今日は、阪神競馬場で2歳女王決定戦「第73回・阪神ジュベナイルフィリーズ」が開催されます。
来年の牝馬クラシックを占う上でも重要な一戦だし、今年も素質を持った18頭が仁川の舞台に集結しました。
◎ ⑰ ナミュール
〇 ⑩ サークルオブライフ
▲ ⑯ ベルクレスタ
△ ⑧ ステルナティーア
△ ⑬ ウォーターナビレラ
△ ⑱ パーソナルハイ
△ ① ナムラクレア
重賞ウィナーが4頭いる中で、デビューから無傷の2連勝でいきなりGⅠに挑戦するナミュールを本命にしました。
新馬戦は序盤がスローペースだったこともあって勝ち時計は1分39秒0という平凡なタイムでしたが、前走の赤松賞ではスタートで出遅れながらも直線では上がり33秒0という末脚で鮮やかに差し切って、持ち時計を大幅に短縮。
赤松賞は今年の秋華賞馬アカイトリノムスメが勝った出世レースでその時よりも0秒7速いし、今年のアルテミスSよりも0秒2速かったのだから優秀な内容でした。
今回は中2週というローテーション、初めての右回りなど克服しなければならない条件はありますが、それらを乗り越えて一気に世代の頂点へ。
前走のアルテミスSで重賞初制覇を飾ったサークルオブライフの末脚も強烈だし、デムーロ兄弟のワンツーも十分。
デビュー戦こそ1.2秒差離された3着でしたが、勝ったイクイノックスは東スポ杯2歳Sも勝っている大物だし、牝馬の中ではトップクラスの好素材です。
そのアルテミスSで2着だったベルクレスタも先行してクビ差の2着と負けて強しの内容だったし、ヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードの半妹という血統も魅力。
ステルヴィオの半妹ステルナティーアは新馬戦で上がり32秒7という末脚を使って快勝しましたが、牡馬相手に挑んだ前走のサウジアラビアRCでは2着。
超スローペースだったといっても持ち時計を更新することができなかったし、新潟2歳Sで5着だったスタニングローズにクビ差まで迫られた内容には不満が残るので、押さえの評価まで。
デビューから無傷の3連勝中と勢いに乗るウォーターナビレラは先行力があってマイルもこなせるし、新種牡馬シルバーステート産駒がどこまで通用するか。
上記の5頭が能力的には抜けていると見ますが、後は印を付け加えるならメンバー唯一のディープインパクト産駒のパーソナルハイと小倉2歳Sの覇者ナムラクレアでしょう。