嘘のような本当の話
だらだらと長い文章になりますが、貴重な体験をしたので暇つぶしにでも読んでください人は同じ体験をすると初対面でも一気に仲良くなれる戦後最悪の関係の中、韓国出張も無事終了今回は一生忘れられない出張になった俺だけじゃなくあの日あのホテルの2Fに宿泊した全員にとって…8/26 仁川空港から3時間近くバスに揺られて21:00にたどり着いた大田広域市儒城区のホテルICCチェックインの際に同じ商談会に参加するのであろう日本企業の方達とお互いちょこんと頭を下げる腹が減ったので1人で飯を食いにぶらぶらしてホテルに戻る前回のフェイスブックの投稿は夕食を終え、ビールを買ってホテルに戻ったところだったシャワーを浴びてビールを飲みながら東京よりも過ごしやすい韓国の夜風を浴びてパンツ一丁で眠りにつく……ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!夜中突然けたたましく、火災警報器が鳴り響くえっ?俺なんかやっちゃった?タバコは吸わないし、まさかPCのバッテリーから煙が出てる?電気をつけても特に煙らしきものは出てない時計は2:30を示す誤報かなぁと思うがサイレンは鳴り続ける更にファンファンファーン ファンファンファーン新たな警報が響き▲※*◇∈*▲※*◇∈*なんて言ってるか全く分からない韓国語がテンションMAXでスピーカーから迫ってくるこの間もジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリと言うサイレンは鳴り響いている部屋の壁に設置してあるライトが激しく点滅し、ありとあらゆる手段で『逃げろ!』とメッセージを送ってくる3分 4分 5分警報は勢いをますばかり言葉が分からないとは本当に怖いもので、『まさか北朝鮮がミサイル発射した?』なんて不安が襲ってくる夜中なだけに中々判断がつかずパンツ一丁なのでとりあえずドアから顔だけ出して廊下を覗くそこにはなんと!同じようにドアから顔だけ出している10数人の日本人と中国人お互い目があって何となく、ヤバイ?よね?的な空気になりドアを閉めてズボンとシャツを着てエレベーターホールに集まるとにかく誰も韓国語が分からないようで行動を起こせずにいたので、非常口に1番近かった俺はとりあえず様子を見て来ようと思い非常階段を降り始めた幸い2Fだからなんかあればすぐ逃げられるだろくらいの気持ちでいたが、後ろからみんな着いて来ちゃったので責任重大1Fに着くも真っ暗な上にだだっ広いホールみたいなところで全く出口が分からない止まると不安になるので、方向音痴のクセにどんどん歩く後ろから中国人がなんか言いながら着いてくる行き止まりだったらシャレにならんラッキーな事にすぐにフロントの真裏にいる事に気付き脱出成功!12、3人の多国籍軍は無事避難完了この時点でおかしな事に気づくこんな大きな結婚式もやれるホテルに12.3人しか泊まってない?ホテル側の従業員もいない商談会の主催者もいないどーなってんの?まさかパラレルワールド?その間もサイレンは鳴り続けているが誰も出てこない煙も見えないし、消防車が近づいてる気配もないまさかセウォル号の時みたいに真っ先にホテルの従業員が逃げちまったわけじゃねーよな?なんて最悪な事を考えていると、テンパりまくってる女性従業員が走ってきて身振り手振りで誤報だと伝えてくるどうやらサイレンの止め方が分からないらしいみんなホッとしてまぁなにも無くて良かったと2Fに戻ると、えっ?なんで?2Fのエレベーターホールにはうっすら煙が舞っていて嗅いだことのない匂いがしてる明らかに何かが燃えた匂い誤報じゃなかったのか?さっきのあの従業員は誰だ?再び緊張が走る部屋に戻るも心臓は通常の5割り増しで打ち続ける先日たまたまニュースで見た中国のマンション火災で、孫をおぶった祖父がマンションのベランダづたいに必死に逃げる映像がフラッシュバックする最悪の事態を想定してカーテンをつなげておりればなんとか逃げられるだろとか考える窓を開けて下を覗くと2Fなのに4Fくらいの高さがあるカーテンが2メートルとして、レースのカーテンも含めて4つで8メートル、いや結び目を考えたら6.5メートルか?骨折はするかもだけど死にはしないよなそんな事を思いながら眠りにつけるわけもなくウトウトし始めたのは5:00すっかり睡眠不足で商談会場に行くと、ワンサカ人がいる『いやー昨日最悪だったね、寝不足だよ』『えっ?なにそれ?』『気づかなかった?凄かったじゃん火災警報器が誤作動して!』『えっ?全然知らない…』こんな会話がちらほら聞こえてくるランチや懇親会でたくさんの方とご一緒し、色々分かってきたサイレンが鳴ったのは1.2Fのみ誤報と言うよりは時間的に開けちゃいけないドアを開けてセンサーが働きスクランブル発進的に警報機作動ただなぜ1.2Fしか鳴らないのか仮に火が出てたら3F以上の人は全員死んでる誤報だと分かった後で2Fで見た煙と臭いは何だったのか謎は解けないままだったが最後の晩の懇親会で、衝撃の事実を知るあの日あの2Fに泊まっていたのに全く気づかなかったサオトメさんと言う方がいた。一度寝たら起きない体質らしく、朝までぐっすり眠ってたそうで、『ありえないでしょー!本当に火事だったら100%死んでるじゃん!』みんなから突っ込まれるあの日一度部屋に戻ってからも韓国語は止んだが、サイレンは鳴り続けていたので動画を撮っておいた。それを見せると、ほかのフロアに泊まっていた人達も、これで起きないなんてありえないでしょ!と突っ込まれ放題サオトメさんのお陰で盛り上がりまくり大爆笑の渦が巻き起こったが、サオトメさんは翌日7時に空港に着かなければならないのにホテルから電車で2時間半はかかるので4時には起きなきゃならないみんな心のどこかで密かに、乗り遅れたらマジ面白すぎると思っていたがその後どうなったのやらそれにしても本当に楽しい出張になった!いい商品とも出会えたし、出会いたかった人にも会えたやっぱり俺はツイてるなぁ!