約頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師:宮岡です。

今回の話題は「菌は、生きたまま腸に届かないと意味がない…?」です。
今回は、菌についてのお話です。

菌と言うと、あまり良いイメージがない人がいます。
「ばい菌」と言えば、良いイメージを持たない人が多いかと思います。

体内には、約90兆個の菌が住んでいると言われています。
人間の細胞が、約37兆個ですので、細胞の二倍以上の数です。

そんな菌ですが、コマーシャルでも菌が入った製品の宣伝も多く散見します。
その中で、「生きたまま腸まで届く」ことを謳った商品が販売されています。

この有用菌は、サプリメント業界でも贔屓の原料です。
毎日有用菌を摂ろうと、せっせと食べている人も多いと思います。

菌には、生菌と殺菌体(いわゆる死菌)が存在します。
これらの菌についてお話します。

生菌と殺菌体(いわゆる死菌)の違いですが
生きている菌を「生菌」、死んだ菌を「殺菌体(いわゆる死菌)」と呼びます。


生きたまま腸に届き、効果を期待する有用菌のことを生菌と言います。
プロバイオティクスとして認識している人もいるかと思います。


最初に一般的となったプロバイオティクスの定義はですが
イギリスのフラー博士が1989年に発表した
「腸内フローラのバランスを改善することにより
人に有益な作用をもたらす生きた微生物(有用菌)」を指します。

後に、プロバイオティクスの作用をより広範囲に捉えた
「充分に量を摂取した時に宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす生きた微生物」が
国連の食料農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)による2002年の合同会議で
採択され、現在ではこの定義が主流です。


生菌の一部は、生きたまま腸にたどり着くことができますが
食べ物として口から入った有用菌の多くは、胃酸や胆汁酸などによって
死滅してしまうことが判っています。


次に、殺菌体ですが
乳酸菌を加熱殺菌処理して加工したものです。
バイオジェニックスとも言われます。

バイオジェニックスとは、プロバイオティクスと異なり
「腸内フローラを介さず身体に直接働きかけ、腸内フローラのバランスが
正常になるように働きかけるもの」とされています。

菌は死んでしまっているため体内で増えることはありませんが
胃酸で分解される心配がありませんので安定したまま送り込むことが可能です。


それでは、死滅した菌…殺菌体でも効果はあるのでしょうか…?
菌は、生きていないと意味がないと思うかもしれませんが
菌は、必ずしも生きていなくてもいいようです。


実際に殺菌体の機能性は、色々あります。

●免疫を調整する機能
スギ花粉症の自覚症状がある、成人男女を
殺菌発酵乳(L-92)摂取群とプラセボ群に分けて
スギ花粉の飛散シーズンに6週間摂取し、自覚症状、医薬品の使用頻度から
算出したスコア(symptom- medicationscore…以下SMS)を用いて比較したところ
摂取期間中のSMSの平均値を日ごとに計測した時L-92を摂取した群において
有意に低値で推移したことを報告しています。

感染予防効果については
冬季に風邪をひきやすい自覚がある、成人男女を対象に
殺菌発酵乳(L-92)を含む食品を8週間摂取した結果
唾液中のA型インフルエンザウイルスの検出率および起床時の体温測定での
38度以上の発熱者の数が有意に低下したという報告があります。


●体脂肪を低減する作用
肥満度が正常高値から肥満1度の人(BMI23以上30未満)に
殺菌発酵乳(CP1563由来の10-HOAを含む)飲料を一日本18週間摂取したところ
腹部内臓脂肪面積や全体脂肪面積の有意な減少が確認されました。

また、HDLコレステロールの構成因子であり、組織からの脂肪や
コレステロールの排泄に関わるアポリポプロテインA-1の血漿中濃度も
有意に増加することも報告されています。


●精神的ストレス緩和作用
健康な男子学生に殺菌発酵乳(CP2305) 摂取群とプラセボ群に分けて
4週間摂取したところ、プラセボと比較して、不安、抑うつ、全体的な睡眠の質が
大幅に改善されました。

また、殺菌発酵乳(CP2305) 摂取群では
ストレスマーカーであるコルチゾールの濃度が低下したことから
ストレスの緩和にも期待できます。

ちなみに、生菌が胃酸や胆汁酸などによって死滅してしまっても
有用菌の餌になる
ため、生菌も死んでしまったからと言って
効果が期待できないわけではありません。

また、生菌と殺菌体は併用しても問題ないようです。

ただ、有用菌には飲用する人(個体差)によって、有用菌には合う合わないがあります。

有用菌を摂って調子が良くなる人もいれば、逆に不調につながる場合も考えられるため
いろんな有用菌を摂取して、自分に一番合ったものを探す必要があります。

また、有用菌も栄養素と同様に、いろんな種類をバランスよく摂取することで
相乗効果が期待できます。

エビデンスだけに頼らず、自分の身体に聴いてみて
有益な物を摂りましょう。

これは、菌だけに限りません。
全ての食べ物に通じて言えることです。
身体に合うか会わないかは、人それぞれです。

自分の身体に聴くとことは、目を閉じて、ゆっくり良く噛んで食べることです。
テレビを見ながらの「ながら食い」や「早食い」
水で流し込むなどをすると、全く分かりません。

目を閉じて、ゆっくり良く嚙んで食べることです。
食べ過ぎも防止できます。


今回は、菌のお話でした。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。



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