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「マレフィセント」
2014年公開。アメリカ製作のダークファンタジー作品
監督:ロバート・ストロンバーグ
脚本:ポール・ディニ、リンダ・ウールヴァートン
製作:ドン・ハーン、ジョー・ロス
製作総指揮:サラ・ブラッドショウ、アンジェリーナ・ジョリー、パラク・パテル
出演者:アンジェリーナ・ジョリー、シャールト・コプリー、エル・ファニング、サム・ライリー、ジュノー・テンプル、ミランダ・リチャードソン、イメルダ・スタウントン
人間が住む王国と平和な妖精の国が隣接する世界。
二つの国は長年対立が続き、人間の王国を支配するヘンリー王は妖精の国を討伐する機会を伺っていた。
翼を持つ妖精の少女マレフィセントはある日妖精の国に入り込んだ人間の少年・ステファンと出会い、やがて成長した二人は恋に落ちる。妖精の国に侵略戦争を仕掛けたヘンリー王はマレフィセント率いる妖精の兵士たちに返り討ちにあい退避する。重傷を負い寝たきりとなったヘンリー王は、マレフィセントを討った者に娘の王女を与え次代の王とすると宣言する。野心を抱き、兵士として平民から王の側近にまで成り上がっていたステファンは、マレフィセントが眠りについた隙に彼女の翼を切り落とし、王の元に届け次期王の座を勝ち取る。
恋人の裏切りを知り、強力な武器でもある翼を失ったマレフィセントは悲嘆に暮れるが、杖を手に立ちあがり、人間に捕らわれ殺されかけていたカラスのディアヴァルを人間に変身させ、忠実な下僕として使役する。
ステファンが王に即位し、王妃との間に王女のオーロラが生まれた事を知ったマレフィセントはオーロラの洗礼式に現れ、オーロラに16歳の誕生日の日没までに彼女が糸車に指を刺され死の眠りにつくと言う呪いをかける。許しを乞うステファンに対し、マレフィセントはさらに「真実の愛のキス」によって呪いが解かれること以外に呪いは解除できないと続ける。マレフィセントは真実の愛などないと考えており、つまりそれは絶対に解けない呪いであった・・・
ステファンは国中の糸車を集めて燃やし地下室に閉じ込め、さらにオーロラを3人の妖精に預け城外で身分を隠して養育させる。しかし妖精達は人間の子育てについて全く知識がなく、見ていられなくなったマレフィセントはディアヴァルとともに魔法で乳を与え成長を見守り続ける。オーロラは健やかに赤子から少女へと成長し、妖精の国を訪れてマレフィセントに対面する。オーロラは幼い頃からマレフィセントの存在を感じていたと語り、彼女を「フェアリーゴッドマザー」と呼んで心から慕い、森の妖精たちと遊ぶ楽しい日々を過ごす。マレフィセントは呪いをかけた事を後悔し、彼女への呪いを解こうとするが、マレフィセントですら解く事は不可能であった。
やがて16歳を前にしたオーロラは一人立ちを考え、家を出てマレフィセントと暮らしたいと考える。相談のために家に帰ろうとしたオーロラは、ステファンに挨拶するための旅に出ていた隣国の王子フィリップと出会う。
その後、3人の妖精に自分の出自と呪いの内容を聞かされたオーロラは、マレフィセントを問い詰め、慕っていた彼女が呪いをかけたという真実を知り、嘆きつつ城へ向かう。
ステファンは呪いを恐れるあまり心を病んで暴君となり、病に倒れた王妃の死も看取らず、マレフィセントの弱点である鉄製の武器を作らせることに執着しており、城に帰ってきたオーロラもすぐに部屋に閉じ込めてしまう。マレフィセントはオーロラに恋をしたフィリップのキスが彼女を救うと信じ彼を城へ運ぶが間に合わず、オーロラは呪いが成就して眠りにつく。ステファンはマレフィセントを殺すため急ぎ武器を準備させる。
果たして呪いは解けるのだろうか・・・
名作「眠れる森の美女」のスポンオフ作品で妖精国の女王マレフィセントに焦点を当てた作品
本来は主役のオーロラ姫にスポットが当たり、マレフィセントは悪役になるんだけど、今回はマレフィセントを主役した
悪役でありつつ、主役も担い、尚且つキーパーソンとなるマレフィセントは重要どころじゃない訳で、それを誰が担うの?言われれば、当代切っての名女優アンジェリーナ・ジョリーが担当
言ってみれば、アンジェリーナ・ジョリーが居たから成り立った作品と言えるのではないかな
それぐらいアンジェリーナ・ジョリーの存在が際立っていて、もうピッタシって感じ
で感想はと言うと・・・
良いね♪
面白い!
予想の範疇内としても良い具合で脚色してあるし、元ネタを逸脱しない程度に変えてるから、眠れる森の美女を知らなくても楽しめる
ダークファンタジーと言ってるけど、良質のファンタジー系です
とにかく、マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーのハマり役
39歳とまだまだ若いのに、年季の入った魔女がドハマりしてるとは、これも貫録の成せるワザ
ただ、あまりにも際立ちすぎて、本来の主役のオーロラ姫がかすんでしまうわ、ステファン王はどうしょうもない悪い奴になってるわ、本来オーロラ姫と結ばれるはずのフィリップ王子が居ても居なくてもいい存在になってしまって、可哀想だわ(笑)とマレフィセント以外は結構扱いが雑
どうしても人間側が悪い方に描かれている様に見えるので、手下のカラスのディアヴァルの方が良く描かれている
まあ、本来は悪い女王のマレフィセントに焦点を当てているのでしょうがないかな
ただ、ラストの締め方がウ~~~ンって感じ
ドラゴンが出てくる辺りはファンタジー映画の王道的な感じでグッと来たけど、最後の締め方がねぇ…
かなり強引な締め方でちょっと肩すかし
ラストの締め方がかなり不満ではありますが、それ以外はかなり良いです♪
昔の映画なんて、一人の大スターが居たら、それだけで映画が成立した
片岡千恵蔵しかり、阪東妻三郎しかり、嵐寛寿郎、市川雷蔵、赤木圭一郎、小林旭、石原裕次郎、女性だったら吉永小百合。
海外だったら、ジェームス・ディーン、オードリー・ヘップバーン、マリリン・モンローとか
今はスターが小粒になった感が無きにしも非ずだけど、このスターが居るからこそ、映画が成り立つなんて俳優が居ても良いと思うし、また居なくてはいけないと思う
往年の大スターと比べるのはチト乱暴な感じもするけど、一人のスターで成り立つ、映画ってやっぱり独特のオーラがあります
安心のブランドのディズニーとドハマりのアンジェリーナ・ジョリー
作品としても普通に良作
もし観ていないなら、普通に面白いので、お勧めです♪