数年前、コロナ禍で品薄が続いていたあの頃。


値上げ前にと、担当さんが案内してくださった
奇跡のような出会いがありました。


箱を開けた瞬間、思わず溜息が漏れる。

本当に、本当に、美しい。
まるで一点の曇りもない「女神」のよう。

あるいは、触れることすら躊躇われる
美術館に鎮座する、芸術品のようでした。


それが、
バーキン30「ナタ」。


私が持っている数少ないバーキンの中
でも、
間違いなく「一番美しい」と思ったバッグです。


エルメスを愛する方なら、
きっと共感していただけると思うのですが、
エルメスのバッグは、同じデザインでも
選ばれた「革」によって
まったく違う表情を見せます。

トゴ、エプソン、スイフト、ボックス…。


その質感や光の反射によって、
雰囲気は驚くほど変わる。


そして「色」もまた、同じ。

エルメスの白は、
ただの白ではありません。

圧倒的な気品と、
人の心を一瞬で奪う力を纏っています。



さらに、この子の美しさを
決定づけていたのが「革の質感」でした。



(革の質感、伝わるかな)



トゴの革には個体差がありますが、 
私が出会ったのは、
きめが細かく整った、まさに極上のトゴ。


その繊細な質感があるからこそ、
ナタの白は内側から発光するように輝いて見えたのです。


その神々しい姿を前に、
「買わない」という選択肢は
私の中には存在しませんでした。




――けれど。


あれほど惚れ込んで迎えたこのバッグを、
実際に外へ連れ出したのは、
たったの一度きり。





私のブログのテーマでもある
「バーキンは一生ものか?」
その問いに、
このナタが静かに答えを突きつけてきました。
 

私にとって、この美しい白は
「一生もの」ではなかったのです。



なぜ、これほど愛したバッグを
あえて手放す決断に至ったのか。

そこには、いくつかの理由があります。


​(明日お話しする理由は、その一つ。
お洒落を楽しむ上での「現実的な壁」
についてです)



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