頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師:宮岡です。

今回の話題は「鶏肉を食べ過ぎると、痛風になる…?」です。
今回は、肉のお話ですが、鶏肉です。
鶏肉と言えば、牛肉や豚肉に比べて、健康的な印象を持つ人が多いでしょう。
それにもかかわらず、鶏肉で痛風になる…?

健康的な鶏肉で、健康を害するなんて…
と言うことで、お話します。

YouTubeなどの動画サイトで、筋肉ムキムキの人が
自らの食事メニューを語っている場面があります。

その中で、毎食、鶏肉を食べていると言う人も多いです。
鶏の「むね肉」や「ささ身」を積極的に食べているようです。

鶏のむね肉やささ身は、脂身が少なく、筋トレやダイエットに適しているようですが
実は、プリン体が多く含まれています。

必要以上に摂取すると、痛風の原因になるなど、健康被害が高まるようです。

その前に、そもそも「プリン体」とは何でしょうか…?

プリン体とは、細胞の核の中にある遺伝子の構成成分です。
体内でも作られる、人間の生命活動に必要不可欠な物質です。

細胞内や食べ物から摂取したプリン体が血液中に運ばれると
肝臓で分解されて、最終的に尿酸になります。


通常は、余分なプリン体は、尿や便と一緒に排泄し、一定量に調節されていますが
食事や乱れた生活習慣の影響で尿酸が多くなり過ぎると
「高尿酸血症」を起こします。

この状態が続くと、尿酸が結晶化して関節に沈着し、炎症を起こし
「痛風」と呼ばれる症状が発生します。


日本痛風・核酸代謝学会の『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』によると
性別・年齢問わず、1日400ミリグラムを目安にしたプリン体の摂取制限が
示されています。

それでは、鶏肉以外に、プリン体が多く含まれる食品ですが
プリン体は、あらゆる生物の細胞内に存在するため、多くの食品に含まれています。

特に、レバーや白子、あん肝、エビ、タラコ、カツオ、イワシ、サンマ
などの動物性食品に多いです。
アルコール飲料の中では、ビールに多く含まれています。

鶏のむね肉には、141mg(100グラム当たり)
鶏のささ身には、154mg(100グラム当たり)のプリン体が含まれます。

鶏肉は、肉類の中では、カロリーが低いですが、プリン体量は最も多い食材です。


「プリン体=悪」だと思われているかもしれませんが
プリン体は、先ほどお話しした通り、細胞の核を構成する成分なので
ほとんどの食品に含まれており、生命活動に必要な物質です。

問題なのは、プリン体が分解された後、尿酸の血中濃度が高くなることです。
食事による取り過ぎはもちろん、体内で尿酸を作り過ぎたり
余分な尿酸を排泄しにくい体質であることも、尿酸値が高まる原因です。

その背景には、乱れた生活習慣や食習慣が大きく影響しています。
激しい運動や筋トレ、偏った食事や、暴飲暴食、飲酒などが大きく関係しています。


更に、プリン体の80~90%は体内で作られます。
実は、食事由来のプリン体は、10~20%ほどです。

尿酸値を下げるためには、食事に含まれるプリン体を摂り過ぎないことも大切ですが
それよりも生活習慣の見直しや運動量や肥満などの改善の方がより重要です。

食事についてですが
先述の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」で示されている
プリン体の1日の摂取量の400mgは、鶏のむね肉であれば
大きめで1枚分程度です。

鶏肉に偏らず、豚肉や牛肉、卵、魚など
プリン体の低いタンパク源を組み合わせることで栄養のバランスも改善します。

プリン体は水溶性なので、調理法としては、「茹でる」「煮る」がお勧めです。
3分の2程度を減らすことができると言われていますが
煮汁やスープにプリン体が溶け出しているため、飲み干すと意味がありません。


既に尿酸値が高い人は、尿酸値を下げるために
腎臓から尿酸を円滑に排泄できるよう、尿をアルカリ性に近づける必要があります。

アルカリ性食品である野菜やキノコ類、イモ類、海藻を多く摂取しましょう。
尿量を増やして、尿酸の排出を促すために、適度な水分摂取も大切です。

また、激しい筋トレなどの無酸素運動は尿酸値を上げるので
無酸素運動は、短時間に留めて、散歩やランニングなど有酸素運動をしましょう。


タンパク質は、健康を維持するためには、必要な栄養素です。
鶏のむね肉やささ身は、低カロリー・高タンパクな食材ではありますが
取り過ぎや、主食の代わりに食べると、栄養のバランスを崩します。

1日の摂取エネルギーに対するタンパク質、脂質、炭水化物の割合を示した
いわゆる「PFCバランス」を崩してしまうと
脂肪として蓄えられたり、腸内環境を乱したりします。

筋肉増強のためにやっていることが、逆に代謝を落とす原因になり得るのです。
余談ですが、糖質制限も、「PFCバランス」を崩す原因となり
食欲が増したり、肥満の原因になり得ます。

また、豚肉や牛肉、魚介類、卵には
鶏のむね肉やささ身だけでは摂取できない栄養素が多く含まれています。
タンパク質は、栄養素の一種ですから、その他の栄養素とのバランスが重要です。


くどいようですが、健康に寄与する食材でも
食べ過ぎは、健康を害します。

私は、肉類としては、鶏肉を基本的に食べています。
ただし、手羽元や胸肉、もも肉など、同じ部位ではなく
違う部位を食べるようにしています。


あと、鶏肉は、国産が基本です。
外国産・・・ブラジル産やタイ産は、食べてはいけません。

なぜなら、ブラジルに住むブラジル人は
日本向けの鶏肉を食べません。

ブラジルは、日本の真裏にある国です。
地球の反対側から輸送するのに、なぜ、あれほど安いのでしょうか?
運賃だけでも、相当な額です。

それだけ、安く生産できるからです。
ブラジルでの日本向けの鶏肉は、もはや「工業製品」です。
近い将来、健康被害に逢いたくない人は、食べてはいけません。


横道にそれましたが、鶏肉の食べ過ぎは、痛風の原因です。
食事もバランスよくいただきましょう。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。




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