パーソナリティ障害とは?
前回のブログでパーソナリティ障害についてお話しました。
ざっくり言うと
物事の捉え伊方や考え方や行動の仕方が普通の人とは少し違っていて、
そのために周りの人との関係がうまくいかない状態です。
そして
A群(疑い深く風変わりなタイプ)
B群(気まぐれで衝動的なタイプ)
C群(不安が強く臆病なタイプ)
に分類されているのですが、
今回はA群のシゾイドパーソナリティ障害(統合失調質パーソナリティ障害)のお話。
シゾイドパーソナリティ障害
シゾイドパーソナリティ障害とは別名:統合失調質パーソナリティ障害とも呼ばれていますが
ざっくりいうと人との関係に関心が少なく人間関係を望まず、欲も少なく、淡々とした静かな生活を望む孤独を愛する人。
シゾイドパーソナリティ障害は主に
①親しい・信頼できる友達少ない、親しい関係を望まない。
家族以外に、親しい友達や信頼できる人がほとんどいません
②一人が好き、一人で行動したり過ごすのを選ぶ
他の人と一緒にいるよりも、一人で過ごすことを好みます。
③恋愛体験に興味がない。あっても少し
デートや結婚について考えることも少ないです
④趣味や活動などを楽しさを感じることが少ない。あっても少し
何かを楽しむという感覚が薄い
⑤感情をあまり表さない、周囲への関心がない。
周りの人から見ると、冷たい印象を与えることがあります2
⑥褒められること、批判されることに無関心に見える
他人の評価に無関心。
⑦交流の場面でどう振る舞っていいかわからず不器用に見える。
相手の身振り手振りに気が付かないので不器用に見える。
などの特徴があるのですが、陰キャと思われがちみたいです。
アニメ 新世紀エヴァンゲリオンに出てくる、綾波レイを
例に出している先生もいますが、そんな感じですかね?
幻聴も妄想も無い統合失調症の陰性症状だけみたいな感じ(?)
といえばそういうことになるのでしょうが
平和主義で暴れたり怒鳴ったりすることが少ないので
家族も問題とは思わず医療機関に受信をすることが少ないみたいです。
だから
障害レベルかどうかの判定は外の人や社会との関わりができるかどうかで
それが出来ないと引きこもりになってしまうことも多いみたいです。
逆に言えば、引きこもりの人たちの中にはシゾイドパーソナリティ障害の
人が気づかれずにいるということですかね。
特性をうまく活用できると
①深い内面世界
他人を避けるがゆえに自分の体面に没頭。それが独自の視点や創造性を育む。
多くのアーティストや作家、学者や哲学者がこの特性を持っている。
②物質的な欲求が少なく質素で静かな生活
現代社会のストレスや競争から開放される一つの方法として魅力的に映ることがある。自分のペースで生活し、自分の時間や空間を大切にする事ができる。
③自分の価値観に基づいた行動
他者からの評価や批判に無関心なために自分の価値観で行動できる。これによって他者との関係に依存せず自立した生き方を可能にする。自身の内面と向き合うことで自己理解を深める機会を持つことができ精神的な成長を遂げることもある。
④人間関係は非常に誠実
表面的な付き合いよりも本質的なつながりを重視するため一度信頼関係が築かれると非常に忠実で関係は深いものとなる。これは真剣な友情や信頼関係を求める人々にとって大きな魅力となる。
⑤自己反省的な姿勢
自分と向き合う時間が多いため、自分の感情や思考について深く考える能力がある。これによって自己成長や自己理解が深まりより豊かな人生観を持つことが出来る。
ということは、
特性的に放って置くと人と関わらず自分の世界に入ってしまうので、
人と関わらなくてもやっていけるように日常生活に必要な家事や規則正しい生活などを
身に付けられるような環境を与えたり、できるだけ社会との接点を作るような工夫を