのないGガン的な世界観にモビルトレースシステム。
SEEDのコーディネイター的な遺伝子操作された戦士の存在、
ダブルオーのサーシェス的な狂ったライバル戦士、
日本人博士の作ったロボットで戦う主人公、
信頼していた仲間の裏切りなど、
魅力なネタに溢れている。
ロボットのデザインは「Back to the Future」のメカデザイナーで、
1~2mの模型ロボットとジオラマで、
ストップモーションアニメという方法により撮影されており、
模型とは思えないスムーズな動きと巨大感、
日本の着ぐるみにはないメカメカしさがある。
特に発進と変形のシーンは圧巻の出来。
な~~んて書くとすっごく面白そうだけど

B級映画作りで有名な会社が
メジャーを目指して社運を賭けたというこの映画は、
予想以上の費用を要し、それが原因で完成前に会社が倒産し、
それでも、あるだけの映像で無理矢理繋いで映画を完成させ、
なんとか公開にまでこじつけた・・・という噂の作品。
なので、ストーリーはあってないようなもの。
ロボットの撮影で予算が全然足りなかったそうで、
特に、一番の見せ場である戦闘シーンは、
格闘シーンがあっさりしすぎで物足りない。
充分な予算と時間を掛けて制作されてさえいれば、
名の知れた傑作となっていたに違いない・・・と思う。
色々ツッコミつつも不思議と、
最後までそれなりに楽しい映画です

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「合掌」
パシフィック・リムはGガンダムの影響を受けている
・・・と感じた人も少ないと思う。
でも、本当はロボ・ジョックスかもしれない。


同じように、ロボットで合掌するシーがあります。
根拠は・・・ただそれだけです

「操縦方法」


操縦者の動きをトレースする操縦方法のロボ。
アイアンマッスル(1983)
ロボ・ジョックス(1989)
Gガンダム(1994)
パシフィック・リム(2013)
この操縦方法はアイアンマッスルが一番最初。
全ての基礎は「アイアンマッスル」だと(勝手に)思う俺。
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「デザイン」

「Back to the Future」のメカデザイナー。
白と赤が基調の主人公機と、黒が基調のライバル機。
日本のロボットにはない独特の味がある魅力的なデザイン。
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「ロボットの動き」

発進や変形では、本物のロボット?と思わせるような迫力もあるのに、
戦闘シーンの、特に格闘戦がショボイ

中距離ではミサイルやレーザーをあっさりと避け、
片足立ちで、もう片方の足を高々と上げる平衡感覚もあるのに、
近距離では見え見えの攻撃を簡単に喰らい、
猫パンチのような軽い攻撃でも簡単に倒れてしまう(特に主人公機)。
恐らく1:実写版鉄人28号、序盤の白い鉄人の方が格闘能力が高い。
恐らく2:ガンダムのボールの方が格闘能力が高い。
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「ロボの性能」

格闘戦ではボールより弱そうなのに、
自力で地上から宇宙へ、耐熱フィルム等なしでも大気圏突破可能な
ガンダム(1st)以上の性能を持つ。
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B級映画好きにオススメの一品です
