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【SS】『ツキアカリイノリウタ』2~ユキホタル~

ちらりちらり、白が舞う。
東京の雪は水気が多くて、アスファルトに落ちるとすぐにぐちゃぐちゃになってしまう。
そんなぬかるむ道をスニーカーで踏み付け、スザクは走っていた。
約束の時間、昨夜ルルーシュと会った時間にはまだ余裕があるけれど、とにかく早く会いたいと逸る気持ちに駆り立てられて。
幼い頃から身体を鍛えているから息を切らせることなんてないけれど、心臓はバカみたいにドキドキする。
走っているからではなく、ルルーシュがあの場所にまた来てくれるかが不安で。
(朝は晴れてたのに…!)
思いながら、強く地面を蹴り続ける。
雪だから傘をさすとかそんなことは頭になくて、あの街灯が見えてきた頃には髪やコートはうっすらと雪化粧状態だった。
そして、昨日と同じ街路燈の下。。。彼は待っていた。
つやつやの黒髪に黒いコート、唯一下に着ているのがセーターとスラックスであることだけが、違う。
屋根も何も無い道端で、黒いコートに積もった雪が粉砂糖のようで。
マフラーも着けずに晒しているその首筋の白さに、綺麗な曲線に一瞬、眩暈がした。
「…随分、早かったな?」
紫水晶の瞳にまじまじと見つめられて、治まりかけた鼓動がまた暴れ出す。
どうして彼の言葉はこんなにも自分を動揺させるのだろう。
これではまるで、
「は、走って来たから…君こそ早くない?約束した時間までまだ…」
浮かびかけた答を紛らわすようにまくし立てる。
ルルーシュは軽く俯き、くちびるを噛んだ。
「……なんとなく、じゃあ…駄目か?」
照れ臭いのか少し視線を逸らして、テノールが呟く。
「理由をつけるなら多分…会いたかった。お前に」
「っ!」
そっと滑り出た言葉に、スザクは呼吸を忘れる。
澄んだ紫水晶からは他意など伝わってはこないのに、心臓がまたバクバクと脈打つのが止められない。
どうしたと覗き込んでくるその頬の白さに触れたくて、慌てて両手を握りしめる。
ああ決定的だ、こんなのアレ以外にない。
大体音楽にたいした興味も無かった自分が、貯め続けていたお年玉を握り締めて走り、いきなりギターを購入した時点で気付くべきだ。
「…お前…どうかしたのか?」
いきなりしゃがみ込んだスザクの顔を、ルルーシュがきょとんとした表情で覗き込む。
なんでもないよと力無く答えながら、浮かぶのはちょっとした、絶望。
昨日会ったばかりの、それも男に一目惚れだなんて…望みがなさすぎる。
はあ、と大きな溜息を一つ吐いて、のろのろと顔を上げるといつの間にか目線を合わせるようにしゃがんだルルーシュとの顔が20センチくらいの位置にあって、スザクは力なく笑った。
宝石のような瞳に胸が高鳴るのも、頬や唇に触れたくなるのも、自覚してしまえば至極納得できるものでもう、笑うしかない。
少し首を伸ばせばキスができそうな距離で、冷たい空気にどこか甘いような香りが混じるのを、ああこれがルルーシュの匂いなんだと嬉しく感じすらした。
あれこれ長く考えるのは苦手なのだから、いっそ開き直ってしまえと。
寒空の下で決意を固め、曖昧に微笑んだまま立ち上がる。
「……ごめん、なんか…君が居てくれたの、嬉しくて」
力抜けちゃったんだよと告げると、ルルーシュは小首を傾げたままそうなのかと呟いた。
よくわからない奴だなとしゃがんだままスザクを見上げ、ぱたぱたと肩の雪を払いながら。
「約束したんだから、来るのは当たり前だろう?」
すっと立ち上がり、ルルーシュが微笑う。
「…まあ、雪が降り出したのは予想外なんだが…降る雪を眺めるのも、楽しかったしな」
ふわりと薄明るく曇った空を見上げて、彼は歌いたいなと呟いた。
「お前が聴きたいって言ってくれたから…待ってたんだ。お前の見てる前で、歌いたくて」
「ルルーシュ……」
柔らかな声、弧を描いたままの唇が綺麗で、スザクは言葉に詰まる。
「聴いて…歌わせて、くれるんだろう?」
言葉を見付けられないままにこくこくと頷けば、ルルーシュが嬉しそうに目を細めた。
(うた…ほんとに大好きなんだな…)
昨夜見た、幸せそうに歌う姿を思い出す。とても綺麗だった、その姿を。
(また、見たいな…)
何度でも見たい。見ていたい。
聴いていたい。
だから…傍に居たい。
「ねぇ、歌ってよ…昨日のあの歌も、ほかの歌も…」
ぜんぶ、聴くから。聴きたいからと。
そう言うと、勿論だと返された。
雪は止むことも強くなることもなく、二人の上に舞い続ける。
ふわふわと落ちてくる、雪の花。
不意にルルーシュが目を軽く伏せ、息を吸い込んだ。
(…あ、はじまる……)
思ったすぐ後。
こぼれ出した澄んだ歌声が、スザクを包んだ。
昨日とは違う、けれどやはり、何処か悲しいメロディ。
それは、間違いようもなく……スザクに。
スザクだけに向けて歌ってくれているのが、よくわかった。
雪に融けるような切なげな声が心地良くて、じっと耳を傾けながら彼を見詰める。
半分伏せられた目蓋。
長い睫毛が影を落としていて、少しだけ覗く紫水晶の色を濃く見せる。
街路燈と舞う雪の、小さなステージ。
たった一人の観客に向けられた歌は、やさしくて儚い、恋の歌。
スザクの、知らない曲だった。
(……ルルーシュ)
歌の邪魔にならないよう、心の中で名前を呼ぶ。
(ずっと聴いてたい…一緒に居たい)
自覚したばかりの恋情は、彼に伝わることはないのかも知れないけれど。
(ルルーシュ……)
胸中で再度呼びかけたとき、視線が絡んだ。
ふわっ、と…微笑みが浮かぶ。
二人だけの音楽は、その瞬間に始まったと。

………そう、思えた。
















>久しいなぁ。。。
夏の始まりに冬の話書いてる俺の季節外れまくりっぷりが馬鹿だ。
方恋いいよね!甘酸っぱい!
エロい要素は入れる予定ないですこの話。
ラストは決まってるんだけど、ね。。。( ̄w ̄)


クレイジー・ヴァイオレンス・ラヴァー2—鎖が外されてもきっと、逃げたいなんて思えない—

優しく抱かれる、ユメをミた。










それを夢だと自覚しながら、ずっと眠って居たいと願ってしまった。
豹変する以前の、明るく笑う幼馴染みが、俺を優しく抱きしめて。
「君が好きだよ」
そう言って、キスをくれた。
「だいすき」
…俺も、俺も好きだよ。
そう返そうとして、笑おうとして、身体が上手く動かないことに気付く。
腕が重い、
何か硬い冷たいものが手首に食い込んで、
ああ、血が









「…ねぇ」
嫌だ。
「ルルーシュってば」
目を開けたら
「起きなよ」
夢が、終わってしまう。
「………ッ!」
ごつっ、と鈍い音がして、頭部に衝撃が走る。
それが一瞬の後に痛みへと変わり、神経を伝ってぎりぎりと脳髄に食い込む。
終わらない感覚に殴られたのではないと悟る、だけど目を開けたくなくて。
「狸寝入りだって事くらい、すぐ判るんだけど。」
頭蓋が軋む、乗せられたままの硬い感触は紛れも無く革靴の底で、受け入れたくなくて…閉じた瞼に更にぎゅっと力を込めた。
「…このまま頭、砕かれたいの?」
ぐり、とそれが動く、床に転がったまま、頭を踏みにじられている現実。
無意識に詰めてしまう息が、震える身体が、自分は眠ってはいないと伝えてしまうのに、俺には瞼を持ち上げる勇気が無い。
まあ良いけどと落ちてきた声に少し安堵する、だけど靴底はどいてくれないまま。
「ていうかさぁ、寝るならベッドって何回言ったら解るのかなぁ、君」
…だってベッドにはお前の匂いが残って


血と
汗と唾液と
せーえきのニオイが



たいようの





きつくきつく閉じた瞼の裏で闇が廻る、ぐるぐる、ぐるぐる。
金属製の枷で上手く動かせない手を酷使して、彼が居ない間に施した応急処置。
消毒薬や包帯を足してくれているのは優しさじゃなくてきっと、
「…何、君。泣いてるの?」
不意に靴底が退かされて、違う痛みが走る。
髪を掴まれて無理矢理持ち上げられる、痛くて、隠して居たかった涙が曝されて、しゃくり上げる音を止められなくて。
俺は観念して、そっと目を開く。
「あ。おはよう、ルルーシュ」
きつく瞼をとじていた処為で少し霞んだ視界で、幼馴染みが。
スザクがにっこりと、笑っている。
明るく。
ぱっと手を離されてまたぺたりと座り込む、見上げたスザクの手指には数本の黒い糸が絡んでいた。
さっき見た夢に似た笑顔と、俺を痛めつけている事実がそこに有る。
黒い糸は俺から抜け落ちた、俺の髪。
涙と嗚咽がまた込み上げた、子どもみたいに泣いているのは、俺で。
「僕がいない間、いい子にしてた?あ、でも床で寝ちゃうなんて悪い子かなぁ」
「……く、ぅくっ…ひく…っ」
嗚咽が止まらない。
重い手枷を持て余しながら涙を拭うけれど、新しく零れる涙に顔だけでなく手まで濡れる、それだけの徒労に終わり。
「何。寂しかったの?」
急に冷えた声に問われて、でも俺は泣きながら頷く。
結果は、わかっていたのに。
一瞬身体が浮き上がり、少し離れた床に叩きつけられた。
「っが、…ぅぁ…っ」
肋骨が軋む程に強く蹴り飛ばされた、激痛に脂汗が滲み身体は無意識に胎児みたいに丸まって、防御の姿勢をとってしまう。
駄目だ、これは、この態度は、
「…っぐァ!……ぅ、げほっ…」
胴を守ろうとする腕の隙間を正確にすり抜け、硬い爪先が腹に食い込んだ。
悲鳴と呼吸がぶつかって咽に詰まる、鳩尾への一撃に咳込むと、口中には溢れた胃液の苦い味。
「…かは、はァっ…痛ぅ…ッ!」
何度も身体が浮いては落ちる、骨がミシミシと嫌な音を立てるけれどそれがスザクに聞こえることは無くて、追撃は続く。
がつんと蹴り飛ばされて壁に叩きつけられる。
鈍い音、ぶつけた頭から生温い感触が溢れて、皮膚が裂けたのだと知る。
「あー、血出ちゃった?」
嘲笑うような響きに身体が竦む。
痛いかな、痛いよねと笑顔で問い詰められて何度も頷く、脳震盪もあるのか頭がぼんやりする。
「いたい…いたい。からだ、ぜんぶ…痛い…」
どうしてと尋くのはとっくに諦めた。
スザク本人に『理由なんかないよ』と嗤われて、尋ねる勇気も無くなった。
この生活が始まってから、俺には時間の感覚すら無い。
数日なのか年単位なのか、もうわからない。
スザクが望むまま、兎に角従順にしていれば少しは暴力も減るだろうかと己を殺す、でもそれでも殴られたり蹴られたりする回数は変わらない。
恐怖と苦痛は終わらない。
「ルルーシュはいつも泣いてばっかりだね。」
たまには笑って見せてよと顔を覗き込まれて、竦んだ心臓が跳ねる。
躊躇いながらも言われた通りに微笑を浮かべると腫れ上がった頬が、切れた唇が痛くて歪な笑顔しか作れない。
しかも壊れてしまった涙腺が勝手に涙を溢れさせるから、きっと今俺はとても醜悪な顔をしている筈だ。
「…うん、イイ顔。ルルーシュは可愛いね。」
かわいい?そんな筈ない、だってまだ俺は泣いていて。
耳鳴りがしている。
頭が痛い腕が脚が腹が胸が、心臓が痛い。
「いたい…痛いよ…………スザク…」
哀願を繰り返す自分、身体中の傷から浸みてくる痛覚以外は全て、遠くて。
逃げたかったら好きにしていいよ、と笑ったスザクがちらつく、手枷は外せないけれど何処かに縛り付けられている訳じゃないし、服も無い訳ではない。
ドアの鍵も、掛かっていない。
だから此処に居るのは俺の意思なんだと、割れた頭で確認する。
何度も、なんども。
此処から俺が居なくなったら、スザクが死んでしまうのだと何故か確信している、自分がもう良くわからないけれど…
「痛い…」
唇が言葉を紡ぐ。
繰り返す、同じ言葉。
不意に目の前が暗くなった。
冷えた身体が何かのぬくもりに包まれる、温まると痛みが増幅されるから、痛いとしか感じなくなる。
自分を包んでいるのが何なのかはわからない、目の前は暗いまま。
俺は目を閉じたのだろうか。
身を焼く痛みは錯覚なのか、俺は意識を手放したのか。
きっと、そうだ。
ならば俺を××××ている×××の×は夢なんだろう。
「だいすき」
ああ、さっきの続きか。
返さなきゃ、身体が上手く動かない。
ああ、血が




「おれもすざくが、すきだよ。」









やっと言えた、やっと笑えた。




満足して、俺は目を閉じる。

ぬくもりに包まれた身体中が痛いのは記憶が混濁しているからだ、だって今俺は夢を見ている。


ヤサしくダキシメてクレる×××のテはユメのナカだけのモノであって現実じゃない。




声が






聞こえるから















やさしいこえが

















「…君が逃げ出したら僕は死んじゃうからね。」


「君は自分の意思で此処に居るんだよね。」


「僕から逃げ出そうなんて考えてもいないよね。」





「ねえ君が好きだよ。」







「だいすき。」














優しく抱かれる、夢を見た。






















>なんだろう。
睡眠学習的な。。。?
増大する虚ろ、を埋めているのはスザクさんでしたみたいなね、
混濁した自我を表現しようとわざわざ作った文章に手を加えたりしております。
後半はルルーシュ、脳震盪で意識まで混濁しているので文法も混ぜております。



…つかDV連続リリースとかやめろし、俺www
DVDじゃないよDVだよみんな逃げてっ(*^-')bミ★

クレイジー・ヴァイオレンス・ラヴァー—傷付いた君の貌が声が、僕の中の獣を煽るんだ—




『酷いことしてるなぁ、って自覚はあるよ?』
『だけど君、あんまりイイ顔するからさ。』
『……ね?』






火を点したのは、誰なんだろう?







「…いつまで、そこでそうしてるつもり?」
「……っ、」
硬い床の上、ぐったりと転がる痩身を爪先で軽く蹴る。
彼は小さく震えて、鈍い動きで顔だけを持ち上げた。
腫れた頬、右目の上には痣。
あちこちに湿布や絆創膏が貼られたその顔は、綺麗で醜い。
泣き腫らした瞳が、怯えを孕んで僕を見る。
「…スザク、」
「寝るんだったらベッド行けば?風邪でも引かれて伝染されたら迷惑だ」
髪を掴んで引き上げようとするけど、ルルーシュは呻くばかりでなかなか起き上がろうとしない。
それにイラッとして、僕はその脇腹を蹴り上げる。
「っぐ…ぅ、」
簡単にルルーシュの躯は床を転がって、ガーゼや包帯しか身に着けていない肌を、傷痕を晒すように仰向けで止まった。
「…はっ、ぅ…」
苦しげに眉を寄せて痛みを堪える、蹴られた腹を押さえる手には枷。
20センチほどの鎖がついたそれは、革とかで出来た優しいものではなく全てが金属製で、白い手首に傷を残していた。
「…っスザク…、ぃた…い…」
「うん。やっと素直に痛いって言うようになってきたね、ルルーシュ」
くすくす、嗤いが洩れる。
ルルーシュが僕に怯えて、僕の機嫌を損ねないように従順になっていくのが、とても楽しい。
涙目で痛いと訴える弱々しい姿が可愛くてたまらない、優しく頬に触れてやれば、びくんと身を縮めながら僕を見上げてくる。
…そういえば、今日は最後までしてあげてない。
口で奉仕させた後、僕が出したモノを零したから適当に殴って蹴って、そのままシャワーを浴びに行ったから、ルルーシュ自身にはそういう意味で触れてないんだった。
痛い、と呟きながら見上げてくる眼が段々虚ろになっていくので、平手で少し強く頬を打つ。
「イっ…!」
「寝るならベッド行けって言ってるのに、何してんの?」
「…ぁ、っごめ…」
じゃら、と手首の鎖が鳴る、歯の根があわないみたいにがちがち震えながらルルーシュは叩かれた頬を押さえる。
紫色の瞳から、ぽろっと涙が落ちた。
「こ、のまま寝たら…ベッド、汚す…から…」
「別に僕は気にしないけど?」
傷の手当てをしたいと言外に訴える言葉を一蹴して、もう一度黒髪を掴む。
「いた…っ、スザ…」
「ほら、立ちなよ」
冷たく言い放って髪を強く引くと、ルルーシュは呻きながら膝立ちになる。
ガクガクと震えている脚をまた軽く蹴って、無理に立ち上がらせると、彼は足を引き摺りながらベッドに向かった。
顔を顰めて攀じ登り、のろのろと這いずるように壁側の定位置に向かおうとするその腰を後ろから押さえ込むと、ひっと引き攣った息を漏らして動きが止まる。
「…っな、に…」
「ん?こっちシてないから、今日」
ぱしっ、と臀部を叩いてやると、ルルーシュは大袈裟に躯を竦み上がらせる。
別に慣らす必要ないよね、と耳元で囁いてやれば、一瞬紅く染まった顔がすぐに蒼白になった。
「っい…ぃゃ、だ…、ゃっ…!」
こんな、傷と痣だらけで包帯まみれの躯に興奮する僕も僕だけど…こういう仕打ちを受け入れてるルルーシュも大概変態だと思う。
まあ、僕がそういう風に仕込んだんだけど。
嫌だと震えるルルーシュのそこに、程よく勃起している僕を押し込む。
みちっ、て音が聞こえて、ルルーシュが細い悲鳴を上げた。
「っひぃ…ィっ!やっ、イタっ、いたぁ…っ!」
痙攣するように全身を震わせて、ルルーシュは泣き声を上げる。
僕が気に入ってる、救いを求めるような哀れな声だ。
内側の腸壁も引き攣って、ぎゅうぎゅうに締め付けてくる。
「ぃた…い、痛い…よぉっ…!」
尻だけ上げさせられた格好で、彼が泣きじゃくる。
躯も声も震えている、身を捻ることもできずに泣く、ルルーシュ。
無理だと、辛いと訴えるようにキツく締め上げてくるそこを強引に割り開き抽挿を繰り返す。
傷だらけの躯をがくがくと揺さ振り、貫いている事実を教えるように動かしてやると、不意に甘い声が上がった。
「イタ…ぁっ、はァ……あぁんっ!」
先端が前立腺を掠めたのか。
きゅん、と絡む内壁が熱を孕む、そこを繰り返し突いてやればルルーシュは快楽に蕩けた喘ぎを漏らし始める。
「あ…ぁっ、はんっ…あっ、あァ…っ」
ふるりと、さっきとは違う意味で躯を震わせて、彼が悦楽ばかりを拾い始めるから、それじゃあつまらないと白い双丘に掌を振り落とす。
ばしっ、ばしん、と鋭い音が響いた。
「っヒィっ…!あっ、や…ひ、あはァっ…い、イタっ…」
そう、これだ。この声。
快楽に蕩けながらも鋭い痛みに悶える、この声この姿。
この時がいちばん、可愛い。
僕が彼を観察するためにベッド横の壁に嵌め込んだ鏡が、涙に濡れて歪むルルーシュの表情を映す。
「痛…い、あ、あっ…も、やぁ…!っひぃ…」
叩いて紅く腫れた尻に爪を突き立てて引っ掻いた、それと同時に前立腺を強く擦ってやる。
「ヒィ…イっ、うあ、あぁ…あっ———!」
苦痛と快楽が混ざった強い刺激にルルーシュは躯を反り返らせ、達した。
びくっ、びくっと痙攣を繰り返すその最奥に、僕はたっぷりと精液を注ぎ込む。
それから、ベッドサイドの引き出しから取り出したアナルプラグで蓋をして、おしまい。
せっかく注いであげた僕を零すのは許さないと、躯で覚えさせるために。
翌日ルルーシュが体調を崩すのはわかりきってるけど、そんなのはどうでもいい。
胎内への刺激と裂けた入口や臀部の痛みに、シーツを握りしめて耐えているルルーシュの腰を蹴飛ばして、ルルーシュの定位置まで移動させる。
適当にその躯に毛布を被せてやれば、彼はそれに包まってひくひくと泣き始めた。
ぐしゃぐしゃになったシーツに残った精液も血の跡も、泣きじゃくるルルーシュを飾り立てる装飾品みたいで。
「…ねぇ、ルルーシュ。今日も可愛かったよ?」
顔を寄せて囁くと、びくっと毛布にくるまった躯が震える。
嗚咽が激しくなって、手枷を嵌められたままの腕が腰掛けた僕に縋り付く。
僕の心が冷えたままだってことにも気付けない、愚かなルルーシュ。
「…泣き顔も可愛いんだけどさ、」
するっ、と左手を伸ばし、細い首にかけると、ルルーシュは泣きながら視線をこちらに向ける。
この後どうされるかなんて判ってるだろうに。
薄く笑って、僕はぎゅっと手に力を込める。
「…………っ、か…は、」
絞めすぎることはなく、でも苦しい、そんな力加減。
紫の瞳が焦点をぼやけさせる、止まることのない涙は生理的なものも混じってるんだろう。
ギリギリ、いつもより強く首を絞めて、ぼやけた瞳にほぼ力がなくなったところで手を離す。
「———っ、は…げほっ、けほっ…かはっ」
弱々しく咳込んで、ルルーシュは潤んだ眼で僕を見る。
細い首にはくっきりと痕が残って、首輪みたいに見える。
何回も繰り返してるから消えない首輪、いつか喉を潰し呼吸を止めるかもしれない絞首。
それすらも受け入れるのだろうルルーシュに苛立ち、僕はルルーシュの上に馬乗りになる。
従順なだけ、受け入れるだけ、虚心へと近付く彼。
そうじゃない、それだけじゃあ面白くもなんともない。
だから、僕はまた、彼を殴る。
身を苛む痛みと少しの快楽、彼を繋ぐものは恐怖でいい。
そう思って殴り始めたら楽しくなってきて、ルルーシュが痛い助けてと、もうやめてと哀願するのが可愛くて、更に殴り続けて。
気付いたらルルーシュは意識を飛ばしていた。
さっきよりも更に腫れ上がった頬、左の瞼に裂傷。唇も切れているし、鼻血まで流れていて、綺麗な顔は血にまみれていた。
哀れで、無様で…どうしようもなく、可愛い。
弛緩している躯を眺めて、噛み締め続けてがさがさに荒れたくちびるを指でなぞり……ふと、気付いた。








…ルルーシュは、息をしてなかった。









「……あーあ」







「ねぇ、もっとイイ顔見せてよルルーシュ。」









「…勝手に死ぬなんて、許されると思うの」









「…ああ、僕だけど。ルルーシュが死にかけてるから、治しておいて?」









「…僕らの時間はさぁ、始まったばっかりなんだよ。」









「だからルルーシュ。壊れるくらい、愛されてよ?死なないでさ。」
























僕は気付かなかった、

呼吸の止まったルルーシュに語りかけながら、



……自分が無邪気に嗤っている、ことに。


















「あははは、あはははははははははははははっ」















>。。。ホラーだ既知外だ狂木さん何に憑かれているんだ。
ルルーシュの想いを合間に入れようかなと思っていたのにそんな暇与えてくれませんでしたスザクさん。

あ、ルルーシュ死んでないんで大丈夫です(笑)←お前。。。