頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師：宮岡です。
今回の話題は、靭帯再建手術「トミー・ジョン手術」についてです。
今回は、「トミー・ジョン手術」ついてですが
この手術は、一般人には、ほぼ無縁です。
日本でもプロ野球選手が受ける手術として認知度が高くなっています。
昨年は、大谷翔平選手が受けたので
野球に明るくない人も、知っている人もいることでしょう。
今回は、日常生活に待ってく役に立たないですが
予備知識としてお話します。
最初に、トミー・ジョン手術がどんな手術ヵら始めます。
トミー・ジョン手術は、損傷したヒジの
内側側副靭帯（ないそくそくふくじんたい）を再建する（作り直す）手術です。
患者自身の身体から腱を採取して、損傷した靭帯の代わりとして移植します。
代わりと言っても、損傷した靭帯を全て取り替えるわけではなく
損傷した靭帯の上に「補強する」ように移植します。
この手術は、野球選手に実施される事が多いですが
格闘技やコンタクトスポーツの選手が何度も損傷して
機能不全に陥った内側側副靭帯損傷の治療法としても知られています。
手術で使用される腱ですが
最も一般的に使用されるのは、前腕の長掌筋腱（ちょうしょうきんけん）や
太ももの裏の半腱様筋腱（はんけんようきんけん）です。
長掌筋は、生まれつきない人もいるので
移植腱として使用しても問題ないと考えられています。
長掌筋がない人の場合に、半腱様筋腱を使います。
何回も手術する場合は、反対側のものを使います。
移植腱が靭帯として機能する理由ですが
移植で用いられる腱が靱帯と極めて似ているからです。
引っ張ったり、伸ばす…「牽引力」に対して強靭な組織であるため
手術後、骨の穴に通した部分が充分に骨に固着されれば
靭帯として機能することが期待されるからです。
そのためには、生体の適合性が高い「自分の身体の組織」を使用する必要があり
一般的には、人工靭帯では代用できません。
しかし、移植腱は元の靭帯と完全に同じ組織には変化することはありません。
また、強くなることもありません。
なので、トミー・ジョン手術をすることで運動機能は向上しません。
手術は損傷した靭帯を修復することが目的です。
球速の向上など直接的な運動機能の向上をもたらすものではありません。
しかし、リハビリテーション、トレーニングにより
全身をバランスよく鍛えることにより
ヒジに負担のかからないフォームや投球スタイルに変えることで
間接的に運動機能が向上することはあります。
アメリカの野球選手において
トミー・ジョン手術をする人が増えている傾向があります。
トミー・ジョン手術が始まったのは、約50年前です。
近年は、ハイブリッド手術などの新たな方法が報告されていますが
長掌筋腱を移植して靭帯を作り直すという手術方法は大きく変わらないようです。
トミー・ジョン手術をする人が増えている背景ですが
今までのプロ野球選手は、トミー・ジョン手術後に復活できず
現役を引退する選手が多くいました。
しかし、最近では、大谷翔平選手など
多くの日本人メジャーリーガーでも、復帰できる選手が増えてきたため
選手や医師が手術を推進したきたことが、手術が増えた一因でしょう。
復帰できる選手が増えている理由ですが
昔と手術の方法として大きな変化はないが
手術後のリハビリや、トレーニング方法が見直されて
運動機能が手術前よりも向上したことが考えられます。
余談ですが、ハイブリッド手術についてですが
ハイブリッド手術は
トミー・ジョン手術に加えて、人工靭帯を一緒に使用して
まだ骨に生着していない移植腱を保護する手術方法です。
移植腱が強固な靱帯として機能するまでの間
人工靭帯が物理的に支える効果が期待されています。
ハイブリッド手術の利点ですが
人工靱帯は移植腱よりも硬いものなので
手術後早期は靭帯に負担のかかる動作をした時に
人工靱帯が張って、その下にある移植腱への負担を軽減する利点があります。
そのため、移植腱が強固な靱帯の役割を果たせるようになる
約6ヶ月の間に、選手がリハビリや投球練習を
早めに再開できる可能性があります。
ただ、ハイブリッド手術をしたからと言って
早く元通りのプレーができることではありません。
加えて、医学的には
移植腱が靭帯として牽引力に耐える強度を獲得するためには
適度なストレスにさらされる必要があることも
ヒザの靭帯再建において明らかになっています。
人工靭帯があることは
最終的な靭帯強度に達することを阻害する可能性も否定できず
ある意味「両刃の刃」です。
手術後も、半年から一年は、違和感が残るようです。
投手であれば、以前のような投球が出来ても
投げた後に、以前にはなかったような痛みが出る場合もあるようです。
人間本来は、身体にメスを入れるようには出来ていません。
出来れば、手術はしないがいいです。
これは、トミー・ジョン手術やハイブリット手術に限りません。
全ての手術はしないほうが賢明です。
もし手術をするなら、慎重に判断しましょう。
一度手術をすれば、元に戻すことは出来ませんから…
今回は、靭帯再建手術「トミー・ジョン手術」についてお話しました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。
今回の話題は、靭帯再建手術「トミー・ジョン手術」についてです。
今回は、「トミー・ジョン手術」ついてですが
この手術は、一般人には、ほぼ無縁です。
日本でもプロ野球選手が受ける手術として認知度が高くなっています。
昨年は、大谷翔平選手が受けたので
野球に明るくない人も、知っている人もいることでしょう。
今回は、日常生活に待ってく役に立たないですが
予備知識としてお話します。
最初に、トミー・ジョン手術がどんな手術ヵら始めます。
トミー・ジョン手術は、損傷したヒジの
内側側副靭帯（ないそくそくふくじんたい）を再建する（作り直す）手術です。
患者自身の身体から腱を採取して、損傷した靭帯の代わりとして移植します。
代わりと言っても、損傷した靭帯を全て取り替えるわけではなく
損傷した靭帯の上に「補強する」ように移植します。
この手術は、野球選手に実施される事が多いですが
格闘技やコンタクトスポーツの選手が何度も損傷して
機能不全に陥った内側側副靭帯損傷の治療法としても知られています。
手術で使用される腱ですが
最も一般的に使用されるのは、前腕の長掌筋腱（ちょうしょうきんけん）や
太ももの裏の半腱様筋腱（はんけんようきんけん）です。
長掌筋は、生まれつきない人もいるので
移植腱として使用しても問題ないと考えられています。
長掌筋がない人の場合に、半腱様筋腱を使います。
何回も手術する場合は、反対側のものを使います。
移植腱が靭帯として機能する理由ですが
移植で用いられる腱が靱帯と極めて似ているからです。
引っ張ったり、伸ばす…「牽引力」に対して強靭な組織であるため
手術後、骨の穴に通した部分が充分に骨に固着されれば
靭帯として機能することが期待されるからです。
そのためには、生体の適合性が高い「自分の身体の組織」を使用する必要があり
一般的には、人工靭帯では代用できません。
しかし、移植腱は元の靭帯と完全に同じ組織には変化することはありません。
また、強くなることもありません。
なので、トミー・ジョン手術をすることで運動機能は向上しません。
手術は損傷した靭帯を修復することが目的です。
球速の向上など直接的な運動機能の向上をもたらすものではありません。
しかし、リハビリテーション、トレーニングにより
全身をバランスよく鍛えることにより
ヒジに負担のかからないフォームや投球スタイルに変えることで
間接的に運動機能が向上することはあります。
アメリカの野球選手において
トミー・ジョン手術をする人が増えている傾向があります。
トミー・ジョン手術が始まったのは、約50年前です。
近年は、ハイブリッド手術などの新たな方法が報告されていますが
長掌筋腱を移植して靭帯を作り直すという手術方法は大きく変わらないようです。
トミー・ジョン手術をする人が増えている背景ですが
今までのプロ野球選手は、トミー・ジョン手術後に復活できず
現役を引退する選手が多くいました。
しかし、最近では、大谷翔平選手など
多くの日本人メジャーリーガーでも、復帰できる選手が増えてきたため
選手や医師が手術を推進したきたことが、手術が増えた一因でしょう。
復帰できる選手が増えている理由ですが
昔と手術の方法として大きな変化はないが
手術後のリハビリや、トレーニング方法が見直されて
運動機能が手術前よりも向上したことが考えられます。
余談ですが、ハイブリッド手術についてですが
ハイブリッド手術は
トミー・ジョン手術に加えて、人工靭帯を一緒に使用して
まだ骨に生着していない移植腱を保護する手術方法です。
移植腱が強固な靱帯として機能するまでの間
人工靭帯が物理的に支える効果が期待されています。
ハイブリッド手術の利点ですが
人工靱帯は移植腱よりも硬いものなので
手術後早期は靭帯に負担のかかる動作をした時に
人工靱帯が張って、その下にある移植腱への負担を軽減する利点があります。
そのため、移植腱が強固な靱帯の役割を果たせるようになる
約6ヶ月の間に、選手がリハビリや投球練習を
早めに再開できる可能性があります。
ただ、ハイブリッド手術をしたからと言って
早く元通りのプレーができることではありません。
加えて、医学的には
移植腱が靭帯として牽引力に耐える強度を獲得するためには
適度なストレスにさらされる必要があることも
ヒザの靭帯再建において明らかになっています。
人工靭帯があることは
最終的な靭帯強度に達することを阻害する可能性も否定できず
ある意味「両刃の刃」です。
手術後も、半年から一年は、違和感が残るようです。
投手であれば、以前のような投球が出来ても
投げた後に、以前にはなかったような痛みが出る場合もあるようです。
人間本来は、身体にメスを入れるようには出来ていません。
出来れば、手術はしないがいいです。
これは、トミー・ジョン手術やハイブリット手術に限りません。
全ての手術はしないほうが賢明です。
もし手術をするなら、慎重に判断しましょう。
一度手術をすれば、元に戻すことは出来ませんから…
今回は、靭帯再建手術「トミー・ジョン手術」についてお話しました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。