第1143話 「 インナーケーブルの先端処理 」 | チョイ速ポタリング

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無芸多趣味…… ただいまRoad Bikeに夢中 ……不定期更新日記 
     

雨・夜は走行禁止。当然、レースなんかに出ない(出れない)ポタリング派





ブレーキ用ケーブルにしろ、シフト用ケーブルにしろ、その先端をカットし放置するとワイヤーの先端がばらけてきます。

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それを防ぐため、ケーブルキャップがありますが、キャップを外してケーブルを張り直したりした時に、下手をすると、ワイヤーがばらけて、アウターケーブルに通らなくなるし、ディレーラーとかブレーキの穴にも通らなくなります。


cable2



こうなると、長さに余裕があれば、ばらけた部分をカットして使いますが、余裕がなければ、新しいインナーケーブルに交換することになります。



そこで、ばらけを防止するために、ケーブルの先端をはんだ付けしています。


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まずは、カットした先端に
ステンレス用の糸はんだを巻きつけます。

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そこに、
強酸性のフラックスを塗り、はんだのノリを良くします。

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ガスバーナーではんだを溶かします。もちろんはんだごてを使うのもOkです。
(バーナーだと、溶けたはんだが飛ぶので、むしろ、はんだごてを使うのが正解です。)

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先端がはんだ付けされました。

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この処理後も危険防止のため、キャップはかぶせます。
たしか、レース出場の場合は、キャップ装着は必須要件ですよね。

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この処理をしておけば、調整作業などでインナーケーブルの抜き差しが何度でもできます。