自分を変えていくってさぁ、
自分の人生のちょっとした事柄1つ1つの、卒業式と入学式を自分で決めていくことだと思うんだよね。
卒業式して、入学式するって必ずしも嬉しいことだけじゃない。
前のステージが楽しければ楽しいほど、次のステージへ行くのが寂しかったり嫌だったりすると思うんだ。
小学校や中学校は、3月に卒業式が来て、4月になると自動的に入学式がやって来て、次のステージにいくことになった。
だから、不安だろうが楽しみだろうが、自動的に進んでいって、気がつけば大人になり、社会人になっている。
でも大人になると、自分で決めない限りは、具体的に変化していく事は少ないし、そうなると自分自身の感覚ではほとんど変化を感じる事がない。
肉体は衰え、時は無情にも過ぎ去っても、感覚だけは昔のままだ。
周りは変わっていっても、自分だけが変わっていない気がしているとなんだか取り残された気がする。
確かに変化していくことは、時としてあなたに辛い思いや苦しい思いをさせるかもしれない。
でも、変化とはそれだけなんだろうか。
僕はそれだけだとは思わない。
変化とはネガティブなことだけではなく、本来はポジティブな側面もあるはずだ。
そして、そのポジティブな側面が幸せや豊かさにつながっていて、満たされた充実感のある人生ともつながっていると思う。
思い出してみてほしい、新しいピカピカのランドセルとピカピカの教科書をもらってこれから始まる毎日が希望と期待で満ちあふれていたことを。
行動範囲が広がって今まで知らなかった世界を知り、自分は違う価値観を持ちながらも友としていれる出会いが楽しくて仕方がなかったことを。
あなたは今、卒業式の前の別離の恐怖やまだ見ぬ世界への不安と対峙している最中だろうか。
それとも入学式が終わって新しい世界に馴染み始めた頃だろうか。
どんな状態であれ、変化のプロセスを進もうとする人を僕は心から尊敬する。
そこには、自分自身を偽らず自分の弱さと向き合う勇気を持ち、自分の可能性を信じて進む決意が存在すると感じるからだ。
僕は限りある人生を共に過ごしたいのは、そういう弱さと強さと共に、向き合う勇気と意志を持った普通と思っている人達だ。
世界はそういう人を見捨てはしない。
奇跡を引き寄せる事が出来るとするならばそういう人。
あなたが一歩ずつでも前に進むことを諦めないならば、まだ見ぬ世界はより幸せで充実した人生をあなたにプレゼントしてくれるに違いない。