頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師:宮岡です。

今回の話題は「腎臓とカリウムについて…」です。
今回は、腎臓についてのお話です。
肝腎要…と言われるように、肝臓や腎臓は、特に大事です。
要ですね。

近年は、腎臓を患う人が多くなっている傾向があります。
個人的には、食の西洋化や食品添加物を過剰摂取が原因と考えます。

それは、さて置き・・・
「腎臓病にはカリウム制限が必要」と言われています。
腎臓に問題ない人は、ピンとこないかもしれません。

カリウムを摂り過ぎると、腎臓に負担が掛かると言われています。

またしても、個人的な独り言です。
健康に寄与する食べ物でも、摂り過ぎは害です。

例えば、水も飲み過ぎは害ですし
塩も摂り過ぎは害です。

本題に戻ります。
腎臓のために、カリウムが豊富な野菜や果物を控えたりしている…
なんて人もいることでしょう。

腎臓病にはカリウム制限が必要な場合もありますが
全ての人が食事制限をする必要はないと思います。

腎臓の機能によって食べ方が変わるので、正しく判断することが大切です。


まずは、腎臓とカリウムの関係ですが
腎臓が悪くなると、なぜカリウム制限が必要になるのでしょうか…?

腎臓の働きから見ていきます。
腎臓は身体に溜まった老廃物を濾過して
尿として体外に排泄する働きがあります。

また、赤血球や血圧の調整に必要なホルモンを分泌します。

他にも、体内の水分や血液中のナトリウム
カリウムなどの電解質を調節する役割もあります。

腎臓の機能が低下すると、血液中のカリウム値が上がり
細胞内にカリウムが溜まることで
不整脈などのリスクが高まってしまうので、注意が必要です。


次に、腎臓病とカリウムの制限についてですが
正常な腎臓は、カリウムの多少にかかわらず
カリウム濃度を一定に保っています。

これは、必要な量だけ再吸収して
不要なものは、排出して体内のバランスを維持しています。

しかし腎臓の機能が低下すると、これらの働きが落ちてしまい
食事制限が必要になる場合があります。

ただし腎臓の機能が落ち始めてからすぐに
カリウム制限が必要になるわけではありません。
腎臓病の進行度による食事制限の目安は以下のとおりです。

●ステージG1 (GFR≧90)  :基本的にカリウム制限は必要なし
●ステージG2 (GFR60~89):基本的にカリウム制限は必要なし
●ステージG3a(GFR45~59):基本的にカリウム制限は必要なし
●ステージG3b(GFR30~44):カリウム2,000mg/日以下
●ステージG4 (GFR15~29):カリウム1,500mg/日以下
●ステージG5 (GFR<15) :カリウム1,500mg/日以下

ステージG1~G3aまでは、カリウムを制限する必要はありません。
カリウムの摂り過ぎにより腎機能が低下するのではなく
腎機能の低下によりカリウムの排せつが難しくなった結果
カリウム制限が必要になるのです。

ただし、服用中の薬や症状などによって制限が変わる場合もあるため
かかりつけ医に相談したほうが無難です。


腎臓病になるとカリウムを必要以上に制限する人がいますが
腎臓に合わせて食べ方を調整することが大切です。

アメリカバージニア大学医学部の研究によると
慢性腎臓病の人は、カリウムを豊富に含む野菜や果物の摂取量が
少ない傾向があることが示されました。

野菜や果物には、ビタミンやミネラル
食物繊維、抗酸化物質などが多く含まれています。

これらは身体にとって必要な栄養素です。
野菜の摂取量が減ると、身体に必要な栄養素が不足する危険性があります。


例えば、カリウムは身体に必要なミネラルのひとつです。
細胞の浸透圧の調整や神経刺激の伝達
心臓機能や筋肉の調節に関わっています。

また、ナトリウムを排出する働きがあり
塩分を摂り過ぎた時に、体外へ尿として排出します。

カリウムは、身体にとって必要な栄養素なので
腎臓の状態に合わせて食べ方を考えていきましょう。


「CKD診療ガイドライン2018」では
カリウム値が4.0mEq/L以上5.5mEq/L未満に管理することを推奨しています。

腎臓の機能には個人差があるので
定期的に血液データを確認しながら調整することが大切です。


野菜や果物には、身体に必要なビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
食べる量や質、バランスに注意しながら摂取することです。


カリウムの量は調理法によって変わります。
例えば、ホウレン草100gあたりのカリウム、生の場合は690mgです。
一方で、茹でた場合は490mg、炒めた場合は530mgです。

また、大根100gあたりのカリウム、生の場合は230mg
茹でた場合は210mg、切り干し大根は10gで350mgです。
カリウムは水に溶けやすい性質があるので、水にさらすとカリウムが減ります。

ただし、イモ類のジャガイモやサツマイモは
調理法によるカリウムの変化が少ないので考慮する必要があります。

サツマイモ100gあたりのカリウム、生の場合は480mg
蒸した場合は、480mg、焼いた場合は500mgと
ほとんど変わりありません。


腎臓病でも、自分に合ったカリウムの摂取量の範囲内であれば
野菜を食べて問題ないでしょう。

高カリウム血症にならない程度の摂取量であれば
老廃物の排出や血圧の調整に有効です。

葉物野菜は茹でることでカリウムが少なくなるので
腎臓病でも食べやすい食材です。

ホウレン草は、カリウムが多い食材ですが
茹でて和え物にして食べることでカリウムの量が抑えられるので
生野菜を食べられない人にも向いています。

緑黄色野菜と淡色野菜は含まれている栄養素は異なるので
バランス良く食べることが大切です。

また、リンゴは、他の果物に比べてカリウムが少なく
水にさらしてから食べるとカリウムの量を調整しやすいでしょう。

腎臓の機能が低下している人がカリウムを摂り過ぎると
不整脈や心停止を起こす恐れもあるため
カリウム制限を医師から告げられている人は、主治医の指示に従ってください。


カリウムの値が高い人は
カリウムを多く含む、バナナやメロン、アボカドなどは控えましょう。
イモ類もカリウムが多いので注意が必要です。

また、ドライフルーツは、生の果物を乾燥させて作られたものなので
少量でもカリウムの摂り過ぎになる恐れがあります。

煮詰めたソースなどもカリウムが多いので注意が必要です。

缶詰の果物は、カリウムがシロップに溶けているため
カリウムの量は少ないです。
食べる際は、シロップを捨てて、洗ってから食べましょう。

野菜ジュースは、濃縮されて作られているため
生野菜を食べるよりも、カリウムや糖質が多く含まれています。

加熱するため、ビタミンCが消失して
飲みやすくするために食物繊維が取り除かれているので
控えたほうが無難です。


カリウムには、高血圧の予防やむくみ改善、筋肉を正常に保つ働きがあります。

腎臓を患う前に、食生活を見直しましょう。
腎臓病だけでなく、食生活の乱れが病気の始まります。

野菜、海藻、魚、肉などをバランスよく食べましょう。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。




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