新たまねぎの季節がやってきました。
季節を問わず手に入るたまねぎですが、収穫されるのは今の時期。
日持ちを良くするために、しっかりと乾燥されます。
乾燥させていない“新たまねぎ”をいただけるのは、収穫時期の今だけなのです。
先日、「白子たまねぎ」をいただきました。
千葉県白子町特産のたまねぎです。
ミネラルタップリの土壌で育つから、甘みが増すのだそうです。
薄くスライスして、お好みのドレッシングをかけるだけで、美味!
みずみずしく、辛みが少なくて、甘みがあります。
一般的に、たまねぎは、生食では辛味があり、加熱すると甘みが増します。
たまねぎ特有の辛味は、硫化アリルという成分です。
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収をよくする働きがあり、新陳代謝を活発にして、疲労回復を促してくれます。
また、たまねぎには、ビタミンB1・B6、ビタミンCやカリウム、カルシウムなども含まれます。
カリウムは、体内の余分なナトリウムの排泄を助けるので、高血圧や動脈硬化など、生活習慣病の予防にもよいでしょう。
たまねぎを薬膳でみると…。
脾、胃、肺、心に、働きかけ、寒熱は温性。
気の巡りや血流を改善する働きがあります。
食欲不振、消化不良、胃がもたれる、お腹が張る、ゲップ、吐き気が気になる…という方にオススメです。
たまねぎは、炒めたり、焼いたり、煮たり、蒸したり…とさまざまな調理方法ができますし、また、和、洋、中華…と、幅広いメニューに使われます。
常備しておきたい食材のひとつです。
季節の変わり目は体調を崩しがち。
最近は、寒暖差が激しいので、なおさらです。
季節ならではの“新たまねぎ”を楽しみつつ、元気で過ごしたいものですね。