The dream that never comes true
寂しくて別に慰めになるわけでもなくて
それでも空に恋焦がれて僕は窓の外へ消えた
羽を広げれば広げるほど僕は堕ちる
望みは僕をただ縛り付ける現実
夢は得ようとするほどに壊れていく
今僕が抱かれていく場所には
小さな生命が強く強く芽吹いている
手を伸ばせば空は黒く歪み
今まで想いを馳せていた世界は
憎しみに淀んだ悲しい過去を
捨てられないまま廻るいつまでも
僕は夢に逃げ込んだまま目覚めかたを忘れた
瞳はもう開かないずっと
世界が止まるまで僕は堕ちる
喪失する存在
私は一体誰であって、誰であればいいのだろうか
あなたのそばで息を殺して潜んでいる罪人なのだろうか
手をかけてあなたの息を、此処で止めてしまおう
そんなこと出来はしないと私の中の私が叫ぶ
閉じたまぶたを優しく照らして、淡い青色が揺れる
月明かりの下さえ出られない私は誰・・・?
苦しみは癒えるまで重みを増す
私の身体では耐えられない深い傷癒せない
私は一体誰であって、誰であればいいのだろうか
あなたの背を包み込む愛し続ける愛人なのだろうか
この指あなたを捕まえてしまう、此処で溶け合ってしまおう
そんなこと出来はしないと私の中の私が叫ぶ
薄く開いた虚ろな瞳を照らして、淡い赤色が揺れる
陽の光の下さえ真っ暗闇の私は誰・・・?
喜びは手の届かない遥か海の向こうある
私の手はいくら伸ばしても風に消えるだけ
何もかもが叶いはしない
ただ夢におぼれて自分を慰めるだけ・・・
The eyes which I am frightened by
眠りを覚ますような鮮明な夢を見た
向こう側で私を呼ぶのは誰?
孤独と不安が渦巻く闇の底を
何処かへ続く道を彷徨い駆ける
独りきり誰もいない振り返っても来た道は
見えないただ私の血が落ちているだけ
痛みに歪む心が叫ぶ
死を恐れた小さな生き物が
無力さに希望を奪われる
絶望という雨をあなたが降らせる夢
やがて大地に芽吹く花は私の血の色
憎しみと殺意に溢れた可哀想な花
空へ運ばれる種は世界を止める欠片
破滅を呼び覚ます素敵な花はあなたのこと
夢から目覚めても朝は見えない
静かな耳が痛い暗がりの中独り
そんな幻想を繰り返す私の壊れた鼓動
静かに聞こえる音はもう止まりそう
絶望という雨をあなたが降らせる夢