「あなたの愛を知った別れの日……。」
作品名: 彼岸花
曲名: 彼岸帰航 ~ Riverside View
公開日: 2024年9月21日 (土) ~ 2024年9月27日 (金)
メイリン「この作品は『大切な人を失った悲しみと来世の誓い』を描いた歌詞なの。」
「2018年3月2日に書かれた歌詞で、如月祐介が作詞を始めてから約4〜5ヶ月後に書かれた作品よ。」
「今年の秋は9月19日 (木)~9月25日 (水) が彼岸で、9月22日 (日) が秋分の日ね。」
「彼岸とは自然やご先祖様に感謝を捧げる日本独自の文化で、春は春分の日を挟んで前後3日間、秋は秋分の日を挟んで前後3日間が該当するのよ。」
「この歌詞を付けた曲はこちら……。」
原作: 東方花映塚 ~ Phantasmagoria of Flower View
作曲 & 編曲: ZUN
曲名: 彼岸帰航 ~ Riverside View
メイリン「もし大切な人を死によって失ってしまったら、二度と会えないという気持ちになって心に大きな傷を負うことになると思うの。」
「特に深刻なのが自殺による別れの場合で、突然の出来事だから残された人はあまりのショックで立ち直れなくなるのよ。」
「ただ日本は霊的に天界との結びつきが非常に強い場所だから、昔から日本人は見えない世界を敬って亡くなった人を供養してきたの。」
「それが春分の日や秋分の日を含んだ彼岸で、この期間には天界から亡くなった人が我々が住む下界に帰ってきたりするみたいね。」
「だからこれらの習慣の意味を知って霊的真理を理解すれば、大切な人を失った喪失感は少しずつなくなってくるはずよ。」
春分の日と秋分の日
メイリン「春分の日は自然を称えて生物を慈しむための日で、秋分の日は祖先を敬って亡くなった人々を偲ぶための日。」
「最初の日を彼岸入り、最後の日を彼岸明けと呼び、中日の春分の日や秋分の日にご先祖様に感謝し、残りの6日間は悟りの境地に至るためにあるの。」
「元々は仏教由来の風習なんだけど、それが古来の太陽信仰や祖霊信仰と結びついて日本独自の風習になったみたいね。」
「だから亡くなった人が成仏さえしていれば、我々には見えないけど天界から一時帰宅して近くで見守ってくれていたりするの。」
「供え物はおはぎが一般的だけど、亡くなった人が好きだったものでも良くて、何かと独り言のように話しかけてあげれば喜んでくれるはずよ。」
メイリン「こうして完成したのが『彼岸花』という作品。」
「そこには哀愁の漂う美しい曲に乗せて亡くなった大切な人への想いが語られており、彼岸を迎えて供養する姿が描かれているわよ。」
「大切な人が亡くなるのは永遠の別れのように感じるものだけど、霊的真理を悟れば自分が亡くなった後に再会できることが分かるのよね。」
「そう考えると何があっても生きようという前向きな気持ちになれるし、亡くなった人も安心して天界で見守ってくれるはずよ。」
「それでは日付が変わった0時に本編を一般公開するから、YouTubeの音楽を再生して歌詞を曲の旋律に合わせて読んでみてね。」