GESHICOMのブログ

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CINEMA、BOOK、EVENT、LIVE&PERFORMANCE...

 

まず始めに、

本作の感想は、何を書いても多少のネタバレ

になる可能性があるのでご容赦下さい。

 

タイトルを“数年に一度の傑作”とせず、

傑作の“予感”としたのには大きな理由がある。

 

映画は三つの章に分かれていて、

それぞれ時代が異なるのだけれど、

それぞれにドラマがあり、見せ場があり、

琴線に触れる言葉たちがある。

ところが、冒頭から観客の誰もが抱く疑問

への答えがなかなか見つからない。

様々な伏線と思しき素材を見逃さないよう

注力し、それらを頭の中で繋げてみたり、

重ねてみたり、いろいろやったけれど、

なかなか正解に辿り着けない。

ただ、本作が“死”をテーマに、“生きる”事の

素晴らしさを、とても深く優しい眼差しで描

いている事を感じ、そこに魂が揺さぶられる。

 

【以下ネタバレ!】

敢えて3章から始まり、最後の1章の終わりに

謎解きが用意されていることを期待したが、

それは無かった。

 

そして鑑賞後、ネットで“ネタバレ”の考察を

読んでスッと理解した。

そうか!“観る視点”だったのだ!

そう言えばヒントは沢山あった。

どうして気付けなかったんだろう...。

早速原作を買いました。

そして、近いうちにもう一度観たいと思います。

本作は数年に一本の傑作だと思うから。

 

85点

 

 

 

 

第23回『このミステリーがすごい!』大賞・

文庫グランプリ受賞作品。

“2025年もっとも売れた新人作家”らしい...。

帯の大袈裟な売り文句に騙される事が多い中

で、本作はギリギリ及第点クリアって感じ。

 

まず、“200年前の人骨のDNAが4年前に失

踪した妹のものと一致!?”この宣伝文句が

効いている。否応なく好奇心はそそられるが、

徒にハードルを上げていないか?との疑念も

生まれ、どちらかと言うと後者が勝る中で、

恐る恐る読み始めた。

 

ミステリー小説の醍醐味は、読者の想像を超

えたサプライズにあると思うが、本作はそれ

が随所にあって、そう言う意味ではとても面

白かった。ただ残念ながら肝心の“最大の謎

の真相“部分の衝撃が期待値に及ばず、それ故

全体としては物足りなさが残る。

 

とは言え、ミステリーをベースに、SFやホ

ラー、バイオレンスのエッセンスも詰め込ん

できたのは、強引さや荒っぽさと同時に、

若さ故の勢いも感じられ好感を持ちました。

今後に要チェックの作家です。

 

80点

 

 

 

 

 

 

 

「フランケンシュタインの花嫁」は未見だけ

ど、これはそのオマージュなのか?

「俺たちに明日はない」のオマージュと言わ

れればしっくりくるけれど、それだと元祖に

は遠く及ばない。

 

予告で感じた、全体を纏うパンクっポイ質感

に惹かれて観たけれど、質感だけで中身は期

待と随分違った。何というか、エキセントリ

ックさだけが際立って、展開の背景や意図が

よく分からない。

脈絡なく純愛が爆走したり…。

ちょっとついていけませんでした。

 

クリスチャン・ベール、アネット・ベニング、

ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルス、

当代きっての個性派名優をキャスティングし

ながら、それを活かしきれていないし...。

 

何から何まで、少しづつ残念だった。

 

70点