頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師:宮岡です。

今回の話題は「ロキソニンは、痛みを止める?」です。
近頃は、街中で薬を販売する「ドラッグストア」が増えましたね。
当店の近所にも「ドラッグストア」がありますが
販売する商品の半分ぐらいは、生鮮食品などで
ほとんどスーパーマーケットのようです。

そんな身近になった「ドラッグストア」ですが
それだけ、薬が身近になり、手軽に薬を買えるようになりした。

何度も繰り返して、くどいですが
薬は毒です。

薬を飲むのは自己責任です。
市販薬とはいえ、薬は毒です。
毒を体内に入れていることは、必ずリスクがあります。

これを前提にお話します。
今回は、薬の中でも身近なロキソニンです。

ロキソニンは、頭痛、生理痛、歯痛、ケガなど
さまざまな痛みがある時に服用する人が多いかと思います。


ロキソニンを肌身離さず持ち歩いている人もいるようですが
誤った服用方法をしている人もいるようです。


まずは、ロキソニンの作用機序ですが
体内で炎症などが起きて発痛物質(プロスタグランジン)が作られると
痛みや発熱が起こります。

ロキソニンは、発痛物質(プロスタグランジン)が生成されるのに必要な
「シクロオキシゲナーゼ」という酵素を阻害することにより効果を発揮します。


ロキソニンは、「痛み止め」だと認識している人も多いと思いますが
ロキソニンは、「痛み止め」だけでなく、解熱作用や抗炎症作用があります。

「痛み止め」としては
頭痛、歯痛、生理痛、打撲痛などに効果があるようです。

服用できる適応年齢は、15歳以上ですが
妊娠中、授乳中、持病がある人は、医師または薬剤師にご相談が必要です。

余談ですが、「痛み止め」と言う表現は適切ではありません。
痛みを止めているのではなく、痛みを感じないようにさせているだけです。
いわば、「マヒ」させているのです。

痛みを根本から止めていないのですから、注意が必要です。
やむを得ない場合を除き、痛みを止めることは危険です。

それでは、本題に戻ります。
ロキソニンを服用して、効果が発揮するまでの時間ですが
ロキソニンは服用すると、約30分で血中最大濃度に到達します。

服用後15分くらいから、効果を感じると言われています。
薬の中では、早く実感できろるようで
薬の濃度が体内で半分になるまでに、約75分かかります。

市販薬のロキソニンは、服用間隔が4時間
1日最大3回までとされています。
【厚生労働省「医療用医薬品ロキソニン錠60mgの添付文書」:参照】

薬は毒なので、一日の許容限度があります。
少量だと、体内で解毒できますが、許容範囲を超えると
解毒できないので、身体に悪い影響が出ます。

しかし、許容範囲内でも、身体に悪影響があります。
これを、副作用と呼びます。

ロキソニンの副作用ですが
ロキソニンの副作用で代表的なものは
消化器症状と言われる胃痛、吐き気、腹痛、食欲不振などの症状です。

悪化すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などにも罹ります。
むくみ、眠気、口内炎などの報告例もあります。

最近では、大腸・小腸の閉塞、狭窄(腸閉塞)の副作用の報告が
新たに報告されています。


ロキソニンの重大な副作用として
ロキソニンの成分によるアレルギー、アスピリン喘息と言われる喘息発作
急性腎障害などがあります。

過去に、他の痛み止めや解熱剤でアレルギーや副作用が出たことがある人や
喘息がある人、腎機能に指摘を受けたことがある人は
事前に医師または薬剤師に相談したほうがいいでしょう。


ロキソニンを頻繁に服用すると
胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすくなるでしょうか…?

ロキソニンを含むNSAIDS(エヌセイズ)と呼ばれる解熱鎮痛剤は
消化器の副作用に注意が必要です。

NSAIDSを服用すると、毒(薬効)の影響で胃のバリア機能が低下します。
副作用として、消化器症状が出現します。

続けて服用すると、常に胃のバリア機能が低下している状態が続くため
更に症状が悪化していきます。

ロキソニンはプロドラッグと呼ばれる
胃の副作用を軽減するように改良されている薬剤です。

それでも頻繁に服用すると、副作用は出やすくなます。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを防ぐためにも
胃痛や吐き気、食欲不振など、消化器症状が出なくても
急を要する場合を除いて服用は控えましょう。


また、腎機能が低いと指摘されたことがある人は注意が必要です。
ロキソニンは、体内でプロスタグランジンの生成を抑制することにより
痛みや発熱に効果を発揮します。

しかし、このプロスタグランジンが低下することにより
腎臓の血流が減り、腎臓に多大な負担をかます。

高齢者も腎機能が低下している場合が多いので、注意が必要です。


やむを得ず、ロキソニンを服用する際には
胃腸障害を予防するためにも、必ず食後に水で服用することです。
食事が摂れない時は、ロキソニンを服用しないことです。

また、市販薬のロキソニンの服用間隔は、4時間以上です。

追加で服用する際は、5~6時間以上空ける必要があります。


ロキソニンなどの「痛み止め」を過剰に服用すると
薬物乱用性頭痛のリスクが高まります。

薬物乱用性頭痛は、薬剤の使用過多によって
脳が痛みに過敏になり、頭痛を引き起こす症状です。

痛みをマヒしない人は、過剰に痛みを感じる場合もあります。

最後ですが、ロキソニンは、ワーファリンと併用すると
ワーファリンの効果が増強する可能性があるので、危険です。

一部の抗生剤と併用で痙攣(けいれん)の副作用の報告もあります。
ロキソニンでなくても、他の痛み止めや解熱剤の併用は避けることです。

総合感冒剤の中にも、解熱鎮痛剤が配合されていることは多いので
注意が必要です。

他にも併用することで、薬効が打ち消される場合や
重篤な副作用が出る場合があります。

薬を併用する場合は、主治医、薬剤師に相談したほうがいいでしょう。
ただし、相談すると、追加して薬を処方される場合があります。

くどいですが、薬は毒です。
やむを得ない場合を除き、薬は服用しないほうが賢明です。
今回は、「ロキソニンは、痛みを止める?」と題して
薬についてお話しました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。




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