いまエジプトは大丈夫なのか | Nairobi Today

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ドバイの旅行記を書いている間に

イスラエルとパレスチナの衝突で

中東情勢が一気に緊迫し

「ところでエジプト大丈夫?」と

よくご心配いただくのですが

今のところ、我が家に関しては

生活への影響はほぼありません。

 

今日も砂色

 

エジプトは90%がイスラム教の

アラブ人社会なので、パレスチナ

への連帯は当然という雰囲気。

ガザ地区への寄付など支援の
呼びかけも盛んに行われています。

 

逆にイスラエルを支持する

西側諸国の人々の立場は微妙で、

今回の衝突が始まった当初は

娘が通うアメリカンスクールにも

爆破予告があったそうです。

(たまたまスクールトリップ中で

 直接の影響はなし)

 

娘の学校のあるMaadi地区には

イスラエル大使館もあるので、

テロ等警戒のためか、明らかに

軍や警官の数が増えました。

もともと高級住宅街で比較的安全な

地区なのですが、治安はさらに

よくなっているとも言えます。

 

Maadiはこんな感じのところ

 

私たちが住むニューカイロでは

特に変化は感じられないのですが

毎年コンパウンドで開かれていた

ハロウィーンのトリックオアトリート

が中止になったりはしました。

宗教的な意味合いというよりは、

紛争の被害者への連帯を示すため

だったり、要らぬ混乱を避けるため

というのが背景にあったようです。

 

ギザのピラミッド周辺や

大きなモスクやスークのある

オールドカイロのほうには

もともと用事がないといかないので

最近の様子はあまりわからないですが

特に治安が悪くなってるとか

その手の話は聞きません。

 

ちょうど紛争が始まった頃のピラミッド付近の様子

 

個人的には、夏ぐらいから
エジプト最古のキリスト教会といわれる
ハンギングチャーチを見に行きたくて
涼しくなるのを待っていたのですが、
それはさすがに行くのは今じゃないかな、
と自粛していたりはします。
 

あとエジプトから飛行機で1時間ほど

で行けるヨルダンやレバノンにも

近々旅行に行こうと思っていたの

ですが、それも当面見送り。

残念ですが、タイミングも大事です。

 

なによりも、毎日いろんなメディアで

流れてくるガザ地区の惨状を見ると

心が痛むし、当たり前の日常を送れて

いることがどれほど恵まれたことか、

そんな自分にできることは何なのか、

考えずにはいられません。

 

とにかく一日でも早く紛争が終わり

これ以上犠牲者が出ませんように。