今日は、阪神競馬場で伝統の長距離王決定戦「第162回・天皇賞・春」が開催されます。
京都競馬場の改修工事によって今年は27年ぶりに直線に坂のある阪神コースで行われるのがポイントだし、主役不在の混戦模様だけに面白い一戦となりそうです。
◎ ① ワールドプレミア
○ ③ カレンブーケドール
▲ ⑭ ウインマリリン
△ ② アリストテレス
△ ⑫ ディープボンド
△ ⑦ ユーキャンスマイル
△ ⑤ ディアスティマ
2019年の菊花賞を勝っている生粋のステイヤー・ワールドプレミアの復活Vを期待して、本命を打ちました。
菊花賞を勝った後、有馬記念では超ハイレベルだった有馬記念で最後方から追い込んで3着に入りましたが、その後に順調さを欠いて1年近い休養を挟みました。
それでも世紀の一戦と呼ばれた去年のジャパンカップでは久々にも関わらず、勝ったアーモンドアイから0秒8差と悪くない内容だったし、続く強豪メンバーが揃った有馬記念でも掲示板を確保して地力の高さを証明。
前走の日経賞は、1000メートルの通過が62秒9というスローペースの中、早めに動いていく競馬で0秒1差の3着だったし、勝ち馬とは斤量4㌔あったことを考えれば前哨戦としては合格点でしょう。
今回は長距離戦では圧倒的に有利な1枠1番という最内枠を引き当てたし、初コンビとなる福永が経済コースを上手く立ち回って頂点へ。
すっかりシルバーコレクターのイメージが定着してしまったカレンブーケドールはとにかく勝ち味に遅いものの、安定感は抜群だし、ジャパンカップではワールドプレミアに先着して4着、有馬記念では5着同着、日経賞でも先着して2着と実力は折り紙付き。
今回は初めての3200メートルへの距離延長が鍵となりますが、それが良い方向へ向けば悲願のGⅠ初制覇も見えてきます。
日経賞組のレベルがかなり高かったと見て、3番手にそのレースを勝ったウインマリリンを挙げたいし、先行力とスタミナがあって牡馬相手でも通用。
去年の菊花賞でコントレイルに肉薄したアリストテレスは、不良馬場だったAJCCこそ半馬身差で勝利するも重馬場だった阪神大賞典では見せ場を作れず惨敗。
タフな馬場で2度も走ることになって疲労が残っていないか心配ですが、本来の力を発揮することができれば上位争いは可能でしょう。
阪神大賞典を5馬身差で圧勝したディープボンドの前走の内容はとにかく強かったし、良馬場であの脚を使うことができれば本物。
去年の天皇賞・春で4着だったユーキャンスマイル、今回と同じコースで行われた準オープンの松籟ステークスを3馬身差で快勝したディアスティマまで押さえておきたいところです!