想像力と感情と思考をバランスよく使う | 幻想斬り士と呼ばれて

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  心の囚われを解き放つカウンセラーのブログ

最近、新しい人たちとのつながりも出てきたので

 

私がどんなことをやっているのかを整理すると

 

私たちは、自分自身や物事に対して、様々な意味をつけています。

 

そして、その意味づけ(とらえ方)によって

 

苦しんだり、喜んだりしているのです。

 

ですから同じような大変な状況に遭遇しても

 

人によっては運が悪いとか、自分は不幸だととらえて苦しむ人もいれば

 

自分が成長するチャンスだとか、自分がどこまで出来るかを知るチャンスだと

 

全く異なる捉え方をする人がいるのです。

 

このように起こっている事は変わらないのに

 

どう捉えるか、どう意味付けするかによって変わってしまう

 

という事は、

 

起こっている現象そのものは、

 

本質的には良いも悪いもなくニュートラルで

 

ただ起こっているだけなのですよね。

 

もちろん、物理的で直接的な刺激により快や不快を感じる事もありますが、

(これは、今ここで現実に起こっていることへの反応)

 

私たちには進化の過程で

 

過去の記憶や知識をもとに

 

また同じ危険なことが起こるとか、これは危険な状況だという想像(意味付け)をして

 

不快な感情を作り出すという仕組みを身に付けてきました。

 

その仕組から、実際にはそれが起こっていないのに

 

まるで今ここでそれが起こっているような錯覚を起こすことで

 

危険を先に回避させ生き残る確率を飛躍的に高めてきたという所があるのです。

(自分の作った想像に対する反応)

 

ただ、とっても厄介なことに、この仕組は身を守るためには必要なのですが

 

この仕組に振り回されて

 

今ここで起こっている危機なのか、

 

自分の作った想像上の危機なのか

 

区別がつかなくなっちゃっているのですよ。

(特に現代はリアルな体験が減り、情報ばかりなので)

 

しかもこれは想像上なので最悪な状況をいくらでも次から次へと想像できますし

 

それによってネガティブな思考が爆発的に回り始めるので、そのスパイラルで

 

24時間いつでもどこでもずっと危険な状況に感じられちゃうのです。

(このとらわれが地獄というものなのかもしれないですね)

 

それによって目の前の現実や実際の自分自身が見えなくなり

 

悩んでいる時のほとんどが自分の作り出した想像と戦っている事が多いのです。

 

私は

 

この仕組に、どれだけとらわれているかということを

 

体験的に気づいてもらうお手伝いをしています。


これに気づいていくと、

 

実際に起こっている事は何なのか?自分の想像している事なのか?の区別がつきやすくなったり

 

今現在の現実の自分の能力を再確認することが出来るようになります。

(想像に振り回されている時は、出来ることが少ない子供の頃の自分が

 

前提になっていることがほとんどです)

 

これにより現実の自分を受け入れ、それを元に対応を考えられるようになるので

 

想像と感情と思考をバランスよく使い、対応できるようになるのです。

 

これって当たり前といえば当たり前の事をやっているだけなので

 

これが出来るようになれば、変化したり結果が出るのですよね。

 

そんなことをお手伝いしています。