この人に憧れた人達に僕らは憧れた!
高橋幸宏、坂本龍一、吉田拓郎、泉谷しげる
高中正義、三国清三、コシノジュンコ...。
彼を語る人達の顔ぶれの凄いこと!!
皆口を揃えて言う、
「彼みたいな人はいない」
「彼は天才だった」と。
実際、時代の先端とは彼のような人なのでし
ょう。固定観念に捕らわれず、日本に初めて
本格的なPAを海外から持込み、
国内で売れる前に海外ツアーで評価され、
彼女のためにロールスロイスを買ったはいい
けど大き過ぎて車庫に入らず...。
もちろん彼の名も主な実績も知ってはいたけ
れど、ここまで多彩な天才だとは知らなかっ
た。破天荒を気取ったのではなく、
ごく自然にぶっ飛んでいた人。
この映画により、時代時代で親密な交流のあっ
た様々な著名人の声は数多く聞け、加藤和彦の
人となりはかなり浮き彫りになったけれど、
本人の肉声がほとんど無かったのは残念。
最後に思った。
世間的に、もっともっと評価されるべき人なん
じゃないかと。
そしてもう一つ思った。
天才だったが故に最後は絶望したのかな。
80点