今日は、中京競馬場で師走のダート王者決定戦「第22回・チャンピオンズカップ」が開催されます。
初ダートに挑む白毛のアイドル・ソダシや地方交流GⅠを2勝した川崎のカジノフォンテンの参戦など今年は多士済々なメンバー16頭が尾張の舞台に集結しました。
◎ ⑬ チュウワウィザード
○ ⑥ テーオーケインズ
▲ ④ インティ
△ ⑯ カフェファラオ
△ ⑦ サンライズホープ
△ ⑨ オーヴェルニュ
△ ⑤ エアスピネル
2017年の勝ち馬で2年連続2着のゴールドドリーム、おととしの覇者クリソベリルが引退して、去年に比べると相手関係が楽になった印象を受けるし、ならばチュウワウィザードの連覇が有望と見ます。
去年のチャンピオンズカップでは直線で力強く抜け出して2馬身半差をつける快勝だったし、晩成型のキングカメハメハ産駒らしく5歳で完成期を迎えました。
6歳になった今年は海外遠征に挑戦して、サウジカップこそ9着に敗れるも、ドバイワールドカップでは2着と大健闘してその名を世界に轟かせました。
帰国初戦となった帝王賞では6着に敗れましたが、レース後に骨折が判明してその影響があったものと思われるし、夏場を休養に充ててリフレッシュ。
そして、前走の金沢で行われたJBCクラシックでは休養明けながらも勝ったミューチャリーから0秒3差の3着と中身のある内容のレースを見せてくれました。
去年のチャンピオンズカップを勝った時も大井で行われたJBCクラシック3着からの臨戦で使われて良くなるタイプだし、得意にしている左回りに変わるのもプラス。
枠は去年よりも外の13番枠になりましたが、カジノフォンテンやダノンファラオといった先行馬が引っ張ってペースが速くなれば中団からでも差し届くでしょう。
今年の帝王賞を勝ったテーオーケインズもこの1年間で急激に力をつけてきた1頭だし、侮れない存在です。
とにかく帝王賞の内容が強いの一言だったし、ダート界に新星が誕生したことを予感させる強い走りでした。
前走のJBCクラシックではスタートで出遅れてしまい序盤で脚を使わされてしまうロスがあったし、その中でも4着と崩れませんでした。
デビュー以来、掲示板を外したのは2度だけと堅実なタイプで一度叩いた上積みを見込める今回は上位争いを演じられるでしょう。
リピーターが強いレースということもあって去年、おととしと3着に好走しているインティを3番手に挙げたいし、中京コースは得意にしていて去年も人気薄で激走。
脚質転換を図って最近は差す競馬を習得していますが、調教の動きを見る限り7歳になっても衰えは全く感じられないし、今年も上位を狙えそうです。
今年のフェブラリーSの勝ち馬カフェファラオにとってはベストはワンターンの東京マイルだし、コーナー4回を回る中京1800メートルは不得手な条件。
しかもこのコースでの大外16番枠というのは圧倒的に不利で大幅に割引が必要だし、押さえの評価までが妥当でしょう。
シリウスSを勝ったサンライズホープとオーヴェルニュは中京コースでパーフェクト連対と相性抜群だし、8歳になってもまだまだ元気なエアスピネルまで印をつけたいところです。