デフレから脱却し景気を良くするためには何が必要かを考える
国債の金利が高騰していない今の現状では
政府が国債を発行して市場からお金を調達する余地はいっぱい残されている
民間でお金を使ってくれないのなら
政府が借金してでも、いっぱいお金を使えばインフレ方向に向かいデフレは解消される
政府がお金をいっぱい使おうとすれば可能なはずなのに
なぜ、そうされないのだろうかと考えると
借金が増えることを嫌がっている人たちが居るからだ
そこで、本当に借金はいけないことなのかという課題がある
浪費や賄賂のようなバラマキに使われるなら問題だが
経済を成長させ国民を豊かにするためだと話は逆だ
あの真備町の7月豪雨の被害を止めるために
着工予定だった河川工事をもっと前倒しでやっておけば被害を防げるようなこともある
日本という国家の国力を強くするために使われるような借金は◎だろう
真備町の豪雨被害で起きた官民双方の被害額がどれほどか知らないが
それに匹敵するような額を投入しておれば
被害を軽減しただけでなく全体の景気を押し上げる効果も有り
税収も増えることになり、結果として次第に財政赤字は解決されるということもあったはずだ
経済の専門家の中には、数字を挙げてこの事を予測し説明してくれる人もいるが
多くの御用学者などには、危機を煽り自分の商売のタネにしようとする人たちもいる
公務員の中に失敗を恐れる体質が有り、表面的な事なかれ主義に陥る傾向が有るように
経済学者の中にも堅実と言っては聞こえが良いが、分かり易く証明しやすい数字の上だけで考える人が多いようだ
責任逃れの体質と言っても良いが、オオカミ少年のようなところがある
「土建屋だけをもうけさせてけしからん」といった声が以前には有って
民主党政権(今の立憲民主党や国民民主党、希望の党)での事業仕分けなどでは公共工事も半減した
左翼政党ばかりでなく全体の雰囲気として財政赤字は問題だとする意見に支配されている
貧乏神に取りつかれているようにも見える
赤字は確かに問題ではあるが
あまりにも表面的すぎるのだ
政府の立場で考えても
良いお金(税金)の集め方 と 悪い集め方とがある
良い使い方 と 悪い使い方とがある
何事にもアメとムチの両面があり
アメも少量なら良いが多量だと弊害も出る
アメにもアクセルとブレーキの面がある
ムチも少しは必要だが多すぎると逆効果にもなる
ムチにもアクセルとブレーキの面がある
世界(状況)を正しく見て
常に両目で見るという事をしなければ正しい判断は難しい
この正しい判断をするためにもう一つ必要なことは
「理想」であり「志」であり
「反省」です
向かう先が見えなければどうしようも有りません
理想が明確でなければ、はっきりとした反省も出来ず進路変更も出来ません
求めるべき理想は、神の理想です
反省すべきは、神から観られてどうかという点です
人間は、皆、神の子、仏の子です
これは間違いが、絶対に有りません
神の願いがどこに在るのか、私たちの心の奥を見つめて探すと見えてきます
その心の中、見えにくい所を見ようとする文化が廃れているのが根本原因です
昔の「武士道」を思い起こすことです
「恥をしる」という文化を今一度浮かび上がらせる必要が有ります