失敗の事例研究…ミッドウェー作戦
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)/戸部 良一

¥800
Amazon.co.jp
日本は、今、「被災」という敵と戦っている。
「失敗の本質」から学ぶべきことは沢山あるようだ。
・情報の重要性
・防御の重要性認識の欠如
・ダメージコントロールの不備。
そして、組織に縛られることなく
「作戦の価値・情報・構想の共有」することこそ
最も必要とすることではないだろうか?
以下、現在読書中の「失敗の本質」より
「ミッドウェー作戦」についてです。
(長くて、まとまりなくスイマセン)
ターニングポイントは、
作戦目的の二重性や部隊編成の複雑性などの要因のほか
日本軍の失敗の重大なポイントになったのは、
不測の事態が発生したとき、それに瞬時に有効かつ
適切に反応できたか否か、であった。(本書より抜粋)
「なぜ戦争に負けたのか?」ということを議論すると
「圧倒的な経済力の差」の一言に尽きてしまいかねない。
当時の日本海軍を率いるのは山本五十六連合艦隊司令長官。
日本海軍は連戦連勝の世界一だったとか。また、山本五十六は
非常に頭の良い方で、日本はアメリカには勝てない…と
いうことを知っていながら戦っていたとか、いろいろな話があります。
(真偽を私は知らないのですが…)
この経済格差については、論点から外して、
どこに「失敗の本質」があったのか?
以下、3つの錯誤」によって説明している。
1.連合艦隊司令部の錯誤
山本五十六司令長官は、6部隊を指揮しており、
中でも南雲忠一率いる第1機動部隊は
世界最強として知られていた。
第1機動部隊は4つの部隊(空母、支援、警戒、補給)から
編成されていて、空母部隊司令官山口多門が現場の鍵となる。
戦いの司令は次のように出されている。
(アメリカ軍についても同様と考えてよい。)
日本海軍 山本 →南雲 → 山口
アメリカ海軍 ニミッツ→フレッチャー → スプルーアンス
驚くべき指摘と結論なのだが、ミッドウェーの失敗とは
「目的のあいまいさと支持の不徹底」であったというのだ。
つまり、
・山本長官が作戦の目的と構想を南雲に対して
十分に理解、認識させる努力をしなかった…
・また、南雲のみならず、軍令部に対しても連合艦隊幕僚に対しても
十分に努力しなかった。
ミッドウェーの目的は、ミッドウェーの占領ではなく、
ミッドウェーのアメリカ空母軍を誘い出し、航空決戦を強要し、
一挙に捕捉撃減することにあった(山本の構想)
この、構想が南雲、山口に理解徹底できていなかった為、
ミッドウェー攻略に成功した後、予想しなかった機動隊出現と
反撃をうけ、ミッドウェーは失敗に終わった…
(目的のあいまいさと支持の不徹底)
アメリカ軍は、場合によっては、ミッドウェーが一時的に
日本軍に占領されても空母(機動部隊)の保全が重要だ
ということ、「空母以外のものに攻撃を繰り返すな」という事を
ハワイでニミッツとスプルーアンスは住居をともにするなど、
日常生活レベルで部下と価値や情報、作戦構想を共有することに
努めていたというのである。
対して、山本と南雲にはそのような価値・情報・作戦構想の共有
についての形跡・努力はなかったようだ。
加えて・・・
・情報の軽視と奇襲対処の不十分さ
・矛盾した艦隊編成
・司令長官の出撃
2.第1機動部隊の錯誤
・索敵の失敗
・航空作戦指導の失敗
なども、「ミッドウェー作戦」の目的と構想の理解・認識が
不十分であったことに由来しているようだ。
3.日本海軍の戦略・用兵思想
・近代戦における情報の重要性を認識できなかった
・攻撃力偏重の戦略・用兵思想
・防御の重要性の認識欠如
・ダメージコントロールの不備
など指摘されている。
繰り返しになるが、経済大国となった日本(=世界一の日本海軍)は、
組織を超えて世界各国や地方、企業と
「価値・情報・構想の共有」を最優先すべきではないだろうか?

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日本は、今、「被災」という敵と戦っている。
「失敗の本質」から学ぶべきことは沢山あるようだ。
・情報の重要性
・防御の重要性認識の欠如
・ダメージコントロールの不備。
そして、組織に縛られることなく
「作戦の価値・情報・構想の共有」することこそ
最も必要とすることではないだろうか?
以下、現在読書中の「失敗の本質」より
「ミッドウェー作戦」についてです。
(長くて、まとまりなくスイマセン)
ターニングポイントは、
作戦目的の二重性や部隊編成の複雑性などの要因のほか
日本軍の失敗の重大なポイントになったのは、
不測の事態が発生したとき、それに瞬時に有効かつ
適切に反応できたか否か、であった。(本書より抜粋)
「なぜ戦争に負けたのか?」ということを議論すると
「圧倒的な経済力の差」の一言に尽きてしまいかねない。
当時の日本海軍を率いるのは山本五十六連合艦隊司令長官。
日本海軍は連戦連勝の世界一だったとか。また、山本五十六は
非常に頭の良い方で、日本はアメリカには勝てない…と
いうことを知っていながら戦っていたとか、いろいろな話があります。
(真偽を私は知らないのですが…)
この経済格差については、論点から外して、
どこに「失敗の本質」があったのか?
以下、3つの錯誤」によって説明している。
1.連合艦隊司令部の錯誤
山本五十六司令長官は、6部隊を指揮しており、
中でも南雲忠一率いる第1機動部隊は
世界最強として知られていた。
第1機動部隊は4つの部隊(空母、支援、警戒、補給)から
編成されていて、空母部隊司令官山口多門が現場の鍵となる。
戦いの司令は次のように出されている。
(アメリカ軍についても同様と考えてよい。)
日本海軍 山本 →南雲 → 山口
アメリカ海軍 ニミッツ→フレッチャー → スプルーアンス
驚くべき指摘と結論なのだが、ミッドウェーの失敗とは
「目的のあいまいさと支持の不徹底」であったというのだ。
つまり、
・山本長官が作戦の目的と構想を南雲に対して
十分に理解、認識させる努力をしなかった…
・また、南雲のみならず、軍令部に対しても連合艦隊幕僚に対しても
十分に努力しなかった。
ミッドウェーの目的は、ミッドウェーの占領ではなく、
ミッドウェーのアメリカ空母軍を誘い出し、航空決戦を強要し、
一挙に捕捉撃減することにあった(山本の構想)
この、構想が南雲、山口に理解徹底できていなかった為、
ミッドウェー攻略に成功した後、予想しなかった機動隊出現と
反撃をうけ、ミッドウェーは失敗に終わった…
(目的のあいまいさと支持の不徹底)
アメリカ軍は、場合によっては、ミッドウェーが一時的に
日本軍に占領されても空母(機動部隊)の保全が重要だ
ということ、「空母以外のものに攻撃を繰り返すな」という事を
ハワイでニミッツとスプルーアンスは住居をともにするなど、
日常生活レベルで部下と価値や情報、作戦構想を共有することに
努めていたというのである。
対して、山本と南雲にはそのような価値・情報・作戦構想の共有
についての形跡・努力はなかったようだ。
加えて・・・
・情報の軽視と奇襲対処の不十分さ
・矛盾した艦隊編成
・司令長官の出撃
2.第1機動部隊の錯誤
・索敵の失敗
・航空作戦指導の失敗
なども、「ミッドウェー作戦」の目的と構想の理解・認識が
不十分であったことに由来しているようだ。
3.日本海軍の戦略・用兵思想
・近代戦における情報の重要性を認識できなかった
・攻撃力偏重の戦略・用兵思想
・防御の重要性の認識欠如
・ダメージコントロールの不備
など指摘されている。
繰り返しになるが、経済大国となった日本(=世界一の日本海軍)は、
組織を超えて世界各国や地方、企業と
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座右の書探し
4月1日なので、
初めて社会人になる人が
たまたまこのブログを見たら…
という想定で書きます。
提案 「自分の「先生」を見つける」
吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録/著者不明

¥1,200
Amazon.co.jp
吉田松陰について詳しくないけれど、
吉田松陰が教えた人たちが
明治時代に活躍しているという事実。
この本は、そんなことを考えていた時、
たまたま目について買った本だ。
自分の「先生」を探して聞いてみる…
いまさらですが、必要だと感じています。
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いまさらですが、必要だと感じています。