昔、日本でも沢山の人々が、色々な事情から日本各地を開拓したり、南米へ渡ったりした。広大なアメリカへは、果てしない夢があっただろう。
222回目は
「遥かなる大地へ」
アイルランドから米、オクラホマ州の開拓地を求め渡った男女の物語。
当時結婚していたトム・クルーズと、ニコール・キッドマンの共演。
「アポロ13」、「ダ・ヴィンチ・コード」等のロン・ハワード監督。1992年公開。
1892年、西アイルランド、小作人は代々搾取と貧困に苦しみ、不当な小作料や追立に耐えてきた。
やがて地主達に反抗を始める。地主の一人が銃を発砲し、ジョセフ・ドネリー(トム・クルーズ)の父親に当たり、なんと家も焼き払われる ジョセフに「土地を持て」と言い残して父は亡くなる。
ジョセフは地主のクリスティ(ロバート・プロスキー)殺害を決意する。しかし、途中立ち寄った酒場で出会ったクリスティは、小作人とも打ち解ける陽気な人物だった
それでも地主の館に忍び込むと、娘のシャノン(ニコール・キッドマン)に鍬で刺されたり、持って来た銃が暴発したりして、ジョセフは負傷する。
手当てを受けるジョセフ(普通追い出されると思うのだが)。
シャノンは階級社会に嫌気がさしており、米に渡るため家出を計画していた。しかし、女一人では・・・。
小作人を苦しめていたのは実は、財務を任されていたスティーブン(トーマス・ギブソン)。ジョセフとスティーブンは銃で決闘という場になるが(唐突でなぜ?)霧が濃く、その隙にシャノンが馬車にジョセフを引っ張り上げ、米行きを決行!
ボストンに着くが、金を盗まれるシャノン 配られる土地は無料だが千キロ先のオクラホマ州。その資金を稼がねばならない。
兄妹として宿を借り、二人で鶏を捌く仕事につくが割に合わず、ジョセフはボクシング試合で稼ぐ。めっぽう強いジョセフ
アイルランドのクリスティの館は小作人達の恨みにより焼き払われ クリスティ夫妻とスティーブンは娘のシャノンを追って米へ向かう。
次第に惹かれ合うジョセフとシャノン。しかしジョセフはここぞという試合に負けてしまい、追放!宿も追い出され、雪の降る中寒くて二人で留守宅の屋敷に忍び込んだが、住人が戻って来てシャノンは銃で撃たれてしまう。
シャノンは彼女の両親に託すしかなく、別れる。
ジョセフは働き、8ヶ月後、オクラホマの土地の獲得レースに参加する。シャノンも両親、スティーブンと来ており再会。
そして、幌馬車や乗馬で我先に走り、気にいった土地に旗を立てるレースが始まったのだった・・・。
4年程前にTV放送を録画したものを、今回初めて観た。概要は知っていたが予想と違っていた。
題名のイメージからもっと叙事詩的な雄大さを想像していたが、ご都合主義や笑わせようとしている部分が見えてしまう。不必要と思われるところも。
レースのシーンは結構迫力があり、暴れ馬に乗るトム・クルーズの身体能力は流石というところ
フロンティア精神をもっと感じられるように描いて欲しかった。ま、そこへ辿り着くまでの話だから仕方ないか。
二人共若くて綺麗だったね
☆3.75です。
じゃ、また