毎週日曜日の朝5時、静まり返った家の中でひっそりと起き出す妻を見るのは、いつも心がざわつく瞬間です。
彼女が何故そんなに早く家を出るのか、最初はただの散歩か何かだと思っていました。
しかし、彼女の背中にはいつも小さなバックパックがあり、その中身が気になり始めたのです。
ある日、彼女が出かけた後で、ふとバックパックが置かれた場所を見ると、一冊のノートが落ちていました。
拾い上げてページをめくると、そこには様々な鳥や花、小動物のスケッチが細かく描かれていました。
隣のページには、その観察記録が丁寧に記されており、日付がそれぞれ入っていることから、これが彼女の趣味であることがわかりました。
次の週、彼女にそのノートのことを尋ねてみると、妻は少し驚いた表情を浮かべながらも、話し始めました。
彼女は自然観察が趣味で、特に日曜の早朝が一番動物たちが活動的で、新しい発見が多いとのこと。
だからこそ、彼女は毎週朝早くに出かけては、その美しい瞬間を記録しているのです。
そうして知られざる妻の一面を知った私は、次の日曜日、彼女が出かけるときに一緒に行くことを提案しました。
彼女は少し驚きながらも、喜んでそれを受け入れてくれました。
私たちは手をつなぎながら、まだ薄暗い街を抜け、郊外へと向かいました。
鳥の鳴き声が徐々に大きくなり、夜が明けていく中で、妻は興奮しながら私にさまざまな植物や鳥たちを指し示して教えてくれました。
この体験は私たちの関係に新たな一面をもたらし、共有する喜びが増えました。
そして何より、妻がどれほどこの時間を大切にしているかを理解することができ、それが私にとってもかけがえのない時間となりました。
毎週日曜日の朝5時、今では私も楽しみにしている時間です。
\ふるさと納税をやってみないか?/
\おいしいものにめぐりあえるよ/
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